2012年12月6日木曜日

詩と音楽


友人からのお流れの招待券でトッパンホールのクラシックコンサートへ。

プログラムはドイツを中心に活躍するピアニストの河村尚子さんと、ドイツのソプラノ歌手クリスティアーネ・エルツェによるリート(歌曲)。

リートをちゃんとリアルで聴くのは初めての体験。セットリストはシューベルト、ウェーベルン、ブラームス、プーランク、リヒャルト・シュトラウスから数編づつ。いずれも1曲1曲は短いのでパンフレットに邦訳された詩(ハイネやゲオルゲ)を追いながら聴けるので判り易かったし、エルツェ嬢の伸びやかでよく澄んだ声は聴きごたえがあった。ただドイツ一色の中で唯一プーランクだけがフランス語だったが全然フランス語に聞こえなかったw

解説書のプロフィールによるとエルツェ嬢は20世紀音楽に注力しているようで、ナチによって頽廃音楽として弾圧されたユダヤ系作曲家の歌曲でリサイタルやCDを発表しているとのこと。機会あればこちらも是非聴いてみたいもの。

トッパンホールも初めてだったがウッディな作りのホールで音も柔らかくなかなか素晴らしい環境だった。

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