2009年11月1日日曜日
世界最高峰
世界最高レベルの戦いはやはり迫力があった。
2019年のワールドカップ日本開催を記念して誘致したオールブラックス対ワラビーズの定期戦、ブレディスローカップでついに世界最強チーム同士の戦いをナマ観戦することができた。
国立競技場周辺は黒と黄に色分けられたラグビージャージを着た人たちであふれ、日本にいるオージーとニュージーランド人はみんな集結しているんじゃないかというように国際色もあふれていた。
最近ちょっとさびしかったラグビーのビッグマッチでもさすがにこの試合だけは別格なのだろう、高額のチケットにもかかわらず(最高のプレステージチケットは7万円!)4万4千人の大観衆で国立はほぼ満員になった。聞けば高校のラグビー部に協会サイドが結構招待券を配ったらしいが、部員が15人そろわず他校との合同チームを組まざるを得ないくらい若い競技人口が落ち込んでることを考えると、高い金払わされている当方も納得する。10年後は彼らがこの両チームとあいまみえるわけだしね。
オールブラックスのウォークライ(ハカ)の雄たけびは観ているこちら側もいやでも心が昂ぶってくる。
そしてキックオフとともにラグビー世界一のプライドをかけた迫力のゲームが目の前で繰り広げられた。
FWのモールラックでの肉弾戦、高い高いラインアウト、正確無比なキック、スピードあふれるライン攻撃。夢のような80分間である。
試合自体はトライの応酬というような派手な展開ではなく、実力拮抗のチーム同士の勝負をかけたガチンコマッチゆえ、ちょっとしたミスや反則が試合の行方を左右するのだろう結局は後半カーターの4PGゴールで得点を重ねたブラックスが32-19でワラビーズを下した。
それでもこれぞ世界クラスというプレーが随所に観ることができて久々にラグビーの魅力を満喫させてもらった。
10年後、かつて145点を取られて屈辱をなめさせられたこのチームに、どれだけ近づけることができるのだろうか? この世界最高峰の試合をスタンドで観戦した日本代表チームの、そして将来の代表チームを背負う中高校生たちは何を感じ取っていたのか? よりいっそうの努力と奮起を期待したい。
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2 件のコメント:
生観戦、裏山鹿。
全黒の1トライめが凄かったような気がします(見たのは途中までですが)。
全黒の1トライ目、逆サイドでしたがゴール前のラックからすばやい球出しで展開し左隅にトライ!というやつですね。その後の
難しいコンバージョンをいともやすやすと成功させたのにも参りました。
ただ、トライの応酬にならなかったからか、スタンドでプレー中も何度もウェーブが回ってきてウルせーのなんの。観るほうも集中しる!と怒。
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