2012年8月20日月曜日

週間呑みアルキスト7.23~8.19


●7月25日
前週よりテレビ雑誌のオリンピック特集で忙殺。この日よりいよいよロンドン五輪が開幕するが、週刊誌のデイリー特集の製作に突入しなかなか終わらない。翌週の見どころなぞを書きながら、なでしこジャパンのカナダ戦を鑑賞。

●7月26日
ロンドン五輪は男子サッカーのスペイン戦。この日ばかりは早めに帰宅してスペイン産ワインを準備しての家呑み観戦。サッカー史に残る番狂わせ達成!

●7月27日
開会式。深夜(というか早朝)にちびりちびりやりながら、東京五輪の開会式を思い出し、古いVTRを取り出して市川崑監督「東京オリンピック」を全編見てしまう。

●7月28日
いよいよサッカー以外の本番が開幕。女子柔道の福見の敗退に唖然。なでしこは予選ラウンドの大一番スウェーデン戦。家呑み。

●7月29日
男子サッカー、モロッコ戦。家呑み。北島100平あかん。男子体操団体予選も不振。

●7月30日
『明治屋2nd』でちょい呑み。やっと柔道で松本が金、中矢は惜しくも金を逃す。

●7月31日
なでしこ、南アフリカ戦。家呑み。グループリーグ2位位狙い当然のこと。

●8月1日
男子サッカー、ホンジュラス戦。家呑み。 1位通過!関塚ごめん。

●8月2日
柔道不振続く。『明治屋2nd』でちょっとした論争に巻き込まれ終電まで。

●8月3日
なでしこは決勝トーナメント1回戦。ブラジル撃破!

●8月4日
久しぶりにカメラマンのKG氏、KJ氏と外呑み。四谷の中華『徒歩徒歩亭』で食事、『3Circle』にハシゴ。
男子サッカー、準々決勝エジプト戦は3発快勝でベスト4へ!

●8月5日
女子マラソンを見ながら家呑み。室伏は3位、ボルト完全復活。

●8月6日
なでしこは準決勝フランス戦。厳しい試合だったが少ないチャンスを活かして2-1の勝利!いよいよ決勝進出だ!

●8月7日
会社帰りに新宿二丁目『t's bar』で一杯ひっかけて気勢を挙げてから男子サッカー、準決勝メキシコ戦。しかしながら大会前のダメ代表に戻って完敗。ここまでか。

●8月8日
女子レスリング強し!

●8月9日
神保町に新しくオープンしたイタリア料理『オステリアアプント』にデザイナーAK氏、ST嬢、T出版O社長で会食。小じんまりしたレストランだが明るい店内はきれいで感じが良い。味もそこそこ。神保町はイタメシが根付かないと言われているので是非頑張って欲しい。なでしこはいよいよ決勝戦。強敵アメリカに2発先行され苦しい展開だが魂の戦いで肉薄。惜しくも1-2でワールドカップの再現ならず。

●8月10日
お台場のテレビ局で会議後、編集のTM嬢、SM嬢とアクアシティ『TO THE HERBS』のハッピーアワーでピザをつまみながらビールを一杯。

●8月11日
李明博の竹島上陸で騒然とする中、男子サッカー3位決定戦は因縁の韓国戦で家呑み観戦。2発くらって気合負け。この敗戦でこれまでの快進撃全てが無に帰す。関塚ごめんは取り消し。

●8月12日
男子マラソンを家呑み観戦。後味の悪い韓国戦は政治アピールでメダルはく奪の可能性も。お笑い反日愛国主義自爆で笑かしてくれる。めしウマ~。閉会式を観ながら寝落ち。

●8月14日
T出版O社長、デザイナーAK氏と神保町のシンガポールレストラン『マカン』で会食。久しぶりにタイガービールをがぶ飲み。

●8月17日
新宿二丁目『t's bar』に立ち寄り、常連のEB社ST氏と呑んでいるうちに、元K社でお世話になった編集者のFJさんと映画ライターのUB嬢が入店してきてビックリ。映画の話はやはり楽しい。







2012年8月14日火曜日

4時間半の試写 『ミステリーズ 運命のリスボン』


世の中はお盆休み、都心の交通はガラガラ。本日は会社にいても電話も鳴らないので、こういうときじゃないとと全編4時間半の長編映画『ミステリーズ 運命のリスボン』の試写に午前中から出掛ける。昨年8月に没した名匠ラウル・ルイス監督が生前最後に完成させた作品でポルトガルの文豪カミロ・カステロ・ブランコが原作。19世紀、リスボンの教会の寄宿舎に身を寄せる一人の孤児の出生の秘密を解き明かしながら、登場人物たちの万華鏡を見るような運命が徐々にパズルのように組み立てられていく仕掛け。没落する貴族階級の愛憎劇なのだが、~侯爵の嫁が~男爵と不倫して、その不義の子が~伯爵の娘と恋に落ちるといったぐちゃぐちゃした人間関係をひたすら追うというお話なので、割と単純なのだがややこしい。リスボン好きなのでタイトルに魅かれて行ったものの、こちらもコスチュームプレイなのでリスボンの街の情景が描かれるわけでもなくやや期待外れ。試写室の冷房が効きすぎということもあったのだがちょっとつらい4時間半だった。
10月、シネスイッチ銀座他にてロードショー。

2012年8月13日月曜日

ロンドン五輪を観ていて


17日間にわたったロンドン五輪もいよいよフィナーレを迎えた。
今年は、仕事で久々に雑誌の五輪特集にかかわったので、いつも以上に結果が気になってテレビの前に居る時間が多かった。特に大会後半になって個人的に応援していた選手たちの活躍はうれしかった。

陸上男子10000mと5000mで2冠を達成した地元イギリスのモハメド・ファラーは、JICAのフェイスブックキャンペーンで記事を書かせてもらったが、ソマリア移民の出自で、彼の活躍がどれだけ内戦と飢餓に苦しむ人々に力を与えたことか。日本選手が予選敗退していたため話題にこそならなかったが、BSのライブ中継では手に汗握りながらデッドヒートに声をからした。

またボクシングミドル級村田涼太の金メダルは、ボクシング界にとって東京五輪以来48年ぶりの快挙だったが、実況アナウンサーも語っていたが、その東京五輪の金メダリスト桜井孝雄氏は、今年の1月に他界されている。
いまから40年ほど前になるが、予備校に通っている頃、高田馬場栄通りにあった桜井氏が経営するスナック『メダリスト』によく通った。店内に等身大に引き伸ばしたファイティングポーズをとる桜井氏の写真は格好良かったが、お店はなんとなくうらぶれ感があって引退した元栄光のメダリストの行く末としてもの悲しさを感じたのを思い出す。当時のバンタムはF原田はじめ強豪ぞろいで東洋は取ったものの、ライオネル・ローズやルーベン・オリバレスに敗れ世界には手が届かなかったこともあってその後すっかり忘れられた存在だった。村田の金メダルで久しぶりに桜井氏のことや東京五輪の記憶が呼び覚まされた。
村田の偉業には感動したが、早くもプロ転向が噂されているし日本では珍しい重量級の逸材だけに、プロ側もほうっておかないだろう。偉大な先輩がプロで果たせなかった夢をぜひとも実現して欲しいものである。

今回のロンドン五輪は序盤の日本選手の不信もあったが、終わってみれば史上最高のメダル数(金は少ないが)でそこそこ盛り上がった。何十年ぶり~、というフレーズもよく聞いたことからも若い世代の健闘はたたえられてもいいだろう。特に女子サッカーなでしこジャパンは、昨年のワールドカップ優勝の期待感でプレッシャーも大きかっただろうによくファイナルまで戦ったと思う。女子サッカーに関してはレベル的な問題もあってそれほど他人が騒ぐようにどうも熱くなれなかったのだが、宮間や沢はじめいつもながらのハートナイスなフェアな態度には感心させられたし、勝ってなお敗者を慮る彼女たちのメンタリティが世界の賞賛を浴びたことは本当に素晴らしいと思う。領土問題のプラカードをこれ見よがしに掲げる隣国の民度の低さと対比させたくもないが、スポーツ本来の意味を自分の娘(孫?)といっていいような若い彼女たちが範を示してくれたことに感謝したい。政治も経済もお先真っ暗な日本の未来へ一縷の救いを見たような気がした。