2013年1月28日月曜日
ライフ・オブ・パイの驚愕映像
今年のアカデミー賞11部門にノミネートされている話題のアン・リー監督『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を観る。
動物園の動物たちを移送中に嵐に遭い、ただ一人生き残った少年とベンガルトラが救命ボートで大海原を漂流する話。
英国ブッカー賞を受賞したベストセラー小説が原作だが、サバイバルへの戦いと何度も陥る想定外の危機、設定の面白さとともに映像表現の美しさ、迫力に圧倒される。
3D映像が映画にもたらす視覚効果を本当に楽しむための作品的な完成度は、この映画以前と以後で大きく意味合いが変わるのではないだろうか?そう思わせるほどである。大自然の美しさと驚異の世界、生命とは何かという根源的な問い…。これをすべてデジタルイフェクトを駆使した映像のマジックで創造される。目の前のスクリーンで繰り広げられるファンタジックな世界を終始夢心地の時間を過ごしていた。
近年随一のヒットメーカーだが、この台湾人監督のマジカルな力量は計り知れない。エンタテインメントとはなにかを思い知らされた。
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