2017年3月2日木曜日

週間呑みアルキスト2.1~2.28





●2月5日
千葉のジュニアスポーツ紙の仕事でフクアリに女子サッカー新人戦の決勝戦を取材。カメラのKG氏と新宿で待ち合わせた午前中は、天気が崩れるといった予報に反して快晴。雨の取材は勘弁と思っていたのでヨカッタヨカッタ、とピクニック気分で蘇我を目指したが、会場到着後しばらくしてから雲が早く流れるようになり、試合開始後にわかに雨模様に。それでもなんとか本降りになる前に試合終了で大急ぎで撤収。フクアリの向かいにあるフットサルコート併設の『KEL Cafe』で遅いランチ。会場に来ていた関係者、父兄含めて小生とKGカメラマンがs最高齢1番2番は間違いないが、
高校生たちの頑張ってる姿を取材するのも、気分が若返って楽しいものである。


●2月8日
松竹試写室にてヴィゴ・モーテンセン主演の『はじまりへの旅』の試写。モーテンセンがオスカーノミネートされたこともあって満席の盛況。人里離れた山間地でコミューンのような生活を営むファミリーが、病死した母の葬儀に出るため都会に出てきてカルチャーギャップを受けて変わっていくというストーリー。かつてはサブカルの頂点にあったような生きざまがいまや逆に滑稽に映ってしまうアメリカの団塊の世代だが、保守回帰するトランプ時代の中で見失ってはいけないものを、静かに表現しているように思える。


●2月9日
沖縄に嫁いで現地でフリーの編集者として活動しているIM嬢が上京し来社。事務所の近所の肉バル『路地裏バルO's』で会食。元気そうで何より。


●2月10日
Bリーグ、千葉ジェッツの取材で、西船橋の運営会社を訪問。西船橋もエキナカは色々とショップも多いのだが、いざ外に出てみると意外と寂れ感が漂う。ちょっと遅めのランチをとろうとおもったのだが、マックみたいなところぐらいしかなく、しばらく探して『南風堂珈琲店』という昔ながらの喫茶店に落ち着く。


●2月13日
かつての編集者仲間で現在は自ら趣味のモデラーやトイ関連の媒体を主宰している(そこで小生も寄稿しているのだが)RE氏が来社。神保町の『SOUP DELI』でランチをとったのち『神田コーヒー』でゆっくりと午後のひと時を昔話で盛り上がる。マレーシア空港で金正男が暗殺されたというニュース。身内をも粛清するとは。狂気に満ちた恐ろしい事件だがなんだか北朝鮮の崩壊前のあがきのようにも映る。


●2月19日
入稿の合間に隣の『明治屋2nd』で常連さんのお誕生日会に顔を出す。小腹を満たした後はまた仕事へと復帰。


●2月24日
電子書籍を扱うBB社のSZ氏が来社。打ち合わせ後、洋食の老舗『鳴海』で食事後、『神田コーヒー』でミーティングの続き。電子書籍もなかなか商売になっていくには時間がかかりそうだ。


●2月26日
アカデミー賞の発表を翌日に控え、なんといっても大本命の14部門にノミネートされた『ラ.ラ.ランド』を観ておこうと地元のシネコンに出かける。さすがに話題作と会って結構な入り、お客さんも幅広い年代にわかれているようだ。映画の方は32歳の若木監督デミアン・チャゼルの映画おたくぶりが満載のめちゃ楽しいミュージカル。スタイリッシュでダンスも音楽も素晴らしいの一言。ちょっと切ない恋物語もいい。こんなに楽しいことばかりの世界に憧れない人間はいないだろう。危険をおかしてでも国境を越えてくるのも仕方ないわな。


●2月27日
午前中のアカデミー賞発表はWOWOWが中継。『ラ.ラ.ランド』は作品賞は逃したものの監督、主演女優、美術の4部門受賞。アンチトランプの状況さえなければ、作品賞も取れていたかもしれない(いったんは受賞の誤発表のアクシデントもあったが)。夕方、編集者のOK氏とKM氏と打ち合わせ。珍しく金欠のKM氏がご馳走してくれるというが『サイゼりア』と聞いて、ならばこちらも負担するからと別のところをリクエストすると『テング酒場』ならということで妥結。お言葉に甘えてホッピーをがぶ飲み。