2010年9月27日月曜日
北九州、このままじゃいけん
昨日はJ2北九州ギラヴァンツが対東京ヴェルディ戦で初めて東京に登場するとあって、味の素スタジアムで生観戦した。
アウェイのサポ席の近くに陣取ったが、チームソングである岡林信康の「友よ」の合唱でいきなりちょっと脱力w
50人も満たないサポのリーダーも「せっかくこんないいスタジアムでやらせてもらえるやけん、もっとみんな頑張って声出して」と初々しい。
J2でしかも断トツ最下位チームとの対戦、観衆は4000ほど。日曜日で気候も絶好のサッカー日和だが3万5千は入る味スタではガラガラの入りと言ってよいだろうし、ましてやアウェイサイドは指折って数えるほど、若いころよく観に行った日本リーグ時代を思い出してしまう。
今季27試合終わってまだ1勝しかできない北九州だが、ヴェルディはその1勝をもぎ取った相手。待望の2勝目に向けて期待は高まるが、ただでさえ薄い選手層で大黒柱の佐野裕哉が負傷で戦線離脱中とあっては苦戦は必至、一方のヴェルディは若手を中心にリーグ5位まで順位を上げ、入れ替え戦も眼中に入れて勢いをつけている。
試合は立ち上がりの開始3分高木善朗にFKを叩き込まれ、早々にビハインドを食らう展開。ヴェルディは元プロ野球選手の高木豊のジュニアである善朗、俊幸兄弟がいい。この二人にかきまわされ、速いパス回しで終始ボールを追わされる。中盤をコンパクトにするのはいいが、バックラインの裏を簡単に取られ、たまにみせる関、大島の突破も単発に終わりボールを奪って後の連携がほとんどできない。
ヴェルディもパスミスとかも多く決していい出来ではないのだが、セットプレーから着実に得点を重ねられ結局終わってみれば、0-4の完敗。何もやらせてもらえなかった。
何が課題かと言って、課題以前の問題だ。元々の選手のスキルがあきらかに見劣りする。川鍋、長野、河端といったバックラインでは正直Jリーグのレベルではない。ブラジル人選手がすべてベンチというのは何かこいつらに問題があるのだろうか?システムの問題かもしれないが少なくとも助っ人が助っ人にならなければ意味がない。ジョージ与那城のことはあまり悪くは言いたくないが、チームの編成からしてこりゃ無理だぜ。スタンド風景だけでなく試合自体もアマチュア時代の日本リーグの試合観ているようだった。
せっかくの出身地のチームがJリーグ昇格を果たし、本当におらがチームというべき存在が見つかり週末の結果がいつも気になっているのだが、これでは応援する気力がわかない。
ホームの本城でも観客動員は伸び悩んでいるのも仕方がないだろう。客が来なけりゃスポンサーもつかず経営が苦しくなり選手も獲れない、あたりまえの構図だ。下部とはいえはたして本当にJリーグというプロフェッショナルな世界に加わる理念なり、準備なりが球団側が認識できているのだろうか?
こりゃ前途は多難どころじゃない。
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