2011年6月21日火曜日

九州のDNAを感じる夏


プロ野球観戦年に一度のお楽しみはライオンズクラシック。西武は嫌いだがこよなく西鉄を愛する身としてはこの期間ばっかりは浮き浮きと西武球場に出掛けてしまう。いまになって野武士集団のDNAを受け継ぐとか何とか言っているが福岡からフランチャイズを移した時、必死になって旧西鉄色を消そうとした堤オーナーはじめ西武球団の仕打ちは死ぬまで忘れまい。
不本意ながら竹之内追っかけ阪神に鞍替えしてから幾星霜。もはや阪神ファンとしてはるかに長い時間を生きてしまったが、あくまで原点はここにある。よって昔の栄光の日々を彷彿させるクラシックユニフォームをまとうこの期間だけは、球団の姑息な企画にあえて乗ってやるのだ。しかも豊さん、太さんの御大二人が企画に加わっている以上、協力してあげないと罰が当たるというもの。一昨年は稲尾追悼で3連覇当時の栄光のユニフォームが再現され涙を流し、昨年は太平洋クラブの趣味が悪いユニフォームに学生時代のガラガラの球場に駆け付けた日々を思い出したものだ。

今年のユニフォームはなんと1951年モデル。もちろん私が生まれる前の球団創設時のものである。今年は三原脩監督生誕100年にあたるそうで、それにちなんでの採用ということである。写真は当時の大エース川崎徳次投手(故人)。さすがにこの人の現役時代は知らない。個人的には戦後すぐの巨人OBの爺さんで巨人びいきの評論家の記憶でしかない人だったが球団史的には移籍した西鉄で昭和33年の3連覇まで投げていた伝説の人である。しかもこのユニフォームもモノクロ写真でしか見たことが無いのでどんな色だったのかもわからないが、ナイキの復刻版によるとグレー地に紺の胸ロゴ、ストッキングは赤らしい。まあファン用にレプリカ作ってくれるのはありがたいがそこはナイキなので素材はナイロンメッシュのスマートな仕様、本当は当時使われていたフランネルで作ってくれればと思うが望みすぎか。

7月9日の対阪急・近鉄連合軍(オリックス)3連戦からお目見えし、9月4日の対南海(ソフトバンク)まで着用するそうだ。よし、今年も気合を入れて平和台ならぬ所沢で西鉄伝統のオリジナルチャント=炭坑節を歌っちゃるたい!

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