2012年6月26日火曜日

ゆるい逃避でも気休めにはなるか


椎名誠原作の『ぱいかじ南海作戦』の最終業務試写を東劇の松竹試写室に観に行く。離婚とリストラを同時にされた男が、人生をリセットする目的で西表島の浜辺に旅立つが思わぬことからロビンソン・クルーソー顔負けのサバイバル生活を強いられてしまう話。サバイバルといっても近くにスーパーはあるし、絶海の孤島の緊迫した状況とはほど遠いなんともゆるいサバイバルではある。まあそう思えば映画自体のゆるさも気にはならなくなるし、主役の阿部サダヲの一生懸命なコミカルさにはつい笑わされてしまう。子供の頃の隠れ家作りの延長みたいなレベルだが、原発やら増税やらの現実世界からの逃避としてはこんな映画でも気休めにはなるかも知れない。原作読んでいないので何とも言えないが、個人的にはさらなる楽天を目指すファンタジックなラストはなんだか無理やり感がある気がして残念。貫地谷しほりが意外と好演。監督はこれが初メガホンとなる脚本、演出家の細川徹。7月14日から公開。

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