週末、ブロードウェイミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の最終公演を渋谷シアター・オ―ヴへ観に行って来た。
言うまでもなく、クリント・イーストウッド監督で映画化されて話題を呼んだ、フランキ―・ヴァリとフォー・シーズンズの実話をベースにしたストーリー。ニュージャージーのイタリア移民出身の彼らが、身を起こし、音楽で成功をつかむ中で、それぞれが味わう挫折を描いたものだ。
この日のシアターオ―ヴは落日ということもあって全席満員だったが、ミュージカルにしては年配者が多いこと(自分も含めて)、男性率が高いのでちょっと驚いた。
扱うテーマもなのだが、劇自体がヒット曲全33曲がナマで楽しめるとあって、通常のミュージカルというよりはライブコンサートのノリで楽しめるということもあったからだろう。これならばタモリの様な会話の途中で歌が入る不自然さを嫌うアンチミュージカル派も納得するに違いない。
映画同様、舞台の方も60年代のアメリカのノスタルジックなムードがぷんぷんにおうステージングで独特の高音が冴えわたるヴァリのボーカルが再現され 、3時間ちょっとの上演時間のあいだじゅう胸がいっぱいで、涙が出たり曲とともに身体が動いたりと、本当に満喫することが出来た。
そういえば、 大学生の頃だったかに観た『ワンダラ―ズ』(ケン・ウォール主演)と言うオールディーズ映画でフォー・シーズンズの曲が時代を象徴させるのに効果的に使われていたのを思い出す。アメリカ人はなおさらだろうが、あの繁栄とベトナム戦争を予兆させる底抜けに明るく切ない時代を思い起こさせるには、フォーシーズンズはあまりにもハマりすぎる。
スタイリッシュで、懐かしく、そして切ない。 最高の時間――。
2015年7月7日火曜日
週間呑みアルキスト6.1~6.30
●6月1日
福岡出張。夕方現地のクライアントK社と会議打ち合わせ、夜は中洲の居酒屋『ごっそう道楽』にて、旧知の現地の編集マン、デザイナー連中と宴会。翌日は午前中早い時間から撮影があるのでほどほどに引き上げる。
●6月2日
出張2日目。午前中の撮影終了後、他のスタッフと別れてひとり先に帰京。フライトまでの時間があったので柳橋商店連合の市場を覗いて明太子と東京では手に入らない鯨の豆ワタ、百尋などの珍味を購入。空港で定番『はち屋』で福岡のソウルフードごぼ天うどんで小腹を満たし、レストラン『YOSHIMI』で海鮮セットのつまみで生ビール。空港でもおきうとを買い込む。翌日からの朝食のお楽しみである。
●6月4日
打ち合わせで曙橋のデザイン会社MM社へ。打ち合わせ後、編集者OK氏と住吉町の居酒屋『酒蔵 和心』で一杯。
●6月7日
『明治屋2nd』の常連さんたちで房総に日帰りの浜焼き&びわ狩りバスツアーへ。東京駅集合で品川経由、ベイブリッジ海ほたるから千葉入り。富津『ザ・フィッシュ』にて昼食の浜焼き。さざえや牡蠣などの海鮮が食べ放題で炭火コンロで自分たちで焼くのだが、1時間という制限時間では焼くのがあわただしくてなんだかゆっくりと賞味できない。人気のスポットらしく振りのお客さんが長蛇の列で待っているので、早々に終了。そして館山に近いびわ農園までバスに揺られる。この農園のびわは皇室献上品とかで、みずみずしく実も大きくて素晴らしい。食べ放題なので欲張って食べまくっていたが早々たくさん食べられるわけでもなく、しばらくたつともういいかなと腹をさする。帰路はさすがに日曜の夕方だけあって渋滞。バスの中で熟睡。
●6月8日
最終便で再び福岡へ1泊出張。この日の九州地方は土砂降り。ついた時間も遅いのでホテルから夕食に出るのもおっくうなので、空港の博多ラーメン屋『空香』にて腹ごしらえ。
●6月9日
朝一番で薬院のクライアント先で取材。午後からは郊外の宗像工場まで場所を変えて取材。3月に取材した際にも行った、周辺で唯一の気のきいたお店『玄海食堂 温や』で鯛茶漬け定食、美味し。夕方空港まで戻ってあわただしく帰京。空港の『ROYAL カフェテリア』で博多一口餃子をつまみにフライトまで一杯。
●6月12日
静岡のテレビ局東京支社勤務の先輩ON氏と会食。有楽町の大衆居酒屋『日の基』でもつ煮込みや焼き鳥で一杯。有楽町のBar『季立』で軽くハシゴ。
●6月16日
原稿制作の赤字修正とかで忙しかったが、ロシアW杯2次予選の初戦、しかも相手がシンガポール代表ということもあって、埼玉スタジアムまで観戦。結果は日本代表の怒涛の攻撃をGKの神がかったセーブと堅い守りで得点を許さず、スコアレスドローに持ち込む。さすがに格下相手のこの体たらくに会場は大ブーイング。こちらはシンガポール代表“ローアーライオンズ”の大健闘に心の中で拍手を送る。この情けなさに天が怒ったのか突如バケツをひっくり返したような雷雨。浦和美園駅まではたっぷり20分は歩かなければならないためしばらくスタジアム内で雨宿りしていたが、終電の時間も迫ってきたので意を決して小さな折りたたみを開いて飛び出したが、駅に着くころにはズボンはぐっしょり。
●6月19日
社からの帰り道、新宿二丁目の『t's bar』に立ち寄り。居合わせたEB社ST氏とよもやま話。
●6月22日
品川シーサイドのBR社で打ち合わせ。終了後、編集者OK氏とビル群の一角にある台湾料理『阿里城』にてハッピーアワーの一杯。
●6月26日
新宿二丁目『t's bar』に立ち寄り。旧知のピアニストHS氏と同席。聞けば翌日はJAZZの殿堂『Pit
inn』にてライブとのこと。健闘を祈って乾杯。
●6月27日
角川シネマ新宿で開催される若尾文子映画祭青春の初日。舞台あいさつもあるというので午前中のオープニング作品『青空娘』(1957年 増村保造監督)を観に行く。観に来ると聞いていたが混雑の中、兄夫婦にバッタリ出会う。お二人はさらに続く作品も観るとのこと。こちらは久々に新宿三丁目の熊本ラーメン『桂花』で太肉麺すすりながらビール。夕方会社に立ち寄ると隣の『明治屋2nd』が土曜営業していたので立ち寄り。結局終電近くまで呑んでしまう。
2015年6月24日水曜日
野獣暁に死す
文化人類学者の西江雅之さんの訃報を知った。
自分がこれまで長く編集の仕事してきた中でも、印象に残った仕事に西江雅之さんとJAZZピアニスト山下洋輔氏との対談がある。
1984年のザテレビジョンのムック本『言相樂』を編集した際、「音楽とことば、人類とことば」というテーマでお二人のお話を伺った。確か西新宿の高層ビル街の近くの石鍋料理の店の個室でやったような気がする。
アフリカのフィールドワークでお忙しい中、これも確か山下さんのリクエストで実現したと思った。西江さんによるとアフリカ現地部族のコミュニケーションが“音楽”によって構成されているというようなお話でそのぶっ飛んだ内容の面白さに、山下氏も立ちあっていた我々も大笑いしながらも西江ワールドにすっかり惹きこまれたものだ。
また、西江さんの個性と言うか、その野人ぶりにも度肝を抜かれた。料理は獣や、魚の原形をとどめていない加工されたものは食さない、と言って最後まで練り物の肉団子などには手をつけなかったのも驚いたが、体質的に肌の老廃物が出ないので何カ月も入浴をしなくても臭くならないしつやつやしたままだというのには、ほんまかいなと、飄々とした口ぶりにどこまでが本当なのかなかなか信じ難かったことを記憶している。
訃報を知った時、あの自然のまんまのワイルドな人でもすい臓がんで倒れるのかと、不思議に思ったが、やはり、人は人である限り亡くなってしまうんだなあと妙な気分にさせられた。
それにしても、もう30年ほど前のあの初夏の夕暮れのひととき。
なんとも不思議で、忘れ難い楽しい時間だったのを思い返している。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
2015年6月2日火曜日
週間呑みアルキスト5.1~5.31
●5月10日
3月に亡くなられた昔の同僚NMさんの偲ぶ会が銀座のレストランの宴会場『高松』にてとり行われた。GWの最終日ではあったが100名近い友人関係者たちが集まり、在りし日の彼女の思い出を語り合った。こういうときにしか会わない昔の知人たちにも久しぶりの交歓があったり、NMさんを媒介にして大勢の人と旧交を温めることにもなった。故人もさぞかしどこかで面白がっていたのかもしれない。予定されていなかった献杯の発声を頼まれて焦り、ろくな挨拶にならなかったが、付き合いの長かったNMさんの弔いに少しでも役に立てたか。
●5月15日
デザイン会社MM社恒例のガレージバーベキューに参加。3月来MM社とわが社で仕事を始めたクライアント が初参加されるということで、その接待を任される。相当にワインを飲まされすっかり酔っぱらいつつ先方にも喜んでいただけたようでいい気分にて帰路電車を一駅乗り過ごす。
●5月18日
クライアントBG社の打ち合わせで品川シーサイドへ。 打ち合わせ終了後編集をお願いしているOK氏と新しく開店した『阿里城』という台湾料理レストランのハッピーアワーを利用し軽呑み。そこにK社勤務時代に出向していたことのある衛星放送会社の現在名古屋在住の先輩から電話が入り、K社のKB氏と飯田橋で会食するのでとのお誘い。急きょ飯田橋へと向かい神楽坂のうなぎ割烹『志満金』で合流、旧交を温めることに。
●5月20日
カメラマンKG氏から久々に呑みのお誘いで四谷の 『徒歩徒歩亭』へ。最近の仕事の状況を聞かれたのでSI誌のフライフィッシング特集を見せると「なんで僕に言ってくれないの」とオカンムリ。釣り好きとは聞いていたもののKG氏、フライフィッシングもキャリアは長く、現在も時間を見ては出かけているとのこと。近所のBAR『3circle』にハシゴして話しが続くうち、近々の同行を約束させられる。
●5月25日
デザイン会社MM社にて 打ち合わせ。打ち合わせ終了後編集OK氏と曙橋の中華料理『和平飯店』でお疲れ様の一杯。料理が全体的に塩辛かったこともあって、ついついビールが進んでしまう。
●5月26日
大学時代の友人ED氏と彼の会社の同僚KR氏とで神保町の台湾料理『台南坦仔麺』で会食。以前彼らとここで食事した際にすっかり気に入ったとのことで、台湾料理の定番を点菜(メニュー選び)してあげる。すっかり上機嫌のED氏に連れられ久々の銀座のクラブ活動。『WILL』、『昴』ときれいどころが揃う2軒回ってタクシー券にて帰還といういまどき珍しいバブリーな展開。タクシー券も以前と違ってCABカードというプリペイド式になっていてビックリ。
●5月27日
昼間に会計士から決算報告があって前期の真っ赤な業績に嘆息。夜はSI誌のクラフトビール特集企画で撮影協力してもらった新宿『t's bar』に掲載誌を届けに行く。すぐに帰宅するつもりだったが旧知の常連EB社ST氏が来店していたため、出版業界の裏話で遅くまで呑んでしまう。どこもこの業界大変だ。こちらもいつまで会社を続けられるのか心配になってしまう。
かといって引退しても食っていけるわけでもないし、悩みは尽きない。
● 5月28日
NMさんを偲ぶ会で名刺交換させてもらったPR会社を経営するKNさんと水道橋のレストラン『アンチへブリンガン』で会食。KNさんはかつては映画会社の宣伝部に在籍していたので、共通の知人の話で盛り上がったのと、アジアでのインバウンドのPRをやっていると聞いていたので是非ともということで会食が実現することに。これもNMさんのお引き合わせなのだろう。
●5月30日
たまっていた仕事や原稿書きを するために土曜出勤。夜になって急きょ小笠原を震源とする震度5の地震の発生でビビる。3.11以来の大揺れで山手線も止まったという情報も。隣の『明治屋2nd』も営業日だったので立ち寄ると地震のことなどどこ吹く風でいつもの常連たちで一杯。しかし火山の噴火も多発しているし凶兆の様で不安がつのる。いったい関東に大地震は来るのだろうか?
2015年5月8日金曜日
週間呑みアルキスト4.1~4.30
●4月1日
この日を持って会社設立10周年を迎える。あっという間だったような気もするが反面だらだらと不完全燃焼のまま10年間を過ごしたような気もする。少なくとも10年はやってみようと思って始めただけに今後どうするのか色々思うところもあるが、まずは通過点ということで当面は引き続きこの体制を維持することになりそうではある。色々起こすにはエネルギーが要るからな。とりあえず、時を同じくして隣の立地に出来たこともあり、会社設立時からお世話になってきた『明治屋2nd』にて一杯。
●4月3日
雑誌のクラフトビールを紹介する企画で、撮影に協力してもらうために新宿二丁目『t’s bar』へロケハンかたがたお願いに行く。
●4月4日
『明治屋2nd』10周年で、常連さんたちが集まってお祝い。自分の会社はともかく競争の激しい飲食の世界でここまで神保町の人気店の位置を保ち続けているのは素晴らしいこと。お店を切り盛りするマスターご夫妻のお人柄もあるのだろうが、界隈のオアシス的な場所としてまだまだこれからも頑張っていただきたい。
●4月8日
『t’s bar』にて撮影。お世話になるのは2度目。撮影料はお支払いできる予算は無いのでせいぜい売り上げ協力で呑みに行くようにしなければ。
●4月9日
品川シーサイドでS誌の企画会議。手伝ってもらっている編集者OK氏と帰り道に中途下車。渋谷の中華料理『香港ロジ』で小吃でお疲れ様会。
●4月10日
前に在籍していたK社はここのところ大規模なリストラを進めているが、かつて職場を共にしていたメンバーが何人も早期退職を決めたようである。その中でシンガポールビジネスでお世話になったHR君、MD嬢の慰労会を銀座『でですけ』という焼肉専門店で開催。当時同じセクションに銀行から出向で来ていたHS氏、KT氏、K社で執行役員に出世したOK氏らも駆けつけ昔話に花が咲く。2次会は7丁目のBar『FAL』に。
●4月13日
憂鬱な雨が朝から降りしきる月曜日に訃報が飛び込んでくる。しかも同日に2人もである。1人はK社の広告部時代から仕事でお付き合いがあった制作会社EF社のTD氏。もともと若くして糖尿病を患い必ずしも健康体というわけではないが、まだ40代、早すぎる急逝に驚く。同日の夕刻、またもやSK出版専務のTS氏の訃報に何ともやりきれない気分に。TS氏はもう30年を超える付き合いで歳もほぼ同じ、K社TTV誌での創刊誌にともに苦闘した戦友である。何が起こったのか死因も定かではないのだが、謹んで冥福を祈るほかなすべきこともない。先月亡くなったNM嬢の追悼の会に提供する写真を呑みながら整理していたら、TS氏の若き日の姿も写っていて切なくなってくる。いくら呑んでも酔えない夜。
●4月14日
やはり亡くなったTS氏と昔から付き合いのあった『t's bar』のTDマスターにも撮影のお礼も兼ねて報告に。やはり皆さんも突然の訃報に驚きは隠せない。
●4月16日
夕方、TS氏と付き合いのあったOK氏とTAデザイナーが社に顔を出したので早くから開いている水道橋の居酒屋『でん』でささやかに献杯。この日は別口で約束があったので早めに切り上げ、御茶ノ水の四川料理『川菜館』でT印刷MZ氏、とかつての同僚TD嬢と会食。海外ビジネスの可能性で色々語り合う。
●4月20日
編集を請け負っているS誌のスタッフ会議。特集記事のクラフトビールの飲み比べの終了後荒木町のフレンチ『つるや』で懇親会。さらに2次会で荒木町のスペインバル『CARINO』へ。久々にしこたま呑んだ赤ワインで酩酊。
●4月23日
K社の早期退職組で広告部時代の後輩ID氏の送別会で小川町の老舗居酒屋『みますや』へ。すでに先行して転職しているAS氏、WT氏も集まって過去の尉労と前途の成功を祈って杯をあげる。10年前の自分を考えると彼らの再挑戦も応援しなければという気分にさせられる。
●4月25日
『明治屋2nd』で日本酒の試飲会。日本酒マイスターOD氏が厳選した銘酒約10銘柄を楽しむ。もともと日本酒には疎く蔵元の名前も初めて聞くものが多かったが、どれも気鋭の蔵元だそうだ。さすがの美味しさについつい杯が重なる。日本酒の奥の深さに感嘆。
●4月27日
この1カ月色々なことが起きたが、東京ドームのポール・マッカートニーのライブですべて気持ちをrいフレッシュさせる。ポールも見納めかもしれないが素晴らしい演奏に酔う。同行のサイトマガジン編集長のKN氏と新宿に移動。居酒屋『かり屋』で遅い食事。
●4月28日
事務所に同居するIG社NG氏、デザイナーNM嬢、ライターTM嬢、編集者GT氏と食事会。神保町で7周年を迎えたダイニング『東京アチコーコー』へ。よく食べ、よく笑う。くよくよしていても道は開けない、気分一新して11年目に突入ということにしたい。
、
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