2013年2月7日木曜日

SCIALLA!


昨年のイタリアの映画祭でやたら賞を取った『ブルーノのしあわせガイド』をシネマート六本木の試写室で鑑賞。
ローマに住む落ちぶれた元教師が、海外赴任する母親から預かった悪ガキ高校生はかつて1夜だけ愛し合った女性との実の子だった。年の離れた友だち同士のような同居関係が始まったが、ある日その息子がやばい事件に巻き込まれてしまう。息子が直面するピンチを守ろうとしたことがきっかけに親子の絆を再認識するというハートウォームストーリー。
原題の「SCIALLA」は最近のイタリアの若者の流行語でtake it easyの意味だとか。映画の中でもイタリアの高校生のイマ風の生活が垣間見えて興味深い。サッカー場のサポーターたちが相手をののしる時に使う“汚い”イタリア語が満載で、ニヤニヤしながら楽しめた。邦題もっと頑張って欲しかったなあ。
主人公ブルーノがゴーストライターをしているクライアントのポルノ女優がなんとも粋で魅力的な役どころ。プレス資料を見るとスロバキア人のバルボラ・ボブローヴァという人で、この作品でイタリアアカデミー賞とイタリア映画批評家賞の助演女優賞にノミネートされている。ちょっと惚れた。
今春、シネスイッチ銀座ほかで公開。

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