2009年2月5日木曜日

寒い国からきた代表たち


昨日は久々の国立の代表戦を寒さをついて観に行く。

来週11日に迫ったワールドカップ予選の大一番、対豪州戦をにらんで今回は高さのある相手ということで長身ぞろいのフィンランド代表がスパーリングパートナーとなった。
監督はかつて広島や神戸を率いたバクスターで、岡田ジャパンの手助けになればと代表選手をかき集めてくれたが、フィンランドの海外組は当然リーグの真っ最中で遠い日本まで親善試合にこれるわけも無く、国内組の若手と大ベテランの組み合わせということで、実力的には2軍以下ということは仕方が無い。
救いは往年の名選手ヤリ・リトマネンくらい。

この若手+ベテランの即席フィンランド“代表”はこの日の前の調整試合でJ2の湘南ベルマーレに敗退したという実力どおり、結果、4-1でこれまた国内組主体の日本代表に大敗してしまった。
38歳のリトマネンはボールさばきこそ光るものがあったが運動量も少なく、他の若手とのコンビネーションも取れず、かつて同じ国立のピッチでアヤックスのスーパースターとしてTOYOTAカップでオーラを放った面影はもはや微塵も無く、見ていて少し痛々しかった。

そのフィンランドに高さで失点してしまったのは対豪州戦に大いなる不安をさらけ出したが、岡崎の裏を狙うスピードある飛び出しは見ていて気持ちよかったし、遠藤一人加わっただけで攻撃のバリエーションが凄く多彩になったのも、少しは好材料もあったか。

でも、豪州相手だと、フィジカルの当たりの強さもこの日のフィンランドの比じゃないし、もっと押し込まれてしまう局面は多いはず。中盤も自由にさせてくれるわけも無いので、この試合はまったく参考にはならないだろう。ただただ怪我が無かったのが幸いだったし点を取るためのアグレッシブな姿勢だけは良いイメージになってくれればと願うのみ。

岡田ジャパンの久しく観れなかった大勝だったが、寒さいや増す帰路だった。

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