本日の業務試写は『25年目の弦楽四重奏』(ヤーロン・ジルバー マン監督)。
結成25周年を迎えた世界的に有名な弦楽四重奏団<フーガ>のチ ェリストが、不治の病を宣告され引退を決意することから、それま で完璧なハーモニーが保たれていたメンバーの間に亀裂が入りだす ・・・。芸術と個人生活、愛情と裏切り、人生の輝きと翳り。ベー トーヴェン弦楽四重奏曲第14番にのせて奏でるちょっとほろ苦い 人間ドラマである。主役の4人はクリストファー・ウォーケンをは じめフィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、マ ーク・イヴァニールと実力派ぞろい。それぞれが直面する人生の不 協和音と再生への試みを緊張感あふれる演技で見事なアンサンブル を奏でてくれる。
最近見たトランティニャンやテレンス・スタンプ同様にウォーケン の<老い>の演技がなかなか良かった。クラシック音楽ファンもク ラシックに疎い人も、おそらく見終わった後に生きる喜びと哀しみ に思いを巡らし、しみじみしてしまうはず。
7月6日より角川シネマ有楽町他ロードショー。
結成25周年を迎えた世界的に有名な弦楽四重奏団<フーガ>のチ
最近見たトランティニャンやテレンス・スタンプ同様にウォーケン
7月6日より角川シネマ有楽町他ロードショー。
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