筑紫哲也さんががんとの闘病の末、7日、亡くなられた。享年73歳。
筑紫さんにはテレビ情報誌の編集者時代に一度、対談に出ていただいた。もう20年は昔のことでまだANBの「日曜夕刊こちらデスクです」のキャスターの頃だったと思う。当時NTVの「久米宏のTVスクランブル」でコメンテーターをやっていた福富達さんと銀座の三笠会館で「テレビジャーナリズム論」をテーマに語ってもらった。
お互いに早大の同窓で、読売と朝日の政治部の先輩後輩とあって激論とを交わすというよりは、新聞とテレビの報道スタンスの違いのようなものを経験談を交えて和気藹々と楽しく語っていただいた覚えがある。
その時の筑紫さんは、歯切れがよくぽんぽんと語る日本橋生まれの福富氏に対し、3年後輩ということもあったのか遠慮がちに与えられたテーマを言葉を選びながら訥々と語られていた。それはあたかも読売と朝日の出自が色濃く出ているようで面白かったし、なによりもすごく真面目な人だったという印象が強い。
その後の長きにわたるTBS「NEWS23」での活躍はテレビジャーナリズムの一つのスタイルを確立したし、その意味でも日本の放送史の一頁を書き加えたといってよいかもしれない。ご自身が目指していたウォルター・クロンカイトに比しても決して恥ずかしくない業績を残されたのではないだろうか。
そのリベラルな政治的立場と白黒をはっきり断じない論調から批判の声も多かったが、昨今の報道の芸能化や右旋回したコメンテーターがもてはやされる時代に、歯がゆいほど真面目に報道に向き合っていた筑紫さんの存在意義を今になって貴重に思ったりもする。
ご冥福をお祈りしたい。
4 件のコメント:
昔、試写室でお見かけしたことありました。
若い(というほどでもなかったか!?)女性2、3人引き連れてのハーレムぶりが意外でした(試写室であぁいう引き連れは水野晴郎以来…おやどちらも)。頭部が意外なほど大きく見えたのは、故人の頭が良かったからなのか、当方の嫉妬心のせいなのか。
こんな映画に(どんな映画か覚えなし)ちゃらちゃら連れてきやがって、すごいプロポーションだな、3頭身かよ、と内心つぶやいたような記憶はあります。合掌。
大きさはどうかは判りませんが、髪の色とかはaskさんにちょっと似てるかも。
しかし試写室に3人連れとは!
アサヒの特権は鼻につきますなw
筑紫氏、宮崎氏、石川好氏、サヨク3大グレイヘァでしょうか。w
神戸Chance知事とか官僚、閣僚にもグレイヘァはずいぶん増えた気がします。小生のグレイヘァそのものも増量…そして全体量が減少。
グレイへァの増量いいじゃないですかあ。
3頭身でもモテモテの筑紫さんもグレイへァならでこそ。
私なんぞはへァの後退で顔の面積がどんどん増量していきますぜ。
コメントを投稿