2020年12月2日水曜日

週間家呑み日記11.1~11.30

●11月1日 
約1年ぶりの井上尚弥の世界タイトル戦。ラスベガス初見参ながら無観客試合だが待望久しいビッグマッチだ。朝からWOWOWの中継を楽しみに待つ。相手のジェイソン・マロニー(豪州)は当初の対戦相手のカシメロほどじゃないかもしれないが、なかなかの強敵と聞く。しかしながらやはりカウンター一発、7Rでリングにはわせた。凄い!興奮冷めやらぬまま夜は東中野のポレポレ座へ、台湾の太陽花学生運動を扱ったドキュメンタリー映画『私たちの青春、台湾』を観賞。大阪都構想の住民投票で再度の否決、酒うまw 

 ●11月2日
 今年も六本木の東京国際映画祭へ。コロナ禍で海外からのゲストもいないため例年にも増して盛り上がりに欠ける。今回は台湾の作品4本に絞る。1本目は『強くて弱い女たち』。台湾では金馬奨に多くノミネートされ評価されているとか。ヴィヴィアン・スー本人がプロデュース&主演。なかなかの力作だとは思うがまあそれほどのことは…。 

 ●11月3日  
アメリカ大統領選挙。トランプは問題外だが、バイデンもなあ。日本と同様に他に居ねえのかよ状態。 

 ●11月4日  
デザイン会社MM社で久々に仕事の打ち合わせ。終了後O社長と荒木町で軽く一杯。スペインバルの『Carino』で赤ワインをつきあいすっかり酩酊。 

 ●11月5日  
東京国際映画祭2本目。アジアで初めて同性婚を認めた台湾のLGBTカップルにフォーカスを当てたドキュメンタリー。台湾の民主主義の健全さに感心する。しかしながら蔡政権の高邁な政治理念は、国民党支持者にとってみれば独裁的に映ってしまうようだ。大陸の干渉を前に難しい国家運営を強いられているだけに台湾の保守勢力の民意をどこまで許容できるかかじ取りは難しい。

 ●11月6日
 東京国際映画祭3本目は、大量殺人による死刑囚の描く絵画を発表しようとした画家に多くの批判が集まり苦悩する姿を描いた『悪の絵』。緊迫感溢れるサスペンス。ちょっと呑まずにはいられなくなってしまう。

 ●11月7日  
帝国劇場でキャロル・キングの半生をつづったブロードウェイミュージカル『Beautiful』観劇。オリジナルキャストじゃないのでたかをっくっていたが、平原綾香の歌いっぷりに驚く。なによりキャロルの名曲オンパレードで十分楽しめた。ああ、本場のブロードウェイで観たかったなあ。 

●11月8日 
八王子の上柚木陸上競技場に母校のラグビー部の慶応戦を観に行く。初めて南大沢に降り立ったが首都大学東京キャンパスはじめ紅葉に染まった環境は素晴らしい。しかしながら試合は期待むなしく惨敗だったが。アメリカの大統領選はバイデン有利とはいえ混迷、トランプは不正投票の訴訟を準備し泥試合が続く。

 ●11月9日  
東京国際映画祭4本目は、足を切断し急逝した夫の切り落とされた足を探して奮闘する妻の姿を描くコメディ作品『足を探して』。いまや巨匠の域に達した鐘孟宏が制作を手掛けているだけあってなかなか見ごたえあり。

 ●11月10日  
国の家賃支援給付金に上乗せしてくれる東京都の家賃支援給付金がようやく降りる。まあ3万数千円だがないよりはいいか。 

 ●11月13日  
地元の小山クリニックで健康診断。今年から健診センターが年齢的に受けられなくなったため、子どもの頃から何度か診てもらってきた病院で何十年ぶりかで訪問することになった。いまの院長は2代目なのか、なんだか先代と違ってえらくそっけなくちょっとムッとする。来年からは他の病院探すか。夜は家呑みしながらサッカー日本代表のパナマ戦観戦。 

 ●11月14日  
二の酉。地元の大鷲神社は熊手売りも一店舗だけの出店。寂しいものだが例年通り参拝し縁起かつぎの「かっこみ」を購入。 

 ●11月15日  
東武練馬のイオンシネマで、戦後のイングランドで活躍したドイツ人捕虜出身のGKバート・トラウトマンの実話『キーパー ある兵士の奇跡』鑑賞。帰宅途中のスマホのニュースで70年代~80年代の~イングランド代表の名GKレイ・クレメンス氏の訃報をみて驚く。虫の知らせなのか。献杯。 

 ●11月17日  
サッカー日本代表のメキシコ戦。深夜というか早朝の試合。寝ずにキックオフを待っていたが、試合開始から15分くらいで不覚にも寝落ち。翌朝のニュースで結果を知る。

 ●11月19日  
新型コロナの新規感染者数の増加は歯止めがかからない。東京との警戒レベルが引き上げられ、また何らかの規制がかかりそうだ。本当に五輪どこおころではないと思うが。手に入れたチケットの払い戻し期限も迫り、キャンセルかホールドか本当に迷う。この日FBでつながっている前の会社の後輩の書き込みでKT君の逝去を知る。彼が新入社員の際にいろいろと指導したことを思い出しながら献杯。

 ●11月21日  
家呑みしながら日本シリーズ観戦。菅野、千賀のエース対決だったがソフトバング圧勝。

 ●11月22日
 ベネチア映画祭で監督賞に輝く黒沢清監督の『スパイの妻』を豊島園のシネコンで鑑賞。この劇場までくるとやはり帰りは駅前の焼き鳥の名店『一輝』でアフターシネマの一杯。

 ●11月23日 
 秩父宮でラグビーの早慶戦を生観戦。慶応は健闘するが早稲田強し。

 ●11月24日  
新宿武蔵野館でデジタルリマスターで再映中のジャン=ポール・ベルモンド傑作選の中からロべール・アンリコ監督の『HO!』を50年ぶりに観る!大好きだった若かりしジョアンナ・シムカスに感激。 

 ●11月25日  
日本シリーズはソフトバンクが4タテで巨人に圧勝。会社の隣の『明治屋3rd』で若い常連の野球ファンの連中とワイワイ言いながら観戦。 

 ●11月26日  
アルゼンチンのディエゴ・マラドーナの訃報。同時代に生きた幸せをかみしめながら献杯。

 ●11月29日  
元ヘビー級で最強を誇ったマイク・タイソンがやはり3階級制覇のレジェンドであるロイ・ジョーンズとエキジビジョンマッチ。顔こそ中年のおっさんになったが身体はいまでも全盛期とそん色ないレベル。パンチの強度も戦慄もの。遊びとはいえ十分楽しめた。