2009年6月14日日曜日

三沢リングに死す


13日夜、ノアの社長でもあるレスラー三沢光晴がマットに沈み心肺停止状態へ、病院に送致されたが治療の甲斐なく死亡。試合中に相手選手のバックドロップをまともに受けたことにより、いわば凄絶な殉死を遂げた。

三沢社長はじめノアの選手たちは、昨年ロンドンのヒースロー空港でお見かけしたことがあった。地上波の放送打ち切りという事態で興行的に大変な時期に直面して欧州興行を企画したり、経営者として精力的に活動されているんだなあと感心した覚えがある。
46歳。下り坂になったとはいえ、プロレスの世界ではまだまだやれる年齢である。団体としても遣り残したことは多いと思うしさぞかし無念だっただろう。
プロレスの試合中の事故死は何度かあったが、スター選手がメーンイベントの真っ只中で死亡事故を起こしてしまうのは、おそらく初めてのことではないだろうか(猪木とホーガンのときも焦ったけどアングルだった)。それだけに衝撃的な訃報だった。

三沢社長のご冥福をお祈りするとともに残されたノアの選手たちが遺志を継いでくれることを願うばかりである。

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