2010年10月11日月曜日

週間呑みアルキスト9.20~10.10


●9月22日
しばらくおとなしかった元KS社のKJ氏が来社。昨年転倒して右肩の骨を折ったKJ氏は今度は酔っ払って転んだ挙句同じ右のひじを骨折し2年連続で負傷ということで、少しはシュンとなっているかと思っていたが全然反省の色なし。日本蕎麦で一杯というリクエストだったので久しぶりに会社のそばの『そば切り源四郎』へ。この店は山形のそば街道に本店を置き、石臼で挽いて天然水で打った玄そばの“板そば”がウリ。かなり太い麺なのでつまみで呑んで板そばで〆るともう満腹。昼は喫茶店夜はダイニングバーに変わる『Rogumi』で延長戦。

●9月25日
所沢に墓参り、ちょうど終わった頃タイミングよく同じ沿線のひばりが丘在住の編集者KN氏より地元呑みのお誘い。前回二人とも気に入った日本酒の品揃えが豊富かつ料理が素晴らしい『吉兵衛』で待ち合わせ。めっきり秋らしい気候で酒も進み、ほろ酔いではや2軒目の店を物色に。ひばりが丘北口商店街を歩いていると縄のれんが立派な居酒屋『島津』を発見しカウンターに陣取る。店のテレビで折から亀田×坂田のフライ級タイトルマッチの中継で常連のおじさんたちとああだこうだと素人評を戦わせながらの酒がまた美味し。カウンターの中は熟女の姉妹、つまみの内容と店の名前から鹿児島出身かと問えば“そうよ、篤姫ね”とのたまう。酔眼通しても宮崎あおいにはちと無理があるが、この際篤姫と思い込んで郊外のアットホームな雰囲気に浸る。
終電まではまだ間があるということでいつも最後に立ち寄るバー『Blowny Stone』にたどりつくともう眠気に襲われ舟をこぎつつ秋の夜長は更けていく。

●9月26日
そぼ降る秋雨の中、われらがJ2北九州ギラヴァンツの東上の応援にて味の素スタジアムにはせ参じる。あらかじめつまみの「笹かまぼこ」やつまみを取り出しながらビール片手のナイター観戦としゃれ込んだが、さすがに東京都下の雨の夜は肌寒く、試合内容もさらにお寒い状況とあって熱燗が欲しくなる展開。帰り際、調布のやきとん屋に寄ろうかと思ったが雨も強くなったので早々に帰宅。

●9月27日
前週まる1週間、お店の常連さんIS嬢の結婚式でハワイに行っていたため店を閉めていた『明治屋2nd』が再開。休みの間を利用してちょっとした店内改装で若干雰囲気が変わったようだ。なんといっても新しくアイスビールとヒューガルデンの生サーバーがラインアップに加わったのがうれしい。選択肢が増えることで出費が増えるのはちと痛いが。

●9月29日
右ひじを骨折中のKJ氏が薬の処方を受けに出たついでに神保町に立ち寄る。寧波料理で個人的には神保町では一番美味い中華料理屋だと思う『源來軒』で食事。ここの料理もあっさり味でいいのだがなんといっても甕だし紹興酒が絶品。口うるさいけど愛想のいい店の老板もなくてはならない隠し味のひとつ。尖閣列島をめぐる日中の緊張関係で話題もついつい中国の悪口へとなりがちだが、ここでは休戦にしてやろう。

●10月7日
女性漫画家のKH嬢が来社、水道橋の『台南坦仔麺』で台湾菜の食事。最近オーナーがシンガポール料理の『海南鶏飯』も展開しているのでメニューにちょっと東南アジアものが増えていて無国籍化しつつあるが、ここは純粋に台湾オリジナルの料理を点菜し、花枝丸や菜甫蛋、大根もちなど台湾らしい料理に台湾ビールと紹興酒とこだわってみた。そうとう満腹になったが最期の坦仔麺での〆は別腹。台湾の本場の屋台にはかなわないものの昨年10月以来まる1年ご無沙汰の台湾にめちゃくちゃ行きたくなる。

●10月8日
うっかりチケットの発売日を失念していたため、ザッケローニ新監督の初陣となるアルゼンチン戦はテレビ観戦に甘んじる。仕事の締め切りもあって会社のテレビで観ることにしたのであらかじめコンビニでビールを仕入れておく。試合はなんと歴史的な日本代表の勝利!居てもたっても居られなくなって帰り際『明治屋2nd』で祝杯を挙げようと思ったが、三連休前の金曜日で立ち飲み屋が文字通り立錐の余地もなし。終電も迫っていたので24時間開店の西友でワインを仕入れて帰宅、再度ビデオをみながら感動を新たにする。長友、内田、香川とW杯後に欧州にわたった若手もめきめき力をつけてきたようだ、あのメッシをはじめとする世界最強のアルゼンチンに勝利した事実はなんとも素晴らしい。2014年のブラジル大会に向けてザックジャパンはますます楽しみになってくる。

●10月9日
1994年のアメリカW杯の観戦者仲間とオフ会。サッカー好きの親父たちらしく集合は国立競技場で行われているU-18ユース選手権のスタジアムというのが笑える。高校年代のトップクラスの試合はそうは言ってもなかなかレベルが高く、思わずわが北九州に何人か呼びたくなるほどだ。観戦後、国立競技場のそばの信濃町の路地裏にあるペルー料理『TIA SUSANA』で飲み会に突入。お店の装飾は南米のサッカーバーもかくやというマニアックなファン垂涎の店だが、場にそぐわない理科系老人たちの同窓会が先客で盛り上がっている。話を聞いているとどうも理科大のオールドプレイヤーたちらしい。こちらはこちらでいづれも劣らぬサッカー親父ばかり、昨夜のアルゼンチン戦で隔世の感に思いをめぐらしつつ、どうしても弱い時代の昔話に花が咲くのはいたし方がない。ペルーのビールにチリのワインですっかりいい気分に、楽しい時間が過ぎていく。

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