2010年6月14日月曜日

ついに開幕、眠れぬ1ヶ月の始まりだ


いや~、もうついに開幕しちゃってからサッカーな毎日で、夜中騒いで朝方眠っての生活パターンが始まってしまいました。
金曜、土曜日は用もないのに南アに行ってしまったかどうか、確認の電話が3件も入る。行きたいのは山々なのだが先立つものも無いし、行ったところで街中で呑んだり騒いだりもできない試合以上の楽しみも不可能な特殊な地域だし、2012年のユーロのためにも資金も体力も温存すると決めた。ということなので、今回はテレビに専念するぞ、と何度も自分にも言い聞かせております。 よって本当に日本にいるかどうかの確認はこの場を借りて“行かないから”とあらためて表明しておきますw

ということで、11日の開幕以来すでにグループA~グループDの初戦が噂にたがわぬ強烈なブブゼラ音のもとで行われたが、やはりどの試合も素晴らしい。技術的には欧州CLのほうが世界一にふさわしいというが、国を背負うというプライオリティと独特なテンションが、なんともフットボール愛好者を至福感に包み込む、まるで合成向精神薬のような効き目があるな、ほんと。

以下、11日から土日の観戦雑記。

11日
●グループA「南アフリカ1-1メキシコ」
オープニングゲームは開催国の南アフリカがどこまでメキシコに食い下がれるのかというポイントだったが、前半は予想通りメキシコが試合を優位に支配していた。ところがシャバララの目の覚めるようなファインゴールで一転南アが俄然攻勢に入り、試合は南アペースに。メキシコは押されながらも何とか試合を振り出しに戻し勝ち点1を分ける。ブランコ、マルケスらベテランの老獪な経験値に南アの勢いもかわされた格好。大会のオープニングを飾るにふさわしい好ゲームだった。
●グループA「ウルグアイ0-0フランス」
フォルランvsリベリー、スアレスvsアネルカ、実力伯仲で試合も一進一退。途中から投入されたアンリはペナルティエリアで相手のハンドを得たかに見えたが認められず、因果応報というやつか。西村主審グッジョブ。この試合のドローでグループAの行方は混沌としてきて、一番面白い展開になってきた。

12日
●グループB「韓国2-0ギリシア」
イ・ジョンス、パク・チソン。日本になじみの深い2選手の見事なゴールで2004年の欧州王者に快勝。まったく危なげない試合振りで韓国史上最強の定評を証明した。次がアルゼンチン、ナイジェリアと強豪との対戦を残すもどちらかを食って16強へ、という筋書きが見えるほどの底力を感じる。


●グループB「アルゼンチン1-0ナイジェリア」
今大会の華メッシが実力の片鱗を見せたが何度となく撃ったシュートはことごとくゴールに嫌われる。スコア的には緊迫したがアルゼンチンがもっと楽に勝てた試合。メッシやベロンよりマラドーナの一挙手一投足に注目が集まる。存在感は現役時と変わらないのが笑える。
●グループC「イングランド1-1アメリカ」
開始早々のジェラード兄さんの一発でイングランド圧勝かと思いきや、アメリカはDF陣の集中した守りと鋭いカウンターでほぼ互角の戦いを続ける。こういうチームには神も味方するのだろう、ジャブラニの不規則弾動でイングランドGKグリーンの痛恨のミスを誘う。運にも恵まれたがアメリカはもはや世界の強豪国と充分肩を並べるまでに成長したと見るべきだろう。


13日
●グループC「アルジェリア0-1スロベニア」
民族の英雄ジダンの観戦で張り切っていたアルジェリアだがスロベニアの堅い守りを崩しきれず。そうこうしているうちにスロベニアのなんでもないシュートにジャブラニの魔法がかかって手痛い失点。運にも見放されたがイングランド、アメリカに比べ両国ともレベル差を感じてしまう。波乱は起こせそうもないか。
●グループD「セルビア0-1ガーナ」
秘かにグループリーグ突破以上を狙うセルビアだったがガーナのエネルギッシュなアフリカンサッカーに痛恨のPK負け。アフリカびいきのブブゼラの怒涛の音量にすっかりやられてしまった。ドイツが図抜けているのでセルビアの上位進出の夢は厳しくなった。
●グループD「ドイツ4-0オーストラリア」
ポドルスキ、クローゼ、ポーランド系ドイツ人の爆発でアジアの強豪を一蹴。2002年のサウジ戦を思わせる見事なゴールラッシュ。日本もオランダに同じことをやられるような妙な不安にかられてしまう。

さてさて14日は評価は堕ちるところまで堕ちたわが代表の登場ということで 大会は個人的に最初のクライマックスを迎える。この結果次第で以降のワールドカップの盛り上がりに凄く影響するわけで、ホント頼むよ岡ちゃん!

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

良かったですね! とにかく、勝って。門外漢の私でも、昨夜は興奮しましたです。

秋山光次 さんのコメント...

たとえ泥くさくても、勝たなきゃ何もならないことを実感しました。

あんなに魅力に欠けるだの不人気だのぼろくそ言われたけど、一夜明ければ評価も180度変わってしまうw

ほんとくだらない雑音にめげずに頑張ったスタッフはじめ選手におめでとう、そしてありがとうと言いたいです。