2018年12月5日水曜日

三上真一郎さんのこと


俳優の三上真一郎氏が7月に77歳の人生を終えていたという訃報が発表されたのは先月のこと。たまたま積読の山の中に2001年に出版された生前の小津安二郎監督との交流を描いた『巨匠とチンピラ 小津安二郎との日々』(文藝春秋社刊)があることを思い出し、すぐ手に取って読み始めたら、これが実に面白かった。
晩年期の松竹小津組の様子が生き生きと描かれていて、最後の弟子として息子のようにかわいがられた三上氏ならではの日本映画界の巨匠の知られざる素顔、粋を絵にかいたような楽しいエピソード、周りを取り巻く映画の黄金時代を支えたキラ星のような男優、女優たちとの交遊が綴られている。そこに登場する映画人たちの大半がもう既に鬼籍に入り、チンピラ役者を自称していた最年少に近かった著者もついに亡くなられたわけなので、よく言われる「昭和は遠くになりにけり」が改めて実感させられてしまう。
三上真一郎と言えば『秋日和』『秋刀魚の味』という端役ながらも、ご本人にとっても宝物のような作品への出演が当然この本の骨格ともなっているのだが、個人的にはその後フリーになられた後の『仁義なき戦い』の新開宇吉役。『仁義なき戦い頂上作戦』の川田英光役の存在感のある演技が記憶に残る。「こんなもここらで男にならんと、舞台はもう回ってこんで」と若い小倉一郎を焚きつける狡猾な川田組組長のセリフは忘れがたい。晩年も貴重なバイプレーヤーとして活躍されていただけに、先日のあまりにもひっそりと報じられた訃報がちょっと寂しい。そう言えば『仁義なき戦い』の深作組ももう何人も生きている人たちが残っていない。
三上氏は日本酒は苦手だったそうだが、巨匠に進められるがままよく飲まされたという小津監督の愛した諏訪の銘酒「ダイヤ菊」も、昔はよく見かけたものだが、最近でも手に入るのだろうか?この年末は巨匠の愛した「ダイヤ菊」の熱燗をちびりちびり飲りながら、所蔵するこれらの作品のビデオを引っ張り出して、三上真一郎氏の若き日の姿を偲びつつ改めて見直してみようかなどと思っている。





週間呑みアルキスト11.1~11.30



●11月3日
ラグビー日本代表が、世界最強のオールブラックスと相まみえるということで、味の素スタジアムへ。来年の自国開催のW杯のシミュレーションとしても見逃せない一戦。オールブラックスは英国遠征を控えていて、今回の来日メンバーは初キャップも多い若手が中心だが、それでもW杯メンバー選出も絡みベストではないが世界最高峰のレベルのチームであることに変わりない。この日は天候にも恵まれ、W杯ヴァージョンということで場内のビール販売も記念コップ付き。コップ欲しさに試合前からビールの杯を重ねる。試合は31-69。ジャパンも攻撃の形はできているし、タックルも低く入り健闘してはいるものの、やはり一瞬のプレースキルの高さ、スピードの差はいかんともしがたい。ジャパンが獲った5トライは過去最高だがこの点差、よろこぶべきかどうか評価はしがたい。ベスト8入りを掲げてはいるが、このままでは厳しいという現実を見せつけられた感じだ。


●11月10日
『明治屋2nd』の年末に向けたイベントのチーズフォンデュの会に参加。いつもは人の多さであまり食べる方はおろそかになりがちだが、今回はワインもほどほどに比較的食に比重が置くことができた。途中仕事の宿題があるので事務所に戻ったが、睡魔に襲われうたたね、危うく終電を逃すところだった。


●11月11日
封切られたばかりの映画『ボヘミアン・ラプソディ』を地元のT・JOY大泉に朝一で観に行く。クイーンのライブエイドでの伝説の演奏が正確に再現されておりいたく感激し、さっそく呑みながら1985年に収録して保存していたVHSを引っ張り出して、荒れた画質で当時のことを思い出しつつビデオ鑑賞。しかし今見てもフジのひどい中継は噴飯ものだったw


●11月13日
仕事で元F1ドライバーの中嶋悟氏を取材。レジェンドのオーラは感じながらもやはり普通のオジサンと言っても良い経年ぶりではあった。ブッキングが結構大変でけっこう締め切りギリギリでの中嶋氏の快諾に救われた感じ。新宿三丁目『Rusty's bar』にてホッと一息。


●11月16日
鶯谷のイベントホール『東京キネマ倶楽部』で、元後輩のSM氏のオヤジボーカルグループのコンサート。オヤジボーカルと言ってもなかなか本格的で、チケットはすぐにソールドアウトするというから大したもの。『東京キネマ倶楽部』はそれこそ昭和の”鶯谷ミュージックホール”を改造したものだが雰囲気もあって300は入るなかなか素晴らしい小屋。前期、後期高齢者ばかりの観客と一体になったなかなか楽しい一夜だった。


●11月17日
早世してしまった昔の後輩KJ氏の恒例の墓参りで用賀へ、ゆかりの人たちと慈眼寺の墓前に、故人が好きだったウーロン杯缶をお供えし、手を合わせる。墓参後は故人をしのんでの食事会。用賀のイタ飯屋『サザン』で献杯したあと、『ビーンズ・デポ』というおしゃれなカフェで午後のひと時を過ごす。この店のドアを開けた時にかかっていたのが映画で見たばかりのクイーン。「みましたか?」「良かったですね」と同年配のご主人と奥様と盛り上がってしまう。コーヒーもロースターで炒ってひくこだわりで、手作りのケーキも素晴らしい。BGMも合わせ居心地よし。


●11月19日
日産のカリスマ経営者カルロス・ゴーンの逮捕というビッグニュース。ただしどこがどういう具合に犯罪と認定されたのかいまいちわかりずらい。またぞろ問題含みの入管法改定を国民の目からそらすための政権サイドの陰謀かと疑わせるようなタイミング。『明治屋2nd』にて会計事務所に勤めるHK君の解説を聞くが釈然としない。


●11月26日
元広告代理店MC社勤務のUC氏、SM氏が神保町に来ているということで『新橋やきとん神保町店』に合流。まさしくセンベロ店で前回もここだった、わざわざ超庶民的な店を選ぶのもいかがなものかと思うが、やはり安いのが一番。センベロとはいかなかったが、サンゼンベロくらいですっかりいい気持に。


●11月30日
新宿三丁目『Rusty's bar』にてK社系のEB社の編集者ST氏と連れの若い衆相手にバブル時代の昔話で盛り上がる。先に帰ったST氏のあとしばらくしてお勘定を頼むと、すでに頂いているとのこと。バブルの話が影響したのかなとと思ったがなかなか良くできた後輩ではある。


2018年10月31日水曜日

週間呑みアルキスト10.1~10.31



●10月2日
かつての同僚で最近仕事を共にしているSM氏と市ヶ谷の広告代理店で打ち合わせ後、麹町まで歩き居酒屋『リンダ』へ。都会の一等地にありながらまさにセンベロの格安ぶりは特筆に値する。センベロの2乗くらいで良い気分になったので赤坂のピアノバー『m-bar』にハシゴ。


●10月4日
先月の台風で延び延びになった元K社のHY氏とリスケ呑み。四谷三丁目の豚しゃぶ『三櫂屋』で久しぶりに日本酒なぞを。HY氏は自身でやっているビジネスへの話だったのだが、結局は戦史研究の話で盛り上がる。


●10月5日
マイレージ消化の台北旅。夕方に松山空港着。ホテルにチェックイン後、さっそく『黄記魯肉飯』に飛び込んで台湾の小吃を満喫。腹ごなしをした後は林森北路のスナック『JUNO』へ繰り出し、昔なじみのママさんKO嬢から大歓待を受ける。これだからやめられん。


●10月6日
ゆっくり目覚めた後、ホテル近くの晴光市場周辺の屋台にて朝昼兼用の食事。いちいち小吃が美味い。東区の誠品書店や新しい散歩スポットとして脚光を浴びる富錦街を散策して午後を過ごした後、KO嬢と同伴出勤の約束で、四維路のイタリア料理『SWOIESO』で落ち合う。この店は駐在時代にもよく通った店。マダムも健在だった。KO嬢と『JUNO』へ、売上の協力。


●10月7日
朝は豆漿で軽く済ませ、昼は永康街の『東門餃子館』で水餃子。午後はアートなスポット華山1914文創園、松山文創区や誠品生活館をぶらついて過ごす。、KO嬢はお店がお休みなのでこの日も一緒に食事をしようと誘われたので、夕食は台菜の老舗『儂來会館』へ。カラスミがたっぷり乗った炒飯は絶品。食後は南京東路の『異塵CELLAR』で呑み直し。


●10月8日
朝から雨。この日、平渓線のローカル列車の旅を計画していたが、雨の行楽地へ行くのもめげて、『明月湯包』で小龍包をしこたま賞味した後、青田街の静かなCAFE『515 カフェbookus』で読書をして過ごす。夜は丸林魯肉飯にて自助餐。マッサージでリフレッシュ。 とどめは結局KO嬢に会いに『JUNO』で散財。


●10月14日
3年前に亡くなったK社時代の後輩、故NM嬢を偲んで、彼女の映画監督の旦那様、当時の編集部の仲間たちと新宿西口のビアレストラン『ミュンヘン』で食事会。懐かしい思い出話で午後を過ごす。


●10月17日
高校時代の同級生で、司法書士をやっているHS氏に、会社の法務手続きをお願いしに、埼玉はみずほ台の事務所を訪ねる。昔のよしみで格安にて諸手続きの代行をお願いする。現在は奥さんに先立たれて高校生の娘さんと二人暮らし。朝晩の食事の面倒は父親担当ということで、大変ではあるがまあ楽しくもあるという。お互い、高校時代の見る影もないが、こういう再会もなかなかいいものだ。夜、先日のNM嬢を偲ぶ会で会ったSR氏が事務所に来訪。近所の『YAMITSUKIカレー』で夕飯を共にしカフェ『きっさこ』で昔話。


●10月25日
かつての編集仲間で現在は新潟佐渡の造り酒屋の社長をしているHR氏が上京、映画会社に勤めていた奥様も一緒ということで急遽昔の編集仲間WA嬢、AO嬢が集合して神保町のワインバー『Lepique』で同窓会。終電間際に乗った電車が自宅のある駅まであと二駅というところで、先行する電車が踏切事故を起こしたとかで停車。復旧の見込み無しということで千鳥足で自宅まで約8Kmほど歩く。


●10月26日
東京国際映画祭で六本木へ。EXシアターで香港映画『三人の夫』(フルーツ・チャン監督)を観賞。売春で生計を立てている知的障害の水上生活者の女性が、異常な性欲を満たすためひたすらSEXをするというアイロニカルな作品。個人的にはちょっと、?な出来だと思うが。


●10月27日
午前中六本木の映画祭で台湾映画『海だけが知っている』(ツイ・ヨンフイ監督)を観賞。台湾東部の離島・蘭嶼が舞台の原住民がテーマの作品でなかなか良い映画だった。午後から新横浜に移動、日産スタジアムでニュージーランドとオーストラリアというラグビーの最強国同士が激突するブレディスローカップを観戦。

●10月29日
東京国際映画祭でドキュメンタリー映画『カンボジアの失われたロックンロール』(ジョン・ピロジー監督)観賞。50~60年年代のプノンペンでも当たり前だがミニスカートにGOGO、ロックンロールの文化が繚乱していた。70年代のポルポト政権下でそれら一切が弾圧によって消失、音楽の担い手たちの多くが過酷な運命をたどった。貴重なアーカイブ資料とともにカンボジアロックの黄金期の記憶を再現。なかなかこころ打たれる作品だった。

●10月30日

大病を患ったスポーツカメラマンKT氏の快気祝いで、編集者OK氏とともに四谷の『徒歩徒歩亭』で会食。みんないい歳になったのでお互い気をつけねば。食事後K氏のリクエストでバー『3Circle』に顔を出す。ちょっと痩せてスリムになったものの意気軒高なKT氏の姿にちょっと安心する。








2018年10月10日水曜日

週間呑みアルキスト9.1~9.30



●9月前半
入稿、校正、校了と編集作業のため基本コンビニ飯が続く。


●9月13日
校了の合間にちょっとだけ時間ができたので新宿三丁目『Rusty's Bar』に顔を出す。常連だったWT氏の訃報を聞いてびっくり。豪快に呑み笑いオヤジギャグ連発の元気オジサンだった。明日は我が身だ。


●9月19日
校了明け。今回はミスも多く、ずるずる下版も引っ張ってしまってなかなか終わりが見えなかったが、ひとまず今回の仕事を手伝ってもらったTN嬢、HZ嬢と麻婆豆腐で有名な小川町の『四川一貫』で軽い打ち上げ。神保町『KLEIN BLUE』で〆て帰る。


●9月21日
何十年にわたって仕事でお世話になってきたデザイン会社MM社のOG社長の古稀のお祝いパーティーへ。場所もおしゃれに代官山の『タブローズラウンジ』を貸し切り。懐かしい顔も多く思い出話で盛り上がる。歳月の長さをあらためて感じる。2次会でかつての職場で机を並べたSM氏、SN氏、MT氏と自由が丘の『ラベンダーカフェ』でプチ同窓会。


●9月29日
会社の隣の『明治屋2nd』のマスターHM氏の還暦祝いで屋形船貸し切りパーティー。大型台風が接近しつつあったが、上陸は翌日以降ということで開催強行、幸い東京湾も凪いだ状態で、小雨にけぶるトウキョウのビル群がかえって幻想的。みんな楽しく盛り上がり良い会だった。HM氏の人徳だね。


●9月30日
以前の会社の同僚だったHY氏からビジネスの相談&美味いものでもということで約束していたが台風直撃が予想され、JRも20時で運休ということでリスケ。台風今年は異常に多い。地球はどうなっているんだ?




2018年9月8日土曜日

週間呑みアルキスト8.1~8.31





●8月1日
ムックの仕事を受けたため、今月もあまり呑みアルキができなくなること必至。という以前にこの暑さっ続きでは食欲もあまりわかぬ。近年の異常気象で年寄りにはつらい日々だ。事務所の冷房も強烈な西日で温度が28度から下がらない。『明治屋2nd』に涼みに入っていたら、マスターよりスミノフのメーカーの宣伝で置いていった店舗用の赤いフラッグをプレゼントされ、試しに席の背後の窓に貼って遮光してみたところ25度くらいまでには何とか下がるようになった。感謝!


●8月5日
脳梗塞で死地から復帰したものの半身不随となってしまったYD氏のリハビリで、彼の昔の仕事現場であった味スタのFC東京戦に車いす席の付き添いで参加。会場は対戦相手が神戸なのでイニエスタ首都初登場を期待するファンで超満員(残念ながら家族を連れ戻すために帰省中で出場はかなわず)。
病気の後遺症であまり喜怒がはっきり伝わらないのだが、迎えに行った後輩のTM君に寄れば、速い時間からレプリカユニフォームに着替えてそわそわしながら待っていたというから、やはり楽しみにしていたのだろう。気温だけでなく試合内容も熱く、本人も終了する頃は少しぐったりしていたが久々のスタジアムの雰囲気を味わえて満足してくれたのではないだろうか?YD氏を車に乗せご家族に挨拶した後、YD氏の友人のMG氏、TM君のお父様と一緒に調布まで歩いて駅前の居酒屋『四十八漁場』でお疲れ様会。大汗かいたのでビールの美味いこと。


●8月6日
仕事仲間のTM嬢にかねてからリクエストしていた、ちょっとお気に入りのIK嬢を誘っていただいての合コン。店の雰囲気も料理も間違いない水道橋の『アンチヘブリンガン』で楽しいひと時。TM嬢はいつもながらの遅刻が今回は逆に好都合、先に二人っきりで親しく話をさせていただいたが、年甲斐もなくあがってしまった。


●8月8日
この日亡くなられた沖縄県翁長知事の冥福を祈って献杯。


●8月10日
TM嬢と仕事の打ち合わせで、神保町の『YAMITUKIカレー』で食事。IK嬢とまた機会を作ってもらえるように依頼、苦笑されてしまう。


●8月17日
身体の調子もあって酒を控えている兄から貰い物の日本酒をもらうために茅場町まで出向き、老舗の焼き鳥屋『鳥徳』でランチ。食後はよくもまだ残っているなというくらい時間がストップしている昭和情緒たっぷりの喫茶店『サン茶房』で珈琲をごちになる。


●8月20日
甲子園100回大会は、秋田の公立校金足農業の大健闘で大いに盛り上がり、迎えた決勝戦は連投のエース吉田投手がさすがに披露のため強打の大阪桐蔭の猛打につかまり大敗。


●8月24日
この日は仕事を翌日回しにして早めに切り上げU20女子W杯の決勝戦を家呑みで観戦。スペインを破って世界の頂点に立ったヤングなでしこたちの歓喜に気分は最高!


●8月31日
ヤングなでしこに続きお姉さんたちのフル代表がアジア大会で韓国を破って金メダル獲得。仕事を抜け出して『明治屋2nd』のテレビで40分ディレーの中継見ながら祝杯を挙げる。




















2018年8月1日水曜日

週間呑みアルキスト7.1~7.31





●7月1日
W杯はノックアウトステージ。一番面白い試合の組み合わせが続く。この日は優勝候補のスペインが開催国ロシアにまさかのPK戦負け。続くクロアチア×デンマークも息詰まる試合が展開しこちらもPK戦でクロアチアが薄氷の勝利。観てる方も身体がもたないなこりゃ。


●7月2日
ブラジルがメキシコに2-0の順当勝ち。ネイマールもやっと復調したか。さて続いてお楽しみの日本×ベルギーはいい意味で予想を裏切る大熱戦。優勝候補の一角ベルギー相手に堂々と互角に渡り合う展開。ディフェンスラインもきっちり機能し危ない局面を作られながらもなんとかルカクを封じている。後半、右サイドから仕掛けた原口のテンポをずらしたファインゴールで先制!思わず絶叫。さらに乾のお得意の右サイドからのミドル炸裂で2-0と信じられない展開。追い詰められたベルギーがここから怒涛の反撃で、アンラッキーな失点の後、日本の弱点をついて高さのフェライニ投入で同点弾を決められる。そして延長が見えた最後のインジュアリータイムで電光石火のカウンターを決められジ・エンド。最後はベルギー陣内でのCKから速攻を決められるって、CKを真っ正直に蹴った本田の判断がすべて台無しにしやがった。ドーハの教訓は生かされず。何考えてるんだか。まあ、延長になっても逆転は必然だっただろうが。それにしても惜しい試合を落としたものだ。今回の代表には全く期待していなかったので面白くしてくれたことは評価したいが、それでもまだまだ世界のトップ8への道は限りなく遠い。


●7月3日
ベスト8への最後の2試合は、スウェーデンがスイスを接戦の末1-0で下し、コロンビアとイングランドはPK戦の末イングランドがベスト8に。


●7月5日
高校の年1回の恒例マスコミ会。いつもの日比谷『松本楼』で開催。年々高齢化が進み出席者数はさみしくなる一方。名物のカレーもルウがなくなり白飯が残る。年よりは本当に食が細くなる。こうなれば別に会場が松本楼じゃなくても全然問題ない気がする。来年は会場変更も考える必要があるだろう。


●7月6日
午前中から終日CDブックの収録で高田馬場のスタジオにこもりっぱなし。やっと解放され、以前よく通った中華料理『将軍』に足を運んでみる。さすがに顔なじみだったフロアのおばちゃんはいなくなっていたが店はそのまま。味は以前よりちょっと味付けが濃くなったような。料理人だって変わるんだろうな。この日からいよいよ準々決勝。ウルグアイ×フランスは0-2でフランスの貫録勝ち。ウルグアイはカバーニ欠場は何とも痛かった。ベルギー×ブラジルは2-1でベルギー。日本にあわやと言うところまで追い込まれたベルギーが王国ブラジルを危なげなく下した。


●7月7日
事務所の隣の『明治屋2nd』のルーツは浅草の酒屋さん。そのご実家が店じまいする前に倉庫に残っていたヴィンテージものの、スコッチやブランデーを大放出ということで、宵のうちからジョニ黒だとか、ヘネシーだとかちびちび味わう。お店のテレビで23時からのスウェーデン×イングランドを(0-2でイングランド)最後まで観てしまったので、当然終電もないため事務所に戻って続くロシア×クロアチアを観戦。クロアチアはまたまた延長戦を強いられるがなんとかPK戦で勝ち抜いた。始発で帰宅し爆睡。


●7月9日
いよいよ準決勝。フランス×ベルギーは個人的にはベルギー有利と踏んでいたが、押されながらもセットプレーから先制したフランスが、堅い守備とカウンターを機能的に生かし逃げ切った。


●7月10日
準決勝2組目。イングランドとクロアチアは、イングランドが先に先制弾を決めたことからクロアチアが再び追いかける苦しい展開。クロアチアにとっては3度目の延長戦にもつれ込むも、若いイングランドを2-1で下しどうにか決勝進出。モドリッチの気合に決勝はなんとかフランスを打倒し、悲願の初優勝をと、すっかりクロアチアびいきに。


●7月13日
台湾駐在時代の同僚だったTD嬢が来社。勤めていた会社を5月いっぱいで退社したということで慰労を兼ねた食事会。水道橋の『アンチヘブリンガン』でパスタをいただきランチビールを飲みながら近況を聞く。午後は老舗の喫茶店『ミロンガ・ヌオーヴァ』で昔話。



●7月14日
昼間新宿で映画を観た後、酒と食料を仕入れて帰宅。3位決定戦ベルギー×イングランドは2-0でベルギーの貫録勝ち。若手中心のイングランドは次大会が楽しみだ。楽しかったワールドカップも残すは決勝のみ。


●7月15日
いよいよ決勝戦。クロアチアは延長続きで体力的にも心配されるが、先制はフランス。アンラッキーなオウンゴールだったが、持ち前の集中力でペリシッチがすぐに同点とするが、再びエリア内のハンドでPKで離される。クロアチアにはどうもツキがない。後半に入ると前がかりになったクロアチアに対しポグバとムバッペのスーパーゴールが炸裂。結果4-2でフランスがワールドカップを高々と掲げることになった。祝祭の日々もついに終焉。はやくもW杯ロスにとらわれてしまう。


●7月17日
高校のマスコミ会の報告&慰労会で1期上の先輩SG氏とKS氏と池袋のビアホール『ライオン』へ。来年以降の会の進行を話し合う。


●7月18日
仕事の打ち合わせでフリーライターのTM嬢の地元荻窪へ。彼女推薦の南口の落ち着いた居酒屋『おざ』で一杯やりながら仕事の段取りを説明。遅くならないうちにバスにて帰宅。


●7月19日
日頃お付き合いのあるデザイナーのNM嬢、ライターのTN嬢、SM嬢と暑気払い。クロアチアの準優勝祝勝会を兼ねて京橋のクロアチア料理レストラン『ドブロ』へ。案の定ワインの祝勝半額セールもあって大満足。シュトゥルクリ(パスタ)、サルマ(ロールキャベツ)といった郷土料理に舌つづみを打つ。


●7月26日
K社時代の同僚だったHY氏、SH氏と久々に暑気払いで会うことに。渋谷ヒカリエ内の『博多漁家磯貝しらすくじら』で一献。2件目はHY氏のかつての行きつけというオジサマ度の高い『深雪花』というスナックで放歌高吟。久々にはじけまくる。


●7月30日
新宿3丁目の『Rusty’s Bar』が、移転前の『t’S bar』時代から数えて20周年ということで、帰宅の途中立ち寄る。マスターとはもう40年近い付き合いである。そんなことを話しながらちょっとしみじみした気分になってしまう。















2018年6月30日土曜日

週間呑みアルキスト6.1~6.30



●6月1日
K社発行のTVS誌が創刊35周年を経過したので、創刊から初期の頃に同志の編集に携わっていた人たちで同窓会を新宿のビヤホール『LION』にて開催。懐かしい面々が約60人ほど参集した。
当時の中心メンバーだったNM氏、FD氏、TN氏辺りはそろそろ古希を迎えつつあると思うが皆すこぶる元気そう。しかしながらここに出席できなかった早世した仲間も大勢いるのも改めて歳月の長さを感じさせる。大勢で賑やかに2次会へ繰り出すようだったが、創刊の前からともに日本テレビ系の担当をしていたWM嬢を誘って『Rustys Bar』でひっそりと思い出話にふける。


●6月4日
W杯ガイドブックでコメント協力してもらった昔のサッカー仲間HT氏とお礼の食事会。新宿南口のドイツ居酒屋『クライネヒュッテ』でバイツェンビールの蓋付きジョッキで乾杯。W杯談義に花が咲きBar『ICE』に流れる。


●6月6日
元C社の広告マンUC氏、SM氏と神保町『東京アチコーコー』で会食。UC氏が神保町で行きつけの歯科医IM院長も合流。IM院長とUC氏は高校時代の同級生ということで地元の歯科医と知己を得るのは有益だろう。後々お世話になりそうだ。


●6月9日
元Jリーグ関連で働いていて現在は外資系保険会社に勤務するNM氏のお誘いで、中目黒で予約の取りにくい人気の肉料理店『虎馬』で食事会。1万円呑み放題のコースのみだが、食べきれないほど絶品の肉料理のオンパレード。コスパは決して悪くない。


●6月14日
TVS誌同窓会には来られなかった、広島の地方紙勤務のMT氏が上京しているということで、彼と仲の良かったHT嬢と誘い合って新橋の台湾料理『香味』で10数年ぶりの再会。当時まだ大学生バイトだったMT氏もすっかり貫禄がついた。やはり思い出話と当時の仲間たちの消息話で盛り上がる。この日はいよいよロシアW杯の開幕日。帰宅後睡魔と闘いながらロシア対サウジ戦をテレビ観戦。ロシアが5-0と圧勝。


●6月15日
W杯ガイドブックのスタッフ打ち上げを、W杯を観戦しながらやろうということで新宿御苑のスポーツBar『フィオーリ』で開催。ウルグアイ対エジプトを見ながら大騒ぎしつつ1次会で散会。なんといっても深夜3時からのポルトガル対スペインは見逃せない。クリロナハットトリック!3-3でイベリア決戦の勝負はつかず!


●6月16日
ライターTM嬢が住居を引っ越すため不要になったLDプレーヤーを譲るというので荻窪まで取りに行くが、かえってAV機器と接続すると読み込みの回転部分がへたっていて使い物にならず、結局粗大ごみを引き受けてしまったようだ。この日は注目のアイスランドとアルゼンチンの一戦。アイスランドがメッシを封じ1-1で分ける大健闘。


●6月17日
老舗のライブハウス銀座『TACT』にて、以前の同僚だったSH氏がオヤジヴォーカルグループ「BILL BOSE」の一員として出演するということで、『明治屋2nd』のマスターご夫妻と常連の人たちと一緒に観に行くことに。懐かしいロックや昭和歌謡で満員の熟年客はノリノリ。SH氏の多芸ブルは老いてなお盛ん。終了後銀座コリドー街の居酒屋『福栄商店』でクールダウンのお疲れ様会。
帰宅後観たドイツ対メキシコ戦は酔眼を吹き飛ばす0-1ドイツ敗戦!


●6月19日
日本の初戦となるコロンビア戦を、この試合目当てにテレビの受信機を設置した『明治屋2nd』にて観戦。日本まさかの2-1勝利に大興奮。普段はサッカーに興味がないマスターも面白さに開眼したとお客さんと一緒に盛り上がり、テレビ設置の甲斐があったようだ。


●6月21日
強豪国が苦戦を強いられる今大会、この日のアルゼンチンもクロアチアによもやの0-3の完敗。メッシとチームの歯車は完全に狂って、これは本当にアルゼンチンのグループリーグ敗退もありうる展開に。


●6月23日
深夜に観たドイツ対スウェーデン。調子の上がらないドイツがこの日もスウェーデンに先制され苦しい展開、1点は返したもののグループ敗退nおがけっぷちに立たされるかとおもった矢先、インジュアリータイムでクロースのFKが炸裂。思わず絶叫!


●6月24日
日本戦の第2戦。幸先の良いスタートを切った西野ジャパンが、これまた強敵のセネガルに挑む。
結果は2回先に点を取られながらもしぶとく追いつく大健闘。川島のボーンヘッドさえなければ勝ったかもと悔やまれる。柴崎、昌子の若手の活躍が光る。


●6月27日
ドイツが韓国に0-2で敗れ、グループリーグ敗退が決定!W杯ガイドブックで8割がた優勝と予想する記事を掲載したが大外れ、責任取ってくれよな。


●6月28日
日本がグループリーグ突破をかけてポーランドと決戦。西野は決勝トーナメントを見込んで6人スタメンを変更という賭けに出るが、ポーランドは甘くない。結局セットプレーから先制弾を決められてしまう。しかしながら裏でやっているコロンビア対セネガルが、コロンビアが先に得点したのでにわかに2位抜けのポジションが転がり込んでくる。ここで西野はまだ10分以上残しているにもかかわらずボール回しをはじめセネガル敗退の他人頼みの大博打。1点負けのためにゲームを捨てるという展開に会場は一斉にブーイングという異常事態。かっこ悪い事甚だし。実はこの試合のチケットを持っていただけに現地観戦をあきらめて個人的にはラッキーだった。案の定世界のメディアの物議をかもす結果になったが、西野のばくちは結果オーライ。なんとも複雑なベスト16入りであった。












2018年6月8日金曜日

軍中楽園



仕事が詰まっていてなかなか行けなかった映画だが、ユーロスペースで公開中の台湾映画『軍中楽園』(鈕承澤監督)をやっと観ることができた。


 舞台は1969年の金門島。当時は大陸反攻を夢見る蒋介石政権による対共産中国との最前線で対峙していた島で、まだ日常的(定期的)に砲撃があったりしていた「戦地」である。主人公の台湾本島から徴兵されて赴任してきた小寶(阮經天)は猛訓練で知られる精鋭部隊のフロッグマン部隊(海龍蛙兵)に配属されるが、泳ぎが苦手で落伍、831部隊へと転属になる。831部隊とは兵站部隊で専ら兵士たちの慰安を目的とする、『軍中楽園』と呼ばれる娼館の管理を担当していた。様々な過去を持ち流れ着いてきた慰安婦たちの中で、小寶は陰のある妮妮(萬茜)という女性と徐々に打ち解けていく。


 この作品では国民党兵士として内戦に強制され駆り出された外省系の下士官兵や、隊内暴力で逃亡する新兵、極限下における過酷な軍務などを背景に、娼婦として彼らの相手をする女性たちの哀しみなどを描いていくのだが、実際このような慰安所は1990年代まで存在していたという。台湾でも公然の秘密だった慰安所の存在を世に知らしめるということだけでもこの映画の持つ意味は大きい。第二次大戦中の日本軍による慰安婦問題は、韓国ほどクローズアップされてはいないが台湾でも補償問題は当然あって、ともすれば反日的な政治課題ともなっているのだが、この映画の公開で「日本の批判ばかりできないではないか」という声もあがっているとのことだ。


 戦後日本のRAA(特殊慰安施設協会)や韓国の洋公主(在韓米軍慰安婦)の例を引くまでもなく、軍と慰安所の問題はどこの国にも存在していたし、人権問題としてとらえなければならないことも確かなのだろう。しかし、当時その場で交錯した多くの男女たち、過酷な歴史の中で翻弄されてきた時代時代を生きてきた人々の背景の物語に思いをはせると、そこには語りつくせないようなドラマがあったはずである。鈕承澤監督は決して声高にではなく、そんな人々の物語の断片を淡々と拾い集め紡ぎ合わせ、逆に多くのことを考えさせられる作品に仕上げたように思う。


 1969年という時代背景も興味深く観ることができた、2000年代に2度金門島を訪ねたが、すでに観光地化され、軍の施設もそれなりに残っているものの、映画で表現されていた兵士たちであふれ、商店が賑わっているような光景は見ることはできなかった。その意味でも忘れられつつある現代史のタブーを果敢にテーマとして取り上げたこと、近年再び台湾海峡に緊張が高まっている現状とあわせて鑑みてこの作品は広く日本人にも観て欲しい。


 第51回金馬奬の主演女優賞を獲った萬茜(レジーナ・ワン)の美しさにはすっかり心奪われたが、助演男優賞の中国人俳優陳建斌の外省人老兵士の人間味あふれる演技も特筆ものだった。大陸の役者だそうだが国民党軍人を台湾で演じて何か問題にならなかったのだろうか?






 
 


 


2018年6月1日金曜日

週間呑みアルキスト4.1~5.31





週間と謳いつつ隔月になってしまいました。というのも4月末から5月はずっとワールドカップのガイドブック制作に追われていたため、呑みアルキもままならず、ほぼ自宅から神保町の事務所との往復に終始してしまいました。ということで今回は2か月分の備忘録です。
●4月1日
小社マージーサイド設立から13年目を迎える。やっていることはこの10年何も変わらないが、儲からない編集稼業も、今まで趣味道楽と割り切ってきたものの体力的にも金銭的にももはや限界に近づいつつある。安倍政権の死ぬまで働け政策で楽隠居も絶望とあればあとどれだけこの道楽仕事が続けられるのか?せいぜいささやかに夜の巷を呑みアルキ続けられればいいのだが。


●4月4日
KS社の旅行ガイドムックの制作も一段落し、新宿三丁目『Rustys Bar』に久々顔を出す。


●4月6日
デザイン会社MM社恒例のガレージBBQに呼ばれる。かつて働いていたK社の古参社員OT氏と何か企画が出せないか相談を受ける。W杯ラグビー、東京五輪に向けてやりたいことはいくつかあるが、単なる紙での出版とかでは面白くないし、企画も通らない。はてさて。


●4月10日
K社のロシアW杯ガイドブック製作が決定ということで、前回ブラジル大会でもお願いしたスタッフを交えてキックオフミーティング。市ヶ谷の焼き鳥屋『鳥元』で決起大会。


●4月13日
KS社のガイドブック制作でお世話になった編プロSJ社のIGさんと、次回のW杯ガイドブックで一部お手伝いしてもらうデザイン会社QE社のKW社長、飛び入り参加のライターYR氏と水道橋『台南坦仔麺』で会食。『明治屋2nd』で遅くまで業界話。


●4月18日
W杯ブックで仕事をお願いしている編集者のTM嬢と打ち合わせの後新宿三丁目の居酒屋『かり屋』、『Rustys Bar』とハシゴ。


●4月19日
K社勤務時代最後に所属していた部署の同窓会を神楽坂のモダン中華カフェ『結華楼』にて開催。K社に今も残っているHS氏、TO氏はじめ映像会社勤務のNG嬢、大手出版社へ転身したMH嬢、BS局勤務のID氏の5名が参加し、近況報告と昔話に花が咲く。本格的Bar『Kansui』で2次会。


●4月20日
このところ懐かしのメンバーでの飲み会が続く。台湾駐在時代の同僚TD嬢と、当時お世話になった印刷会社T社のMT氏と久々の飲み会。今回は中華ではなく小川町の『巴里ノ介』というフレンチビストロ。みなさんやはり台湾の思い出は楽しいことばかりで、ゆくゆくは台湾に関する仕事ができればと盛り上がる。


●4月22日
『明治屋2nd』の常連さんのNM氏が音頭を取ってくれて、予約が撮りづらいと評判の本八幡の肉バル『肉山』で食事会。うわさにたがわぬ素晴らしい肉料理に舌鼓を打つ。しかもリーズナブルな価格設定!人気が出るわけだ。


●4月25日
W杯ガイドブックの企画で東京駅近所の会議スペースで対談の立ち合い。K社のTN編集長のおごりで近辺にあった香港料理『秀宴』という店で遅い昼食。焼きそば+麻婆豆腐という取り合わせの料理が意外や美味い。普段足を延ばしてもいいかも。


●4月28日
GWの休みはまったく取れない状況でW杯ガイドブックの編集作業に突入。


●5月17日
編集作業が続く中、先に校了する特集分が一区切り。編集を手伝ってもらっているTM嬢、HZ
嬢と神保町の中華ダイニング『SANKOEN』で軽く一杯。


●5月20日
長らくコンビニ飯ばかりだった編集作業もついに校了を迎える。TM嬢、HZ嬢と『温野菜白山通り店』でしゃぶしゃぶの食べ放題で慰労会。


●5月21日
市ヶ谷のK社編集部に校了紙を届け、TN編集長、TM嬢、HZ嬢でキックオフミーティングの場所、居酒屋『鳥元』で締めくくり。


●5月25日
井上尚弥の世界バンタム級タイトルマッチを会社でテレビ観戦。戦慄の1回秒殺。凄いの一言。


●5月26日
事務所の隣の『明治屋2nd』で、HK氏、YM嬢の結婚のお祝い会。彼らで9組目という『明治屋』のキューピットぶりは凄い。年寄りには無縁だが。


●5月27日
『明治屋2nd』主催の大人の遠足で流山の鰻の名店『江戸屋』まで遠征。もう8月には鰻が供給しにくくなるらしい。今生最後のつもりで特上のうな丼を賞味。流山は江戸情緒を今に残す建築物も多く。鰻の後は蔵を改造したカフェ『灯環』で一服。


●5月30日
西野ジャパンの初陣にして、おそらく日本ではもう見ることができない代表の壮行試合対ガーナ戦を会社で観戦。全く希望の見えない試合で0-2の完敗。ロシアへ観戦に行こうと迷っていたが完璧に意気消沈。


●5月31日
西野ジャパンの23人のW杯メンバー決定。なんだか気分が乗らないまま新宿三丁目『Rustys Bar』で痛飲。

2018年4月2日月曜日

週間呑みアルキスト3.1~3.31







●3月1日
WBCバンタム級の“神の左”山中慎介のリベンジ戦。相手は前日の軽量でパスできずタイトルを剥奪されたメキシコの唾棄すべき王者ネリ。今度こそぶっ倒してほしかったが2回であっけなくKO負け。2階級上の体重のハンデもさることながら、やはり衰えは隠せなかった。酒がまずい。


●3月2日
KS社のムック製作で追われ続けた1月2月だったが、入稿もなんとか済ませ後は校了までの作業と大詰めを迎えた。そんな合間を縫って、35年前にTV誌を立ち上げたかつての戦友たちと同窓会の打ち合わせに顔を出す。荒木町の焼き鳥屋『一蕃鶏』に集合したが、もう仕事を卒業した隠居組はどこかで昼から始めていたらしく、すっかり出来上がっている。結局同窓会の話はあまりできず、プレ同窓会の様相に。


●3月5日
GV社からの発注でオーディブル収録のディレクションのため、落合南長崎のCOスタジオへ。午前中から昼過ぎまで集中して音声聴いていたので疲れる。この週は午前はオーディブル収録、午後から校了作業とクソ忙しくなりこと必至。


●3月10日
連日の校正の赤字チェック作業。手伝ってもらっているライターTM嬢、MM社のKR嬢と神保町の『台南坦仔麺』で食事。ビールも入ったのでこの日の作業は切り上げ。


●3月15日
KS社のムックもついに責了。編集スタッフに加わってもらったOK氏と神保町の中華『大興』で軽く打ち上げ。深夜早朝までの作業が続いていたので早々に酔いが回り帰宅。


●3月19日
オーディブルの収録スタジオ、落合南長崎CO社でGV社の懇親会。収録に携わっている声優さんたちはじめ、製作スタッフ、媒体社と大勢でごった返していたが、アットホームな会でいろいろな人たちと話が弾む。CO社のUR氏とは音楽の話で盛り上がり、渋谷の『グランドファーザーズ』に是非ご一緒したいと約す。帰宅が楽なので早めに引き上げる。


●3月20日
しばらく会っていないライターのSM嬢の近況を聞こうと、TM嬢と呑み会を設定。荻窪の焼き鳥屋『とり吉』を予約。集合時間に一番乗りで皆の登場を待っていたが、息せき切って到着したTM嬢からSM嬢が腰痛のためこられないとの報告。結局主役抜きで教会通りのバー『SWITCH』にはしごしタクシーにて帰宅


●3月22日
3月いっぱいで閉店という神保町の名店『いもや』。60年の歴史に幕を閉じるということで、色々な思い出を込めて駆け込み行列に加わり、30分ほど待って定番の天丼を食す。呑み仲間でもある女将さんのYKさんは不在だったが、たとえ居たところで声をかけてもこの客入りでは対応もままならないだろう。ヴォリュームのある天丼にシジミの味噌汁という変わらぬ味wお噛み締め噛み締めいただく。


●3月23日
ワールドカップのポーランド戦のチケットが取れたが、結構旅行費が高くつきそうなので行くかどうか非常に迷うところ。そんなときにハリルジャパンが欧州に遠征しテストマッチをする。この日は仮想セネガルのマリ代表との一戦の中継があるので、会社にビールを買い留めてテレビ観戦。迷いに拍車がかかるする凡戦にがlっかり。


●3月24日
会社帰りに豊島園のユナイテッドシネマに、アカデミー賞で話題を呼んだ『シェイプ・オブ・ウォーター』を鑑賞する。社会的弱者にフォーカスした一味違った大人のファンタジーに感心。アリス・フェイの「You'll Never Know?」がなんとも切ない。


●3月26日
昨年、仕事で再会したUY氏、SK氏に共通の知人ES氏が加わり食事会。『台南坦仔麺』で紹興酒をしこたま飲んで、バー『KLINE BLUE』にハシゴ。


●3月27日
日本代表のウクライナ戦を自宅で家呑みしながら観戦。フラストレーションがたまる試合で1-2で黒星。今回の代表にはなぜか心を熱くさせるものを感じない。


●3月28日
KS社にこ今回の反省と今後の仕事の打ち合わせにデザイナーのOG氏、SN氏、編集OK氏と連れ立ってお茶の水のオフィスを訪問。帰りに男坂の近所にあるブックカフェ『エスパスビブリオ』でワインを飲みながらお疲れさまの一杯。


●3月29日
スポーツライターFJ氏とともに市ヶ谷のK社の月刊T誌編集長TN氏を訪ね、W杯別冊に向けて軽く打ち合わせ。終了後、駅前の居酒屋『酒菜や 瓢箪』で食事。FJ氏とはそのまま新宿に流れバー『rpm』で終電まで。


●3月31日
『いもや』最終日ということで、『明治屋2nd』の常連さんたちと連れ立って店の前で暖簾を下す前にYKさんとお店の人たち交えて記念写真。長い間ありがとうございました。本当にお疲れ様でした。








2018年3月9日金曜日

週間呑みアルキスト2.1~2.28





●2月2日

元在籍していたK社の社史作りに協力していたのだが、追加の質問があるということで、K社のIW氏、OT氏とやはりOBのSM氏が来社。打ち合わせ後神保町『大戸屋』でささやかな食事会。


●2月4日
本年度オスカーの有力候補作『スリービルボード』を豊島園のユナイテッドシネマで鑑賞。夜はライトフライの比嘉の防衛戦。早い回のKOで留飲を下げる。


●2月5日
受注中のムック製作がそろそろ本番を迎えるのでお茶の水の版元KT社まで打ち合わせに。2月3月はちょっとしんどいことになりそうである。会社経営なので仕事が来なけりゃ話にならないが、もう無理がきく歳ではないので意欲は下がる一方。そろそろ潮時なのかなとも思う。


●2月6日
打ち合わせで代々木上原の編プロOS社へ。OS社のKM嬢は高校の後輩なので近所の『サンマルクカフェ』でつい長話。


●2月10日
事務所の隣の『明治屋2nd』で、近所のダイニング『エスペリア』のRZ店長が独立するということで近辺のお世話になった常連客や関係者が集まって励ます会。ちょっとだけ顔を出してすぐに仕事に復帰。平昌冬季五輪が開幕。


●2月12日
女子スピードスケート1500mで高木美帆が銀、ジャンプ高梨は銅。もはやルンビには勝てないのだろうか。


●2月14日
ノルディック複合NHで渡部は銀、スノーボードの平野は銀、小平の1000は銀。なかなか金に届かない。


●2月17日
フィギュア羽生がさすがの演技でケガからの復帰、ぶっつけ本番で金。宇野も銀。素晴らしい。


●2月18日
スピードスケート小平も本命の500mで五輪レコードで金。週明けの報道はこの2日連続の金獲得で盛り上がるに違いない。

●2月21日
女子団体パシュートの金メダルの嬉しいニュースとともに俳優・大杉漣さんの突然の訃報に驚愕。個人的にもファンだったし、なによりも草サッカーの好敵手だっただけに残念な気持ちでいっぱいになる。『明治屋2nd』にて献杯。

●2月22日
ライターTM嬢と打ち合わせかたがた食事へ。久々にコンビに飯じゃないものを食べるので『温野菜神保町白山通り店』でしゃぶしゃぶの食べ放題。たらふく食べた後はTM嬢の地元の荻窪にハシゴ。ちょっと気になっていた旧新興商店街の路地に出来た立ち飲みワイン屋『GRECO』へ。深夜バスにて帰宅。

●2月24日
女子スピードスケートの新種目マススタートで高木菜那が見事金メダル。パシュートとあわせて金2つは日本女子のアスリートでは史上初の快挙。この日、カーリング女子の3位決定戦でLS北見の代表チームが強敵のイギリスを最後に下して銅メダルを獲得したのもお見事。大会前は何かと評判の悪かったというか、大会開催が危ぶまれていた平昌五輪が意外と盛り上がった結果になった気がする。

● 2月28日
エントリーしていた2019年ラグビーワールドカップのチケット 、横浜パックが当選。一生に一度のキャッチフレーズにあおられていたので当選は非常にうれしいのだが、16万の合計金額はちょっとイタすぎ。でも来年のお楽しみが増えた。こうなりゃ、今年のサッカーロシアワールドカップも勢いで行きたくなった。

2018年2月11日日曜日

週間呑みアルキスト1.1~1.31



●1月1日
うららかなる元旦。さて幸多き1年になればよいのだが。
恒例(もう何年続けているのだろうか)天皇杯の決勝戦、今年はちょっと遠いが埼スタが会場。うららかなるとはいえ浦和美園は寒くなるのは必定。お屠蘇で体を温めtえ家を出たものの会場についた時点ですっかり酔いはさめる。セレッソ大阪対横浜マリノス。地の利を生かして送り込んできたマリノスの大サポーターによる「民衆の歌」がトリコロールの波に轟く。試合は先制したマリノスに追いついたセレッソ、延長決着というファンなら面白い展開だったが、2時キックオフということでとっぷり陽は落ち寒さいや増す。冷え切って帰宅後再びアルコールで暖をとる。


●1月2日
箱根駅伝スタートとともに起床。おせち、祝い鯛をつつきながらさっそく朝呑みを始める。青学今年は下馬評では圧倒的な強さではないとのことだが、2区で区間賞は上出来。レース結果を気にしつつ、2日恒例の秩父宮詣でに出かける。大学選手権準決勝。第一試合は明治が完璧なラグビーで大東を圧倒。第2試合は東海健闘するも提供が順当勝ち。帝京はただ例年の滅茶苦茶な強さは感じないので、決勝では明治にも可能性ありと見た。事務所によって年賀状をピックアップし、三崎神社に初詣。夜は箱根のダイジェスト。往路は東洋にとられたが、復路は充分逆転できるタイム差。


●1月3日
駅伝見ながら朝呑み。青学は6区で逆転した後、7区から一人旅。終わってみれば層の厚さを見せつけ4連覇達成。監督のしたり顔は鼻につくがまあ良かった。


●1月4日
星野仙一の突然の訃報。享年70歳は若い。


●1月7日
ラグビー大学選手権を会社で観戦。明治1点差の惜敗。惜しい。


●1月8日
振替休日。昨年来の仕事がこの日までストップ。明けてから相当ねじを巻かないと締め切りが間に合わない。 日本はいつからこんなに休みが増えたのだろうか?高校選手権、サッカーは前橋育英。ラグビーは東海大仰星。星野の訃報には驚いたが今度はフランス・ギャルの訃報。中学生の頃憧れた人、悲しい。

●1月12日
仕事の打ち合わせで代々木上原のOS社へ。終了後デザイン事務所の KR嬢と『ファイヤーキングカフェ』。昔、近辺に住んでいたWR氏、KJ氏とよく呑んだ後に立ち寄ったお店で懐かしい。ドイツW杯観戦の計画もここで立てていた。

●1月15日
忙中閑あり。渋谷の映画美学校試写室へ『ローズ秘密の頁』のマスコミ試写。 『キャロル』で好演したルーニー・マーラー主演。アイルランドの宗教対立と第二次大戦という時代に翻弄された女性のひめたる歴史を描く。荒涼とした浜辺に立つ女性の頭上を恋人が乗るスピッドファイアが低空で飛ぶシーンが美しい。つげ義春の「海辺の叙景」をなぜか思い出した。

●1月16日
脳梗塞で倒れリハビリ闘病中のカメラマンYS氏の励ます会でJR豊田へ 。大きなイオンモールが待ち合わせだったのでちょっと不思議だったが、駐車場があり広いフードコートがあるので車椅子で入るにはいい塩梅で納得。YSはまだ言葉が自由にならずもどかしげだが、顔色はよく元気そうだ。はやくよくなって昔話をまたしたいものだ。

●1月17日
兄一家と新年の食事会。日本橋兜町の老舗の鰻屋『松よし』へ。鰻の稚魚が今年は絶滅状態というニュースもあったので、噛み締めながらありがたくいただく。

●1月18日
平昌五輪直前ということで急遽ノルディック複合の荻原次晴 氏をインタビュー。指定された浜松町の文化放送は移転後初めての訪問。終了後担当編集と打ち合わせで『82 ALE HOUSE』へ。ビールが呑みたかったが陽も高いのでコーヒーにて我慢。

●1月22日
63歳の誕生日は雪の一日。兄から預かりものがあるので兄の職場に近い茅場町のイタリアン『CAYABACCIO』でランチ。茅場町のサラリーマン相手のお店のようだが、意外とパスタが上手くSSCナポリ のフラッグが掲げてあるところも気に入った。夜に再訪したい。遅くなると降雪が半端無くなり交通機能が麻痺。早めに帰ろうと思ったのが裏目に出て帰宅までに2時間半以上かかってしまった。

●1月23日
雪の凍結を恐れて登山用の靴を履いて出社したが都心はすでに主要な道路は雪は解けていてたいしたことは無かった。重い靴でどたどたと市ヶ谷のK社に出向き、平昌関連で今度はジャンプの原田雅彦氏を電話でインタビュー。タブレットの会議機能でクリアにやりとりできる。便利になったものである。

●1月27日
2019年ラグビーW杯のチケット予約販売開始。今回は会場選ぶグループ販売。さっそく東京と横浜のエントリーを済ませたが、もし当たったら10万越えの高額支払いが待つ。複雑な心境。





2018年1月5日金曜日

週間呑みアルキスト12.1~12.31







●12月1日
2018年のロシアワールドカップの組み合わせ抽選会。日本は6月19日にサランスクでコロンビア、24日にエカテリンブルグでセネガル、28日にボルゴグラードでポーランドと対戦が決定。資金的にもスケジュール的にもなかなか来る良いのだが、特に旧スターリングラードでの第3戦は会場的にもなかなかそそられる場所。サンクトペテルブルグ、モスクワでの好カードと組み合わせて行ってみたいが、どうなることやら。


●12月4日
ライターTM嬢と代々木上原の編集プロダクションSJ社と打ち合わせ。終了後夕方早い時間だったが一杯飲むことにして上原近辺を当たるがまだ早すぎてどこも開店前、ということでTM嬢の次の打ち合わせ場所に近い新宿まで移動して、西口の居酒屋『えんや』で軽く。


●12月8日
最近台湾のアウトバウンドで企画検討をしている元代理店のUC氏、SK氏と神保町『新橋やきとん』で軽く飲りながらブレーンストーミング。


●12月9日
E1北朝鮮戦,クラブW杯とサッカーのイベントをテレビ観戦しながら家呑み。


●12月11日
ライターTM嬢と打ち合わせで、TM嬢の地元の荻窪まで出向く。ルミネ内の人気イタめし店『ラ・ヴォ―リャ・マッタ』でPIZZAをつまみながら打ち合わせ。


●12月12日
デザイン事務所のKY嬢と一緒に代々木上原の編集プロダクションSJ社で打ち合わせ。終了後上原の『ファイヤーキングカフェ』で小休止。昔、今は亡き後輩のKJクンとよく来た店でしばし感慨にふける。E1中国戦を事務所に戻って観戦。深夜は家でクラブW杯。現地取材のKGカメラマンからメールが入る。退屈なんだろうなあ。


●12月15日
T誌の企画でBS社のスポーツ雑誌NBの編集長インタビュー。編集長クラスが全然年下となるのでこういうときになんとなく年来を感じてしまう。夕方から事務所の向かいのデザイン事務所SB社で忘年会。『明治屋2nd』からのケータリングでチーズフォンデュ。


●12月16日
午前中からオーディオブックの収録立ち合いの仕事、終了後は事務所でインタビューの原稿書き。平昌五輪の展望ということで楽な仕事。E1の韓国戦は日本代表のふがいない試合で1-4の完敗。国内組で構成された代表とはいえ、ハリルホジッチの采配含めW杯本大会に大きな不安を感じる。


●12月22日
ライターTM嬢、デザイナーNM嬢と忘年会。水道橋のレストラン『アンチヘブリンガン』でワインを何本か開ける。いつ来ても気持ちの良い店。みんな満足。


●12月23日
渋谷ユーロスペースで台湾映画『52Hzのラヴソング』鑑賞。近年の台湾のヒットメーカー魏大聖作品だが『LALAランド』のインスパイアミュージカルで台北が舞台だとなんだかチープに感じてしまう。こんな甘ったれた映画を本当にマジで作ったのだろうか?代々木公園まで歩いて『ナタ・デ・クリスチアーノ』のエッグタルトをクリスマス用に購入。


●12月24日
連日渋谷のユーロスペースでフィンランド映画の巨匠アキ・カウリスマキ監督の新作『希望のかなた』を鑑賞。難民問題がテーマだが、軽妙な笑いを交えてしかしながら鋭い社会批判も内包したストーリー。難民に対する姿勢の人々の優しさが泣ける。クリスマスに見るにふさわしい作品であった。


●12月25日
会社をちょっと抜け出して、近所の九段生涯学習会館で開催中の「四国五郎展」へ。反骨の画家四国五郎のシベリア抑留生活を記録した絵画がメインの展示。体験者として命がけで持ち帰った豆日記が元となって過酷な抑留の実態を今に伝える意義は大きい。日本兵捕虜ももちろんであるが、スターリニズムの大粛清下で殉難したトロツキストらのラーゲリもこんなものだったのだろうかと色々と考えさせられた。


●12月27日
G社の電子書籍担当のSZ氏が来訪、神保町の中華料理『上海庭』でランチミーティング。昼食後は神保町の名店カフェ『ミロンガヌォーバ』へ。


●12月28日
帰宅途中、新宿三丁目のラーメン店『博多天神』に立ち寄った足で『Rusty's Bar』へ向かい、年末の挨拶。


●12月29日
『明治屋2nd』の忘年会。出席者が狭い店内にあふれて早々に事務所に退散。『いもや』から差し入れのロースかつを食べ損ねたが、やはりあまり多くの客の中で呑むのももう辛くなってきた。


●12月30日
昼間は所沢に墓参。石神井公園に新しくできて評判の蕎麦屋『雷鳥』で1日早い年越し。夜は大泉学園の居酒屋『もつ真路』で高校の仲間たちの忘年会に出席。孫を連れてきている奴がいたり、なんだかみんないい年寄りになってしまった。


●12月31日
高校ラグビーの中継を見ながら昼間からだらだらと飲み食い。大みそか恒例のボクシングを見ながら寝落ち。あっという間の1年がこれにて終了。