2017年12月6日水曜日

週間呑みアルキスト11.1~11.30



●11月2日
東京国際映画祭開幕。この日は午後から2本。ベトナムの若い世代の監督が撮った作品と、アメリカモノとは少し風味の違うフランス製のボクシング映画。六本木の『Burger King』の夕食。


●11月3日
この日の映画祭は香港のデジタルリマスタリングの旧作と、中台合作の新作コメディで高級グルメがテーマ、人民中国にあるまじき映画にある種の感慨。この日は台湾好きの間で話題のナチュラルローソンで売り出した胡椒饅頭、台湾野菜饅の食事。意外と本格的で美味い。


●11月4日
横浜日産スタジアムでラグビーのテストマッチ観戦。ジョセフジャパンが、強豪ワラビーズ相手にワールドカップに向けての腕試し。まあ実力差はそう簡単には埋まらないが、昔のジャパンに比べると結構相手を慌てさせるプレーも随所に見せ、まあ健闘と言えるだろう。新横浜で買い込んだ崎陽軒の焼売をつまみにビール。


●11月8日
元代理店マンのUC氏と夕方事務所で打ち合わせ。アジアのビジネス展開についてがテーマなので仕事とはいえ趣味みたいなもので楽しく話せる。終了後、神保町の焼き鳥屋『ふくの鳥』へ。外はちょっと寒くなってきたので焼酎のお湯割り。


●11月10日
速攻で帰宅し、フランスのリールで王国ブラジルに挑むハリルジャパンの試合をテレビ観戦。予想通り日本のディフェンスのつまらんミスを突かれ前半で3失点、勝負はあっけなく決まってしまう。後半セットプレーから1点返すもブラジルの本気は感じず、まだまだ差は大きいと嘆息。


●11月14日
事務所の隣の『明治屋2nd』で軽く呑んだ後、早めに帰宅して朝5時から始まる日本代表対ブラジルに備える。点差こそ1点差だったがやはり欧州の壁は厚い。しかもエデン・アザールはベンチにも入らず温存。なめられたものだ。


●11月15日
帰宅途中の新宿三丁目『博多天神』で夕食。その後『Rustys Bar』に立ち寄って一杯。


●11月16日
事務所近くの中華料理『咸享酒家』で元代理店マンUC氏、SK氏とランチミーティング。その後ホテルニューオータニで開かれた社団法人JF協会の創立12周年記念講演とパーティーに参加。ホテルの立食パーティーはずいぶんと久しぶりのような気もする。会を途中抜けし、中途半端なパーティー食事で満たされぬ胃袋を満たすためSK氏と四谷しんみち通りの海鮮居酒屋『源や』で食事&呑み。


●11月17日
曙橋のデザイン会社MM社が、あらたにギャラリーを開いたためそのオープニングパーティーへ参加。解禁になったばかりのボージョレーヌーボーががんがん振舞われる。


●11月19日
有楽町の朝日ホールで東京フィルメックス。台湾の巨匠キンフー監督の『山中傳記』を初鑑賞。諸星大二郎風の古代中国の妖怪譚。70年代の映画だが撮影は素晴らしい。


●11月22日
東京フィルメックス、台湾の若手監督の作品を鑑賞後、お茶の水のKS社で仕事の打ち合わせ。3月に発刊するムックの仕事だが、意外と時間がなくちょっと焦る。年末年始はまた忙しくなりそうな嫌な予感。


●11月24日
東京フィルメックス、香港のシルビア・チャン監督の新作鑑賞。大陸が舞台。亡き父親の墓をめぐる娘と父親の前妻だった老人との争いを描く。聞けば今年の台湾の金馬奬の主要部門でノミネートされているらしいが、それほどの作品なのかちょっと疑問。


●11月25日
昨年の台湾で仕事を手伝ってもらった当時女子大生だったVK嬢、YL嬢が東京旅行に訪れ再会。彼女たちを紹介してくれたK社のSZ嬢とYL嬢の彼氏君交えて食事をすることに。夕方神保町で落ち合って神保町の古書街を案内、『ミロンガ』で一休みした後、神楽坂へ移動。鉄板焼きの『春波』でお好み焼き。自分たちで調理するのが珍しいとみんな大喜び。神楽坂の街の雰囲気も存分に楽しんでもらったみたいだ。娘のような子たちだが本当にいい子たちで心洗われる。


●11月28日
麹町のJF協会で打ち合わせ。その後元代理店マンUC氏、SK氏とともに麹町の路地裏にある隠れ家的な居酒屋『リンダ』で食事。その後四谷に異動し『3 Circle』で深夜まで。


11月30日
ライターのTM嬢と打ち合わせ後、神保町の『東京アチコーコー』で食事。社に戻った後、『明治屋2nd』で軽く延長戦。




















2017年11月17日金曜日

週間呑みアルキスト10.1~10.31








●10月1日

午前中武蔵野館で公開中の映画『ポルト』鑑賞。午後からはJAZZミュージシャンKG氏の年1回の恒例ライブで新宿『Pit Inn』へ。終了後『隋園別館』にて打ち上げに参加。デザイナーのRK嬢と新宿三丁目のBar『r.p.m』に流れる。


●10月3日
高校時代の友人SY氏が熊本から上京、新宿三丁目『かり屋』で旧交を温める。


●10月4日
CDブックの収録仕事最終日。発注社のGV社のAK氏と打ち上げで、新宿三丁目『池林房』でうtィ上げ。なかなか面白い仕事だった。次回は12月。


●10月7日
千葉稲毛のアクアリンクにて、子供たちのアイスホッケー大会を取材。素晴らしいハコなのだが、駅から遠く海辺にあり、バスも夕方で終了。食事をとる場所もアリーナ内のレストラン『オリンピア』のみ。試合の合間を縫ってカレーライスをかっ込むが空腹だったためもあり意外とうまかった。東京に帰還した時はすでに深夜に。それでも子供たちの大人顔負けのスケーティングに興奮。


●10月9日
今は亡き後輩のKJ氏の墓参りで用賀へ。K社の後輩や仕事仲間と用賀駅ビルの蕎麦屋『そじ坊』で献杯。新宿経由荻窪周りで帰宅途中、荻窪在住のTM嬢と駅前の焼き鳥の名店『鳥もと』で献杯の続き。


●10月10日
日本代表のハイチ戦観戦で横浜日産スタジアムへ。試合はちょっと寒い内容、ロシアは大丈夫なのか?新横浜駅で夜食用に崎陽軒のシューマイを買い込み帰宅後反省会呑み。


●10月12日
ロンドン在住のデザイナーWN嬢が帰国中ということで、新宿三丁目の沖縄居酒屋『海森
』で開かれたデザイナーの仲間たちの呑み会に参加。30年近く会っていなかった人たちと再会。デザイナー仲間同士の呑み会だったので先に辞去し『Rusty’s Bar』で一杯。


●10月13日
編集OK氏とK社の海外部門で働くSZ嬢が神保町に。近所の中華料理『大興』で食事&呑み。


●10月14日
母校のラグビー部の年に一度の秩父宮マッチを観戦に。相手は最強の帝京大だけに結果は最初から見えていたが、やはりそのレベルの差はいかんともしがたく大敗。100点ゲームにならず1トライ取れたのがまあ抵抗と言えば抵抗なのか。


●10月15日
社会人になった最初の会社TN社で世話になった先輩UY氏が逝去し、自宅のある平塚の通夜に参列。当時の先輩たちと久々の再会。広告部で親しかった先輩たちと平塚駅前の『中華居酒屋』で献杯。


●10月17日
元広告代理店MC社のUC氏と仕事になりそうな企画話で、UC氏の先輩SM氏と会食。渋谷道玄坂の路地にある蕎麦屋『ますだや』へ。台湾でのビジネスのアイデアフラッシュ。会食後、ロックbarの老舗『グランドファーザーズ』へ久々に立ち寄る。


●10月19日
台北へマイレージ消化の旅行。台風の影響で天候は雨しばらく続きそうということで、地方に足を延ばす計画は中止して台北で過ごすことに。夕食は『京鼎楼』で小籠包。林森北路のスナック『JUNO』に顔を出すと、昔なじみのKママの大歓待を受け、翌日の同伴を約束させられる。


●10月20日
台湾2日目は、最近人気の大稲程地区を散策。午後から林口に出来た三井アウトレットモールを視察。夕食はKママと雲南料理『人和雲南菜』でデートした後お店へ出勤。


●10月21日
台湾3日目は永康街『東門餃子館』で食事、青田街散策。青田街の静かでおしゃれなカフェで午後をゆったり過ごす。夕方は東区へ移動しかつて立ち上げた雑誌TW誌の18周年記念イベントを見学。大盛況に感慨無量。中山北路の『bochibochi bar』で軽く食事&呑み。


●10月22日
台湾4日目は行きたくてなかなか行けなかった歴史遺構の地馬場町へ。かつて白色テロ時代に多くの人々が処刑された慟哭の地である。現在は祈念公園となり平和そのものだが、モニュメントには献花が絶えることがない。青年公園、国立歴史博物館、植物園、二二八平和祈念館などを見学の一日。夕食は中山北路の『高記』で包子や菜飯を賞味。


●10月23日
帰国便が台風の影響で大幅にディレイ。関西空港でさらにディレイし羽田到着は深夜。航空会社からタクシー代が出ることになり帰って荷物とかの負担がなく帰れたのはまあよかったが、1日がかりの帰路に披露困憊。


●10月24日
T誌の正月号、箱根駅伝特集の取材で千葉で合宿中の渡辺康幸住友電工駅伝監督をインタビュー。誉田からバスで30分ほどの山中にある生命の森リゾートでのインタビューだったが立派な施設だったのでびっくり。取材終了後、同地のホテル内にあるレストラン『ブローニュ』でランチバイキング。


●10月25日
雨がそぼ降る寒い一日。夕方元広告マンのUC氏が打ち合わせで来社。会社近くの焼き鳥屋『福の鳥』で一杯。


●10月26日
BS民放局勤務のID氏が企画相談で来社。洋食レストランの『鳴海』で食事。テレビの営業もなかなか辛そうな時代のようだ。うまくジョイントできる企画があればいいのだが。


●10月28日
東京国際映画祭で六本木へ。この日一本目の台湾映画『大仏+』を鑑賞。なかなかの力作、風刺も効いて名もなき貧しい庶民のアイロニーもよく表現できている。鑑賞後事務所に戻り一仕事終えて『明治屋2nd』で一杯。


●10月29日
午後から東京国際映画祭。日本目は台湾の白色テロ時代のことを描いた90年代の名作『超級大国民』のデジタルリマスター版再映。先日馬場町へ鎮魂の旅をしたばかり、馬場町の処刑シーンもあり、殉難者の引き合わせか不思議な気分だった。


●10月30日
地元のシネコンで『ブレードランナー2047』鑑賞。前作の衝撃には及ばなかったが、なかなかよくできた続編だと思う。IMAX3Dで堪能。










2017年10月26日木曜日

祈りの場所にたたずみて

長らく台湾に関わってきたものの、いままで行く機会がなかった馬場町祈念公園をやっと訪れることができた。台風の影響で雨模様が続く中、ふっと青空が顔を出し、南国に秋の気配が漂う日曜日の午後、MRTの古亭駅から歩くこと30分。広大な青年公園に隣接する淡水河の川べりにその地はあった。ここが1940年代後半から50年代に国民党政権に「反乱分子」の汚名を着せられた多くの人々が処刑された慟哭の場所である。


広場中央に土盛られたモニュメントには今なお花が手向けられ続ける。
白色テロの殉難者たちが滔々と流れる淡水河を眺めつつ銃口の前に立たされた時、胸に去来したのは何だったんだろう。そんなことを考えると胸が締め付けられてくる。


夜中に突然ジープが家の前に泊まる恐怖の中、誰もが沈黙を強いられた暗く長かった時代からすでに半世紀以上が経過した現在、広場を歓声を上げて走る親子連れの姿、のんびりと散歩する老人たち、耳にヘッドホンをつけジョギングに励む若者、どこにでもある平和な日曜日の午後の風景が、目の前にあることが逆に胸に沁みる。
どうかこの平和をいつまでも見守ってください、深く頭を垂れながらしばらく祈り続けた。


母国はその日、嵐の中の総選挙である。戦争への記憶はすでに薄れつつあり、危険な時代の風が吹き荒れる予兆におののいている。




2017年10月4日水曜日

週間呑みアルキスト9.1~9.30



●9月2日
骨付き肉を卑しくしゃぶっていたら、前歯がボキッとへし折れてしまう。乳歯が生え変わった後、前歯を失うのは初めてのことでちょっと同様。根の部分は少し残っているが、果たして修正は可能なんだろうか?翌3日、日曜日は流山に鰻を食べに行く約束があったが、とりあえず歯の状態を診てもらうのが先決だろうと断りを入れる。地元で休日でも診療している歯科医を調べ、取り急ぎ予約を入れる。


●9月3日
ネットのアクセス地図を頼りに前日予約した歯科医院を訪ねるが、古い雑居ビルの中に入った年季の入った診療所だったので、少しビビる。年配の先生は幸い気やすい感じで少し安心。見立てとしては虫歯とかではなく「歯だって老化するからね」とあっさり。少し落ち込む。しばらくは治療に通う日々が始まることになる。


●9月6日
K社月刊TTV編集長のTK氏と彼の同期のWS氏、カメラマンのKG氏と四谷『徒歩徒歩亭』で会食。前歯がないので麺類が食べにくいが、痛みもないのでお酒も解禁。バー『3circle』にはしご。


●9月9日
所沢のくすのきホールで開催中の古書展へ。読まねばならないつん読の本が何冊もあるのに、ついつい数冊買い足してしまう。


●9月10日
WOWOWのエキサイトマッチで井上尚哉登場とあって、午前中から気合を入れてテレビ観戦。米国初上陸の井上が強さを見せつけるモンスターぶりを鮮やかに米国ファンに披露。メーンイベントのシーサケット×ローマン・ゴンザレス戦では、ロマゴンまさかのKO負け。マットに大の字になった姿に新旧交代の冷酷な時間の流れを感じてしまう。夕方からクリストファー・ノーランの話題の戦争長大作映画『ダンケルク』を地元のシネコンに観に行く。


●9月12日
東銀座の松竹試写室で『彼女がその名を知らない鳥たち』の試写鑑賞。後味が悪いストーリーではあったが蒼井優はじめ竹野内豊、阿部サダヲ、松坂桃李らの熱演が光る。


●9月20日
安室奈美恵引退表明のニュース。こちらも一つの時代終了。


●9月22日
会社帰りに『明治屋2nd』に立ち寄った後、新宿三丁目『Rusty’s Bar』へ。


●9月28日
臨時国会にて安倍首相が冒頭解散。小池百合子の希望の党に民進党が丸ごと身売り。小池は民進党左派は選別と宣告、枝野はリベラル新党設立への選択肢を匂わす。目まぐるしい政局だが、それにしても民進党の政治理念の欠落ぶりが際立つ。茶番。


●9月29日
編集ライターOK氏が来社。水道橋の『台南坦仔麺』で会食。


●9月30日
NHK朝の連続ドラマ前期の「ひよっこ」放送終了。j次週からのひよっこロスは確定だろう。






2017年9月7日木曜日

週間呑みアルキスト8.1~8.31



●8月3日
以前、仕事でお世話になった某民放局のYGさんが、新部署へと異動となったので激励を兼ねた食事会。ライターのSM嬢、TM嬢と久々に恵比寿のイタ飯屋『HEARTH』へ。ほとんど女子会にオヤジひとり混ざった感ありだが、ガレットなんぞでワインなんてのもたまには良いだろう。


●8月9日
新宿2丁目の行きつけだった『t's bar』が、3丁目に移転しリオープンした『Rusty's bar』に初訪問。2階だった前の店と比べ地下なのでより隠れ家感が漂う。帰宅時の地下鉄の連結ルートがますます
便利になってしまったので、寄り道も増えそうな予感。


●8月13日
日比谷のTOHOシネマズシャンテにて映画『ビニー・信じる男』を鑑賞。交通事故で頸椎骨折からチャンピオンに返り咲いた実在のボクサーがモデル。帰りに池袋東武の食料品売り場でつまみを仕入れ家呑み。


●8月15日
WBCバンタム級山中慎介対ルイス・ネリー(メキシコ)の世界タイトル戦を会社の事務所で観戦するが、衝撃のKO負け。帰りに隣の『明治屋2nd』に立ち寄るが、ボクシングファンのマスターからは結果を言ってくれるなと懇願される。知ってびっくりするだろうなあと思いつつ苦い酒をあおる。


●8月17日
大学の後輩でポーランド在住のNM氏が里帰り中ということで、大学時代の友人ED氏、NM
氏と同期のOK氏らと歓迎会。ED氏の勤務先の近所にある東京海上本社ビル地下のすし屋『銀蔵』に集結。いつもなら2次会で銀座というコースだが、珍しくED氏が忙しそうで1次会にて解散。この年になって新しい子供ができてしまったED氏、すこしはおとなしくなったということか。


●8月19日
ジェーン・バーキンの1日限りのコンサートのため渋谷のBunkamuraホールへと向かうが、突然の雷雨に足元がぐしゃぐしゃになりながら会場へ向かう。途中で買い込んだ『ナタ・デ・クリスチアーノ』のエッグタルトで腹ごしらえ、コンサートはバーキンの落ち着いた魅力満載、年齢も70になろうというのにチャーミングさは反則ともいうべき。すっかりやられてしまう。


●8月26日
マイレージ消化のため台湾へ。桃園空港から3月に完成したMRTを利用したらあっという間に台北市内へ到着。1年訪問しないうちにずいぶんと便利になったものだとビックリ。台北はユニバーシアードの開催で盛り上がっており、ホテルにほど近い台北スタジアムに陸上競技でも見るかと弁当を買い込んで向かうものの当日券はすでに完売。買った弁当を捨てるわけも行かずホテルに戻り台湾初日は弁当に台湾ビールという冴えないスタート。


●8月27日
朝食は豆漿で軽く済ませ、昼は中山の老舗『丸林魯肉飯』の自助餐+魯肉飯で満腹に。8月の台湾は滅茶苦茶に暑いので食後に飲んだマンゴージュースがことのほか美味い。前日の反省もありユニバーシアードの前売りチケットの購入方法を調べセブンイレブンで発券。希望の侍学生ジャパンの野球はソールドアウトだったが、翌日に行われるなでしこ学生代表の女子サッカー決勝戦をゲットする。人気の鳳梨酥のお店『微熱山丘』や『誠品書店信義店』などを周るがあまりの暑さでいったんホテルに避難。夕食は永康街の人気店『永康牛肉麺館』へ。小菜と粉蒸排骨(サツマイモの肉おこわ)に蒋経国も魅了したという牛肉麺を賞味。デザートで氷屋『芒果皇帝』に立ち寄りお約束の芒果冰。


●8月28日
遅い朝食ということで昼前に小籠包の名店『明月湯包』へ。お店の看板料理、湯包にシラス炒飯、炒青菜、元盅鶏湯。美味!特にシラス炒飯は香ばしくて絶品。天津街のご用達お茶屋『新純香』でお土産用のお茶うけなどを仕入れいったんホテルにシャワー休憩に戻る。夕方に『渡小月』で台南坦仔麺で腹ごしらえした後、新北市の輔仁大学のグラウンドに女子サッカー決勝対ブラジル戦を観戦しに行く。輔仁大学は日本でいう上智大学のようなカソリックの学校で、キャンパスの環境はなかなか素晴らしい。キャンパス内を案内板に沿って歩くと煌々とライトに照らされたスタジアムが見えてきた。たかが大学のグラウンドと高をくくっていたが、観客席も完備したちゃんとしたスタジアムだった。試合は残念ながら延長の後半に決勝点を決められ惜敗。充分称賛に値する熱戦で楽しめた。


●8月29日
桃園機場から帰国。機場内の台湾料理店『青葉』で最後の小吃。夕刻に成田到着。日本はさすがに幾分か暑さも和らぐ感じだ。


●8月30日
帰り際新宿三丁目『Rustys Bar』へ立ち寄り。


●8月31日
ワールドカップロシア大会最終予選の対豪州戦の大一番を家で見ようと早めに帰宅。結構苦戦するんじゃないかと思っていたが、日本代表のカウンターが奏功し序盤から浅野が先制弾。豪州のへなちょこパスサッカーにも助けられ、後半井手口が見事なミドルを決めて追加点。本田、香川抜きで6大会連続の本大会出場を決めた。祝杯!






2017年8月10日木曜日

磯野恭子さんのこと

8月6日を前にして、元山口放送のドキュメンタリスト・磯野恭子さんが亡くなられた。


広島県江田島出身の磯野さんは、放送史上に残る多くのすぐれたドキュメンタリーを制作、現場を離れても山口放送の役員まで務められた。彼女の作品のテーマは原爆をはじめ、戦争の惨劇と、その記憶を背負いながら戦後を生きてきた人々にフォーカスをあてたものが多かった。


1979年、『週刊TVガイド』の駆け出し記者だった私が、自分の担当する局の番組『ドキュメント’79』で放送された『聞こえるよ母さんの声が 原爆の子百合子』と出会った時の衝撃は今も忘れられない。原爆小頭症患者の娘と彼女を見守る家族の姿を克明に追った作品だったが、がんに侵されて娘の行く末を案じ、痩せ衰えていく身体で「死んでも死にきれない」と慟哭する母親。その死に際にまでカメラを回し続けたことの報道する側の「凄さ」に驚愕させられるとともに、そしてその結果として母親の死後、墓石に耳を当て母親の声が聞こえるという小頭症の娘の心を揺さぶられる感動的な一瞬を記録することができたことで、この番組が後世に残るものとなったのであった。その制作プロデューサーが磯野さんだった。


縁あってテレビにかかわることになったが、いつかこの作品を作ったスタッフの話を聞きたいと思い続けていたが、翌年すぐにその願いがかなった。山口放送が制作した『山口のヒロシマ』という番組が再び『ドキュメント’80』で放送されることになり、上司に猛烈に訴えて4Pの特集を組んでもらえることになった。勇んで山口放送にアポを入れると、磯野さんの東京出張のタイミングでインタビューの時間をとっていただけることになった。確か銀座の東京支社でコンビを組んでいる柴田剛カメラマンも同席していただけ、『山口のヒロシマ』で採り上げられた被爆者支援センター・ゆだ苑のことから『~百合子』のこと、そしてご自身の原爆体験に至るまで、まだ学校を出たての若造の質問に実に丁寧に優しく応対いただけ、さらに電話での追加取材まで快諾していただいた。いまでも汗顔の思い出である。
これが商業誌で初めて自分が書いた特集記事となったこと以上に、その後20数年にわたる編集者人生の原点ともいえるインタビューであった。


その後84年放送の『死者たちの遺言 回天に散った学徒兵の軌跡』(ギャラクシー賞受賞)で和田稔少尉の存在を知ったのも、自分のその後の精神史に大きな影響を与えられたと思う。和田が弾いた”タイスの瞑想”は、最も好きな曲となり今に至っている。


被爆者の念願であった国連の核兵器禁止条約が成立し、核の傘の前で肝心の被爆国が参加することなくその立場を厳しく問われている中、その無念を胸に抱かれたまま逝かれたのだろうか?
磯野さんの遺してこられた「仕事」が、いまこそライブラリーの収蔵作品というだけでなく多くの人々へ再び公開されていくことを願ってやまない。


磯野恭子さん。享年80歳。 合掌。







2017年8月4日金曜日

週間呑みアルキスト7.1~7.31





●7月2日
風邪で体調が思わしくなかったが、午前中都議選の投票に行き、昼からパッキャオのタイトル戦をテレビ観戦。相手はWBOウェルター級の1位、ジェフ・ホーン。有効打か攻勢かの判定になったがホーンが前半の貯金(後半はメロメロだった)で判定勝ち。パッキャオはもう無理かも。都議選の即日開票は自民党の記録的大敗。安倍政権の滅茶苦茶な暴政に当たり前の結果だろうが、小池都民ファーストが勝っても同じことだ。民進党も大敗(これも当然)自民批判の受け皿がないというのも明白になった。


●7月4日
まったく声が出ない状態で朝から仕事の打ち合わせ。午後から大雨。かねて約束していたデザイナーNM嬢、ライターTM嬢の食事会もいまさらリスケも出来ず神田小川町のシンガポール料理『松記鶏飯』へ。


●7月6日
のどの状態は最悪。さすがに医者に診てもらうべく地元のクリニックへ。のどの腫れは結構奥深くまで広がっているとのことで、炎症を抑えるうがい薬、鎮咳薬を処方してもらう。夜は年に1度の高校マスコミ会の会合で日比谷『松本楼』へ。2次会に誘われたが辞去。無理はできない。この日福岡・大分に集中豪雨、大きな災害に。ちょうど菊竹淳の生涯を描いた『記者ありき』を読んでいたところで、菊竹の生家の近辺が甚大な被害を得ているようで驚く。


●7月11日
この日から共謀罪が施行。嫌な時代になった。安倍内閣の支持率が急落しているが遅きに失した。


●7月16日
WBCスーパーフェザーの三浦隆司が、王者ミゲル・ベルチェルトに挑戦するも大差の判定負け。


●7月17日
母の命日。すでに35年の歳月が流れ自分自身も母の歳を超えてしまう。祝日だったが出社して編集OK氏と打ち合わせ。終了後軽く呑むことになり休日の夕方に開いている店を物色、すずらん通りの居酒屋『紅とん』へ。


●7月19日
編集OK氏、SZ嬢、AR嬢とカメラマンのTN嬢で暑気払いの呑み会。神保町の『路地裏バルO’s』へ。SZ嬢の分かれた元亭主が再婚したとかでOK氏ともども愚痴の聞き手に専念。のどの調子も悪いのでまあちょうどよいか。


●7月20日
帰宅時に『明治屋2nd』に顔を出すと、常連客のKD氏が寄ってご機嫌になっていて、顔を見るなり新宿2丁目の『t’s bar』へ誘われる。もうすぐ移転することになっているので見納めということでこちらに異論があるはずもない。久々にノッチェロを試す。


●7月23日
深夜、全英オープンゴルフの中継にくぎ付け。ジョーダン・スピースの怒涛の猛チャージによる逆転劇に興奮。


●7月24日
新宿2丁目『t's bar』のクローズ前日なので最後の訪問。名残惜しいが新しい店での再開も楽しみ。


●7月26日
映像制作会社グロービジョンのAK氏が来社。AK氏は映画配給会社出身でK映画では同僚だった。今回は声優の朗読によるオーディオブックについてのブリーフリング。久々の再会だったので会社の近所の居酒屋『とりどり』で一杯。


●7月27日
かつての同僚で、その後BS局の役員を経て、またK社に戻っていたKN氏が、ついに退社するということでOBたちと送別会をすることになり、神楽坂の中華料理『結華楼』に集合。連日懐かしい人々との再会が続く。


●7月29日
本所吾妻橋に住んでいる『明治屋2nd』のマスター夫婦のご招待で、彼らのご自宅の屋上から隅田川花火大会を鑑賞する会へ参加する。しかしながら生憎の雨。しばらくは部屋飲みでテレビで中継を見ていたが、意外と雨でもきれいなので屋上に出て、傘を差しながらの鑑賞。まあこれもなかなかおつなものである。早いもので週が明ければもう8月である。










2017年7月5日水曜日

週間呑みアルキスト6.1~6.30



●6月1日
この日、トランプ政権がパリ協定からの離脱を表明。この春にL2-Techの仕事で日本政府のパリ協定でのCO2削減への取り組みを取材して、そのハードルの高さに驚きつつもそれだけの地球環境保全への必要性を痛感させられていただけに、経済成長政策への足かせを嫌うという理屈で国際的な努力をあっさり保護にする米国の態度にあきれる。移転が決まった新宿『t's bar』に立ち寄る。


●6月3日
『明治屋2nd』のお客さんでNTT東日本の吹奏楽団のフルート奏者でもあるSG嬢の定期演奏会を池袋芸術劇場にて鑑賞。終了後同行の知人たちと大塚へ移動して『上海チキン小閣楼大塚店』で宴会。単にお店の雰囲気作りだと思うが店内に飾られている60年代の中国の額装写真で、劉少奇、彭真、鄧小平が周恩来と並んで歩いている貴重な写真を発見。周恩来以外はその後文革で粛清される運命にあるのだが、まだ彼らが毛沢東とともに権力の一員であった頃のスナップである。大塚の中華料理店でこんな写真が見られるとは。それにしてもこの店の上海チキンは絶品だ。


●6月7日
会社を早めに出て、久々に日本代表の国際試合対シリア戦を味の素スタジアムに観に行く。もち論翌週のW杯予選イラク戦を想定してのテストとなる試合だったが、試合自体にはあまり見るべくところもなくドロー。西武多摩川線で武蔵境に出て吉祥寺から帰宅。距離は近いが時間は倍かかってしまう。


●6月8日
編集者OK氏来社。神保町の中華料理『大興』にて食事。


●6月10日
スポーツカメラマンKG氏のお誘いで人生2度目のフライフィッシングに挑戦。朝東京を車で出て昼過ぎに山梨県の道志川へ。管理釣り場ではあったが渓流に分け入り陽が傾くまで夕まずめを狙ってのひと時は開放感あふれるひと時。釣果はさっぱりだったがいい1日を過ごす。竿をおさめてからKG氏の河口湖の別荘へ向かう。町営の温泉でひとっ風呂あびて自然の環境の中で呑むビールは最高。


●6月11日
2日目は朝まずめを狙い午前中から忍野の桂川でロッドを振る。師匠のKG氏は何匹かニジマス、ヤマメをヒットさせるが、やはり素人には難しい。漁協のチケットを販売している『大臼荘』で山菜の天ぷらがたっぷりのうどんを賞味。渋滞を回避するため早めに帰京。しかしながらなかなかフライは奥が深いし趣味としても楽しい。車が欲しくなる。


●6月13日
ロシアワールドカップアジア最終予選のアウェイのイラク戦を早めに帰宅して観戦。会場となったイランは高地でさらに38度にもなる灼熱の環境。先制するも後半体力を消耗しバックとGKの集中を欠いたミスから失点。ドローで勝ち点は1しか積み上げられなかった。過酷な環境だったがイラクレベルに圧勝できなきゃ本大会に出ても結果は見えている。残りは2試合、オーストラリアとのホームとサウジのアウェイ戦。厳しい戦いが続く。


●6月14日
『明治屋2nd』で軽く呑んだ後、新宿二丁目『t's bar』へハシゴ。KD社のST氏と業界話を聞きつつ終電ぎりぎりまで粘る。開けて15日の深夜共謀罪が可決。なんと60年安保で樺美智子さんが斃れた日に可決するとは!


●6月18日
今年度アカデミー賞最優秀男優賞を獲った『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を鑑賞。心に沁みる作品。こんな映画の後は呑まずにはいられない。


●6月23日
新宿二丁目『t's bar』へ。7月中旬までは移転はないとのこと。新店舗は名前も変えて心機一転の再スタートだそうだ。


●6月24日
ラグビー日本代表のテストマッチ隊アイルランド戦を味の素スタジアムで観戦。ビール片手の絶好の観戦日和だったが、試合の方はミスもかさんで13-35と2戦続けての完敗。ワールドカップまであと2年、どこまで世界に迫れるのだろうか?


●6月25日
地元のシネコンでメル・ギブソン監督の『ハクソーリッジ』鑑賞。沖縄戦を米軍側の視点から描いたもの。戦闘描写の迫力はすごいが、やはり日本人への訴えるものがいまひとつ。


●6月26日
TP社のRY氏が来社。彼が主宰する雑誌への連載が終了したので、その挨拶ということらしい。近所のレストラン『エスペリア』でランチミーティング。


●6月29日
以前の同僚で現在はフリーとなって、もっぱらおやじバンドの活動を趣味にして活動しているSM氏の還暦ライブに招待され、南浦和のライブハウス『宮内家』まで足を延ばす。素人バンドと高をくくっていたが趣味のレベルを超えていてびっくり、しかもゲストに往年の女性フォークシンガーも登場。
SM氏のリア充、すばらしい。


●6月30日
翌週に開催される高校マスコミ会の最終打ち合わせでSG、KS先輩と池袋で落ち合い、『ライオン池袋西口店』で段取りを確認。どうも風邪をもらったらしく体調がすぐれず帰宅後寝込んでしまう。




2017年6月2日金曜日

週間呑みアルキスト5.1~5.31



●5月1日
GWはカレンダー通り。ということで出社。編集者のOK氏が打ち合わせで来社。存続の危機を迎えているYC紙の仕事の継続への道筋を相談。夕方から軽く呑むかということになったが、OK氏は急に仕事の電話で家のPCを使わなければならなくなる。ということで今回は彼の自宅のある調布近辺まで遠征することに。待ち合わせは元東宝女優だったHYさんがオーナーの中華料理屋『台北飯店』。gお本人が店にいることはあまりないようなのでそっちの期待はしていなかったが、料理はどれも役くて美味くて大満足。アウェイの京王線沿線2件目は千歳烏山の居酒屋『目利きの銀次』に編プロEB社のON氏を呼び出す。こちらは地鉄沿線にある極めてオーソドックスなチェーン居酒屋。結構飲んでしまったが未だ吉祥寺に戻るバスがあるようなので飛び乗り、荻窪経由でバス乗り継ぎ帰宅。新宿まで戻った方が早かったかも。


●5月2日
この日も出社。カレンダー通りに営業している『明治屋2nd』に立ち寄り、新宿2丁目『t’s bar』経由で帰宅。『t’s bar』も6月移転が決まっているので、今月はちょっと回数が増えそうだ。


●5月3日
7,8年使っている携帯(ガラケー)がいよいよバッテリーの寿命が近くなった感じがあると、ツーカーセルラー時代からため込んだポイントも期限を迎えるという案内がきたので、地元のauショップに機種変更に。タブレットユーザーなのでガラケーでもよかったのだが、店員の勧めでスマホデビュー。ポイントの手続きとかなんやらで結構時間がかかったが、成約祝いの商品を選べるということで、カタログから佐賀牛のセットを選択。数日で届くようなので楽しみに待つことにしよう。


●5月6日
今年のGWは仕事の予定も入らず、基本家でゴロゴロしていたのだが、唯一の外出がこの日行われる今は亡きエドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』と『恐怖分子』を2本立てでオールナイトで鑑賞するイベント。23時にシネマート新宿に向かう。両作品ともVHSを保持しているが映画館で観るのとではやはり趣が違う。ゲストトークで柳下毅一郎氏と、塚本晋也もなかなか面白かった。イベント終了は早朝5時半過ぎ。外に出たらすっかり明るい。まだ営業している呑み屋にでもと思ったがさすがに疲労度が高いので、おとなしく家路につくことに。


●5月7日
今月はボクシングのビッグイベントが多い。その第1弾のミドル級「サウル・アルバレス対チャベスJr」戦のWOWOWでの中継を見ながら家呑み。アルバレスの圧勝だったが早くも次戦は最強王者のゲンナジー・ゴロフキンとのビッグマッチが決定しているとのこと。これは見逃せない。


●5月9日
あっというまに連休は終了。この日は決算のため会計士KD氏が来社。なんと13期目に入る訳である。まあまがりなりにも全くもうからないのによく継続しているなと我ながら感心する。『t’s bar』に寄って深夜帰宅。


●5月12日
曙橋のデザイン事務所MM社で打ち合わせた後、知人のKD氏がFacebookに『t’s bar』で吞んでいるとUPしていたので合流する。しかしながらもう長い時間呑んでいたようですっかり酔っぱらっていてあまり会話にならず。


●5月13日
前日『t's bar』で酔っぱらっていたくだんのKD氏の誕生会が『明治屋2nd』で行われているのでちょっとだけ顔を出す。


●5月14日
父親の命日のため所沢聖地霊園に墓参り。


●5月19日
曙橋のデザイン会社MM社が定期的に開催しているガレージバーベキューに顔を出す。毎回豪華な食材が揃うのだが、今回は特にすばらしい。牡蠣や鮎、ジビエの鹿肉や椎茸など各地の名産がずらりと並び、メインは能登から直送の大鯛の蒸し焼きが目玉でドーンと登場。すっかりごちそうになってしまう。


●5月20日
ミドル級タイトルマッチで、ロンドン五輪金メダリスト村田涼太が、WBA元王者のアッサン・エンダムと合いまみえる。auから届いた佐賀牛ですき焼きをしながら中継を楽しみにしていた。試合は相手を圧倒してダウンも奪ったがまさかの判定負け。せっかくのすき焼きも気分的にメシマズ状態。


●5月21日
この両日、日本ボクシング界は村田の疑惑の判定は仕方ないとしても、WBOライトフライ級田中恒成、WBCライトフライ拳四朗、WBCフライ級比嘉大吾と3人の王者が熱い試合でタイトルを取っている。この勢いで大橋ジムのIBFライトフライの八重樫東とWBOスーパーフライの井上尚哉も防衛を果たし黄金時代を築くかとわくわくしながら観戦。この日の酒の友は佐賀牛のステーキ。しかしいきなりの八重樫の1RKO負けでガックリ。ただし続く井上のモンスターの名に恥じぬ圧倒的なKO勝利に留飲を下げる。次はいよいよ米国進出か?


●5月26日
かつてお世話になった上司だったIK氏の訃報が届き、横浜・保土ヶ谷の斎場の通夜に参列。昔の同僚たちと献杯を重ねる。享年は83歳。IK氏のもとで仕事していた時は今の自分より若い50代そこそこだった。それを考えると歳月の速さが身に染みてしまう。崎陽軒で焼売を買い求め帰宅後も大先輩の在りし日を偲んで盃をかたむける。合掌。




2017年5月3日水曜日

週間呑みアルキスト4.1~4.30



●4月2日
前日の雨もやみ、春めいてきたので『明治屋2nd』の常連さんたちと一足早い長瀞花見ツアーへ。
まだ都心では開花宣言があったものの7分咲き。秩父では5分咲くらいかなと思っていたが、到着してみたら見事につぼみすら膨らんでいない。どおりで客足も少ないわけである。昼食は長瀞が眼下に見える『ガーデンレストラン桜ながとろ』。桜はなくとも新緑の自然はやはり気分がいい。いちおうライン下りにも挑戦したが。水量少なくあと1センチ水位がなければ中止になっていたという。船頭は深場を選んで下り始めたが、ごつごつと船底に岩が当たりながらの航行。でも景色はよくそこそこ楽しめる。宝登山神社に参拝の後、カフェ『やました』でかき氷やらわらび餅やら。あと1週間後だったらさらに楽しめたハズだが、まあいい休日ではあった。帰りは池袋で解散。西口の中華料理『夜市大排档』にて打ち上げ。さすが池袋中華街。店、客ともにネイティブチャイニーズ飛び交う。


●4月4日
店が入っているビルの立て直しで5月いっぱいで移転が決まっている新宿二丁目『t’s bar』へ。長い付き合いなのでここのまま止めずにいてもらいたいのだが、聞けば新宿三丁目で物件を探しているとのことでホッとする。基本会社からの寄り道コースなのでまだしばらくは引っかかることになりそうだ。


●4月7日
ようやく桜が満開。カメラマンのKG氏が来社。靖国神社、千鳥ヶ淵を散策する。外国人の多さにびっくり。神保町に戻って『ランチョン』でのどを潤し、『Kline Bar』で一杯。


●4月13日
カメラマンKG氏が依頼していた取材写真を届けてくれたので神保町のカフェ『神田コーヒー』で午後のひと時をまったり過ごす。夜は『明治屋2nd』から『t’s Bar』へハシゴ。EB社ST氏と遭遇し終電まで仕事話。


●4月14日
久々のノラ・ジョーンズ来日公演で武道館へ。ノラも円熟味を増してきた。桜ももうこの日で最後という感じで桜舞い散る中をコンサートの余韻とともに気分よく歩く。


●4月23日
週の中盤からYC紙の入稿校了があってバタバタしていたが、一段落。新宿シネマカリテで封切となった青春映画『スウィート17モンスター』を鑑賞。主演のヘイリー・スタインフェルドがなかなかキュートだ。しかし世の中的にはトランプ&安倍のアホコンビが何を企んでいるのか、これまたアホの正恩を煽って核戦争も辞さないとチキンレース。そんなさなかに青春映画もあったもんじゃないが、万が一戦争になったところでどうしようもない。老い先短い年寄りはもう諦めが先に来る。ネトウヨの常套句である「日本が嫌なら出ていけ」という戯言にしても、「金があるならとうに出て行っとるわ」と言いたい。なんだか嫌な時代になっていく。


●4月25日
友人のHT氏と久しぶりに呑むことに。彼もシンガポール駐在時代に現地まで遊びに来てくれたことがあったのを思い出し、最近日本に進出してきたシンガポールの小籠包屋の『京華小吃 銀座店』に行くことに。駐在時代は個々の店の従業員を日本に連れて行って店だした方が下手なビジネスするよりいいんじゃないかと本気で思っていたが、同じことを考える人はいるのだろう。味もなかなか現地に近いかもしれないが、高いし、量も少ない。まあ、こんなものか。7丁目のBar『FAL』に立ち寄るが銀座SIXビルの登場で裏通りが様変わり。なんだか古き良き銀座の風情は完全に破壊されてしまったようでがっくりだ。


●4月26日
『明治屋2nd』で若い常連客のTM君の誕生パーティーがあるというのでちょっと顔を出す。聞けば33歳になったそうだ。「俺が死んだあと30年くらい生きるんだな」と妙なお祝いの?言葉(憎まれ口)をかけるが、多分いい時代じゃねーぞ、ザマミロ。


●4月28日
編集のAR嬢と半蔵門のVR社で仕事の打ち合わせ。『明治屋2nd』『t’s bar』とハシゴ。t’sのTRマスターからほぼ次の移転先が決まりそうとの報告。


●4月30日
朝から世界ヘビー級タイトルマッチに燃える。若きアンソニー・ジョシュアがここ20年にわたり君臨してきたウラジミール・クリチコを壮絶な打撃戦でKO勝ち。時代は変わっていくというわけだ。


















2017年4月16日日曜日

ノラ・ジョーンズ武道館ライブ





久しぶりのライブに行ってきた。
ノラ・ジョーンズは、4度の来日で自分としては2度目。
席自体は武道館の2階席で、ビューイング的にも音的にもあまり良いものではなかったが、アリーナとかじゃない分ゆったりとくつろいで集中できた。
彼女のシルキーヴォイスは健在。新アルバム「DAY BREAKE」からの曲が中心だが、そこは日本公演、往年のヒット曲もアコースティックで披露するなどファンとしてはうれしいパフォーマンスだった。
この日のセットリストは以下の通り。

Burn

Tragedy

Out on the Road

What am I to you

Sinkin’ Soon

Don’t be Denied

Say Goodbye

Rosie’s Lullaby

Black

Tell Yer Mama

Stuck

And Then There was You

Don’t Know Why

Little Broken Hearts

Traverin’On

Flip Side

Carry On

(Encole)

Sunrise

Creepin’In

Come Away With Me

 



2017年4月3日月曜日

週間呑みアルキスト3.1~3.31





●3月5日
朝から千葉市土気で小学生のミニバス大会取材。会場撤収時に突き指。折れてはいないと思うがかなりの重傷。年を取るとやはり何でも鈍くなる。帰りはカメラマンKN氏の車に便乗、京葉道幕張の『Pasar』で食事。突き指の腫れMAXでアイシング。


●3月7日
WBCキューバ戦を事務所で観戦。11-6で打ち合いを制す。終了後『明治屋2nd』で祝杯。


●3月8日
スポーツカメラマンKG氏と会食。KG氏とは恒例になった四谷『徒歩徒歩亭』から『3Circle』のコース。WBCはオーストラリアに4-1で快勝。帰宅後深夜にJ SPORTSの録画中継観戦、途中酔いも回って寝落ち。


●3月10日
森友学園問題で紛糾する中、安倍政権は南スーダンに派遣中の自衛隊の撤退を発表。撤退自体は歓待だが、この時期の唐突な撤退で国際社会がどう思うのか?任務完了の理由の根拠はいかにも嘘くさく、戦闘激化によって戦死者が出ればそれこそ政権が吹っ飛ぶことを懸念したのだろう。
新宿三丁目『t’s bar』に立ち寄って深夜帰宅。


●3月12日
妹を誘って地元の石神井公園に新規にオープンした駅ビル内のアジアンバル『サワディスマイル』で食事。開店したばかりなのでバイト君たちの手際は割り引いて、まあ可もなし不可もなし。タイフードからなんちゃって台湾料理までメニューにあるコンセプトを見れば大きな期待はしていなかったがそれなり。駅周辺はどんどんと開発が進むが、西武主導のまちづくりはどうもイマイチ感が漂う。WBCは2次ラウンド対オランダ戦をテレビ観戦。8-6の激闘を制す。


●3月15日
編集のOK氏が来社。打ち合わせ後、水道橋の居酒屋『アカマル屋』で夕方から一杯。会社に戻ってWBC2次ラウンドの難敵イスラエル戦を観戦。8-3で快勝。千賀の好投が光る。これで日本はグループ全勝で1位抜け。アメリカでの決勝ラウンドへ。


●3月17日
『マリオット銀座東武ホテル』にてタレントの小西博之氏取材。小西氏はがんサバイバー。医師も見放した末期のすい臓がんから生還した体験を聞く。持ち前の体力とポジティブシンキングが奇跡的な回復の原因なのだろうか。


●3月18日
埼玉県上尾市の埼玉武道館に東日本高校弓道大会の取材。この日は公式練習日なので、写真だけ取って引き上げる。


●3月20日
埼玉武道館の弓道取材。競技は初めて見るがなかなか面白い。的中が同数のスコアの場合は同中競射という延長戦となるが、サッカーのPK戦のようなメンタル勝負はかたずをのむ。取材は千葉勢が対象なのだが、女高男低。千葉高が5人制で、麗澤高が3人制で準優勝。


●3月21日
K社勤務時代の同僚ID氏、HS氏、TO氏と神保町の居酒屋『座楽』で呑み会。HS氏、TO氏とは10年ぶりの再会で昔話に花が咲く。『明治屋2nd』にはしごして終電にて帰宅。


●3月22日
WBC準決勝は本気度の高いアメリカとの対戦。激闘の末1-2で惜敗。戦前小久保監督はバッシングにさらされていたがベスト4進出は評価されていいのではないだろうか。


●3月23日
森友学園問題のカギを握る籠池園長の証人喚問を午前中から中継。面白くてなかなか家を出られなかった。籠池氏のキャラはなかなか興味深い。安倍や日本会議の手のひらを返したような対応も笑止千万だ。明恵夫人の喚問や「忖度」した官僚たちの喚問は必定だろう。しかし野党も本気で政権打倒の意欲があるのだろうか疑問。サッカーW杯予選の折り返し。アウェーでのUAE戦は2-0で快勝。


●3月25日
恵比寿ガーデンシネマで開催されている「イタリアネオ+クラッシコ映画祭」へ。この日は『わが青春のフロレンス』と『激しい季節』の2本を鑑賞。


●3月27日
「イタリアネオ+クラッシコ映画祭」でロッセリーニの『ロべレ将軍』鑑賞。


●3月28日
編集者OK氏が来社。神保町『神田コーヒー』で昼ビール。夜はW杯予選のタイ戦を会社にてテレビ観戦。4-0で勝ちはしたものの危ない局面を何度も作られる。グループ首位には立ったが残りの強豪との試合を考えるとまだまだ楽観はできない。


●3月30日
「イタリアネオ+クラッシコ映画祭」でベルトルッチの『暗殺の森』を鑑賞。退廃的なファシズムの終焉という重いテーマながらスタイリッシュな映像は秀逸。夜、新宿三丁目『t's bar』へ。5月に今の店舗は立ち退くことになるのでせいぜい通わなければなるまい。


●3月31日
ライターのTM嬢、デザイナーのNM嬢と新橋の台湾料理屋『香味』で会食。2次会は彼女たちの希望もあってスイーツを所望され、『ウエスト銀座本店』へ流れるという意外な展開。たまにはこういうのもいいかも。 




2017年3月2日木曜日

週間呑みアルキスト2.1~2.28





●2月5日
千葉のジュニアスポーツ紙の仕事でフクアリに女子サッカー新人戦の決勝戦を取材。カメラのKG氏と新宿で待ち合わせた午前中は、天気が崩れるといった予報に反して快晴。雨の取材は勘弁と思っていたのでヨカッタヨカッタ、とピクニック気分で蘇我を目指したが、会場到着後しばらくしてから雲が早く流れるようになり、試合開始後にわかに雨模様に。それでもなんとか本降りになる前に試合終了で大急ぎで撤収。フクアリの向かいにあるフットサルコート併設の『KEL Cafe』で遅いランチ。会場に来ていた関係者、父兄含めて小生とKGカメラマンがs最高齢1番2番は間違いないが、
高校生たちの頑張ってる姿を取材するのも、気分が若返って楽しいものである。


●2月8日
松竹試写室にてヴィゴ・モーテンセン主演の『はじまりへの旅』の試写。モーテンセンがオスカーノミネートされたこともあって満席の盛況。人里離れた山間地でコミューンのような生活を営むファミリーが、病死した母の葬儀に出るため都会に出てきてカルチャーギャップを受けて変わっていくというストーリー。かつてはサブカルの頂点にあったような生きざまがいまや逆に滑稽に映ってしまうアメリカの団塊の世代だが、保守回帰するトランプ時代の中で見失ってはいけないものを、静かに表現しているように思える。


●2月9日
沖縄に嫁いで現地でフリーの編集者として活動しているIM嬢が上京し来社。事務所の近所の肉バル『路地裏バルO's』で会食。元気そうで何より。


●2月10日
Bリーグ、千葉ジェッツの取材で、西船橋の運営会社を訪問。西船橋もエキナカは色々とショップも多いのだが、いざ外に出てみると意外と寂れ感が漂う。ちょっと遅めのランチをとろうとおもったのだが、マックみたいなところぐらいしかなく、しばらく探して『南風堂珈琲店』という昔ながらの喫茶店に落ち着く。


●2月13日
かつての編集者仲間で現在は自ら趣味のモデラーやトイ関連の媒体を主宰している(そこで小生も寄稿しているのだが)RE氏が来社。神保町の『SOUP DELI』でランチをとったのち『神田コーヒー』でゆっくりと午後のひと時を昔話で盛り上がる。マレーシア空港で金正男が暗殺されたというニュース。身内をも粛清するとは。狂気に満ちた恐ろしい事件だがなんだか北朝鮮の崩壊前のあがきのようにも映る。


●2月19日
入稿の合間に隣の『明治屋2nd』で常連さんのお誕生日会に顔を出す。小腹を満たした後はまた仕事へと復帰。


●2月24日
電子書籍を扱うBB社のSZ氏が来社。打ち合わせ後、洋食の老舗『鳴海』で食事後、『神田コーヒー』でミーティングの続き。電子書籍もなかなか商売になっていくには時間がかかりそうだ。


●2月26日
アカデミー賞の発表を翌日に控え、なんといっても大本命の14部門にノミネートされた『ラ.ラ.ランド』を観ておこうと地元のシネコンに出かける。さすがに話題作と会って結構な入り、お客さんも幅広い年代にわかれているようだ。映画の方は32歳の若木監督デミアン・チャゼルの映画おたくぶりが満載のめちゃ楽しいミュージカル。スタイリッシュでダンスも音楽も素晴らしいの一言。ちょっと切ない恋物語もいい。こんなに楽しいことばかりの世界に憧れない人間はいないだろう。危険をおかしてでも国境を越えてくるのも仕方ないわな。


●2月27日
午前中のアカデミー賞発表はWOWOWが中継。『ラ.ラ.ランド』は作品賞は逃したものの監督、主演女優、美術の4部門受賞。アンチトランプの状況さえなければ、作品賞も取れていたかもしれない(いったんは受賞の誤発表のアクシデントもあったが)。夕方、編集者のOK氏とKM氏と打ち合わせ。珍しく金欠のKM氏がご馳走してくれるというが『サイゼりア』と聞いて、ならばこちらも負担するからと別のところをリクエストすると『テング酒場』ならということで妥結。お言葉に甘えてホッピーをがぶ飲み。














2017年2月1日水曜日

週間呑みアルキスト1.1~1.31





●1月1日
毎年恒例の天皇杯サッカーは、今年は吹田スタジアムでの開催のためテレビ観戦。久々に元旦は家で朝からお屠蘇、ワインで一日中テレビの前でスポーツ観戦。今年の世界を展望するに、トランプの大統領就任で先行きが思いやられる。不寛容と自己中心の圧力が世界を覆うのだろうか?日本の環境もどんどん右傾化が進む。本当に住みづらい国へと突き進んでいる。年頭から酩酊。


●1月2日
こちらも恒例、秩父宮でラグビーの大学選手権の準決勝2試合観戦。天気に恵まれ穏やかな気候の中、バックスタンドで久々にコマを進めてきた同志社を応援するが、過日の栄光は面影もなく、東海大に完敗。事務所に立ち寄り年賀状をピックアップ、三崎稲荷神社で初詣。


●1月3日
朝から箱根駅伝テレビ観戦。青学圧勝。もはや強すぎてあまり感動もなし。またあの調子のいい監督がメディアに出まくるのかと思うと、うんざり。


●1月5日
6日の締め切りを抱えていたので、仕事的には3日から稼働。なんとか提出が終わったのもつかの間この日はJ出版への企画プレゼンを1月半ばに控えて打ち合わせを早々にやろうということで、編集者のSM氏、NG氏が来社。終了後会社の近所の『路地裏バルO's』で会食。


●1月6日
隣の『明治屋2nd』にて常連客SG氏の誕生会。ちょっとだけ顔を出し、また社に戻り原稿書き。


●1月7日
横浜黄金町まで遠征し『シネマジャック&べティ』で、台湾で大ヒットした青春映画「私の少女時代」を鑑賞。千葉のダブロイド紙の仕事を始めて以来、このくらいの距離に出歩くのが苦にならなくなった。しかも地元から有楽町線で横浜まで座って直行できるので、ここの映画館はラインアップもいいので充分行動エリアになりそう。


●1月11日
J出版プレゼン用ダミー制作で曙橋のデザイン会社MM社で打ち合わせ。終了後元K社の大先輩で広告部OGのTMさんが経営する荒木町のカフェ『ゑいじう』を覗いてみるが、貸し切りのためTNさんに挨拶だけして帰社。


●1月14日
豊洲新市場の汚染調査で環境基準の79倍のベンゼン検出とのニュース。これで完全に豊洲の移転は凍結だ。考えてみれば当初から分かっていたいわくつきの土地。理研のためにごり押しした石原慎太郎の罪は重い。


●1月15日
仕事との関係で幕張メッセで開催中の『オートサロン』見学。若い世代に車が売れないと言われる昨今だが、多くの人出で意外と人気が落ちていないのにビックリ。


●1月16日
仕事帰りに飯田橋まで歩く。途中何年かぶりに富士見の志那そばや『びぜん亭』へ。店主も覚えてくれていたみたいで「まだ続けていますよ」とニコニコ顔で出迎えてくれる。オーソドックスなしょうゆ味にとろけるチャーシュー、好みの固ゆでの味付けたまご、昔ながらのシナチク。味は全然変わらず。


●1月17日
杏雲堂病院にて、ピロリ菌除去の結果を聞きに行く。20%の人は再投薬になるらしいが、年末1回目の薬で薬疹が出て苦しんだので、再投薬はビビっていたが、結果はOK.これで胃がんの危機が全く回避されるというわけでもなさそうだが、まあひとまずうまい酒が飲めれば良しとするか。


●1月19日
K社時代の後輩ID氏とNM氏の誘いで神保町にて新年会。最近この地区にも雨後の筍のように新開店している肉バル。そのうちの一軒の『肉はち』へ向かう。鍋と焼き物のコース、そこそこうまくてコスパも良かった。ID氏は一昨年K社を辞めていたが某BS局への就職が決まったとかで乾杯する。頑張って仕事持ってきてほしいものである。


●1月20日
兄夫婦の呼び出しで銀座の中華料理『過門香』にて会食。京橋のテアトル試写室へ行くときの通り道にあるので、高そうなバブリーな店だなという認識だったが、意外と料理の値段はそれほどのことはなかったし、料理もまあまあといったところでありがたがるほどのこともなかった。料理が食いきれずに打包(テイクアウト)してもらう。台湾にいたためか全く抵抗なし。結果翌日は朝から中華。


●1月21日
会社で経理処理作業。新宿三丁目の『博多天神』で腹ごしらえしてから、この日初日のゴダールの『はなればなれに』のレイトショーへ。アンナ・カリーナのキュートな魅力にノックアウト。


●1月22日
62歳の誕生日。Facebookのお祝い書き込みに都度返信。合間を縫って渋谷のUPLINKにて、チェット・ベイカーの伝記映画『ブルーに生まれついて』鑑賞。終了後代々木上原まで歩き『ナタ・デ・クリスチアーノ』でチキンパイとエッグタルトを仕入れる。かえって即、チェット・ベイカーのCDで余韻を楽しみながら家呑み。


●1月24日
新宿二丁目の『t’s bar』に初出勤。カウンターに隣り合わせたパフォーマンスアートを踊っているという若い女性と話し込んでいるうちに終電を逃し、今年初タクシー帰宅。いかんいかん。


●1月25日
高校時代の友人IN氏とNM氏と新年会。わが社の近所に勤め先があるIN氏が2~3日前にふらっと立ち寄ってくれたことから飲み会が実現。久々に神楽坂の『和らく』で食事後、暗闇坂の割烹『寿』で2次会。ここも数年ぶり。大女将も女将さんも健在。終電間際まで昔話に花が咲く。


●1月27日
デザイン会社MM社がポスターデザインを担当したつてで招待券をいただいた国立東京博物館の『春日大社 千年の秘宝展』へ、編集SM氏と鑑賞。鑑賞後MM社の女性スタッフと合流できればと思っていたが時間があわず、二人で上野の飲み屋街へ。当初目指した人気の居酒屋『大統領』は金曜日と会って超満員。仕方がないので飛び込みで入った『東屋』という居酒屋で席を見つけるが、ここが大当たり。もつ鍋にホッピー、焼き物、揚げ出し豆腐で2000円ALL。しかもどれも美味い。神保町に戻って『明治屋2nd』で一週間遅れの乾杯でお祝い会。


●1月29日
遠藤周作原作&マーチン・スコセッシ監督の『沈黙 サイレンス』を地元のシネコンにて鑑賞。重いテーマ故色々と考えさせられる。深夜までちびちびと家呑み。


●1月30日
午前中にかつてお世話になった編集制作会社SB社のHK社長と新宿御苑の『もち豚しゃぶしゃぶ武蔵』でランチミーテインング。K社時代の昔話を社史のネタとして取材だったがいろいろと面白い裏話が聞ける。午後は芝大門のJ出版にてプレゼン。編集SM氏、NG氏と浜松町のパブ『82 ALE HOUSE』にて反省会。


●1月31日
あっという間に1月が終了。会社のバランスシートの数字にため息。いつまで続けられるのだろう。
『明治屋2nd』から『t’s bar』にはしごして帰宅。








2017年1月2日月曜日

週間呑みアルキスト12.1~12.31



●12月5日
企画会社M社のSM氏とプレゼン用のデザインを依頼していた曙橋のデザイン会社MMで打ち合わせ。終了後にBar『461』で軽くアフターミーテイングの一杯。


●12月9日
昨年末に亡くなったK社時代の先輩SM氏の偲ぶ会がやっと実現の運びとなった。発起人の一人として日中、小平霊園まで出向きSM氏の墓前に報告後、会場の竹橋『如水会館』へ。SM氏が生前従事していた広告部関係の人たちに絞ってお知らせしていたが、SM氏のお人柄なのだろう大勢の参加者が集まり盛会だった。在りし日の姿が動画で紹介され、沢山のエピソードも披露され、なかなかいい会となったように思う。会終了後K社時代の後輩のWR氏、FN氏と神保町のダイニングバー『LIBERTE』に流れる。


●12月12日
浜松町のJF出版に企画のプレゼンテーション。M社のSM氏と終了後、浜松町の居酒屋の名店『秋田屋』でもつ焼きをつまみながら反省会。きょうびなかなか持ち込み提案型のプレゼンは厳しいがなかなか面白い企画だけにうまくノッテくれればいいのだが。


●12月21日
デザイン会社MM社のOG社長に、K社の社史制作のため30年前のK社での関わりなどの昔話を聞く。編集のOK氏、K社のIW氏、OT氏と終了後に荒木町のスペインバル『carino』で会食。ワインをしこたま呑んだため帰りの電車で熟睡、駅を乗り越してしまう。


●12月22日
ライターのTM嬢、SM嬢と忘年会。神保町の路地裏のこじんまりしたイタリアン『TAKA』で食事後、みな同じ方向に帰る都合から高円寺へ移動し『LAMAS Irish Pub』にて2次会。大雨にたたられこの時期タクシー乗り場も行列だったため、荻窪まで電車で移動しダイニングバー『寄港地』で深夜まで延長戦を決め込む。


●12月25日
クリスマスということで恵比寿ガーデンシネマにクリスマスがテーマの映画『Smoke』のリバイバル公開を観に行く。せっかくのクリスマス、そのまま帰るのもしのびないのでn越境的なサッカーフリークのたまり場『Footnic』に立ち寄る。


●12月26日
スポーツ関係の現場の皆さんと忘年会。ライターのFE氏、カメラマンのKG氏、編集のHR嬢と神保町の居酒屋『闌(たけなわ)』へ。コスパが売りの神保町ではちょっとと高めのお店、結構飲み食いし予算もオーバーしたのでおとなしく1次会で終了。皆さん仕事柄年始はかき入れ時なのでまだまだ仕事が続くため自重が吉。


●12月29日
事務所の隣のスタンディングバー『明治屋2nd』の忘年会に御呼ばれしていたが、なかなか仕事が収まらず結局店じまいする寸前に立ち寄って、一杯だけ参加。1年間お世話になりました。


●12月30日
高校時代の友人たちと恒例の忘年会。練馬のジンギスカン『伍大』に13名が集合、羊肉を何度もお替りし皆全然枯れていない。年恰好はそれなりに爺いになったがちょっと酒が入ると完全に高校時代のメンタリティに逆戻り。来年の再会を期す。


●12月31日
午前中に両親の墓参りを済ませ、午後から自宅で高校ラグビー中継をテレビ観戦しながらだらだらと呑み始める。あっというまに特に何をなしとげたというわけでもなく1年が過ぎ去ってしまった感じだ。しかしながら世界的にはテロや内戦が激化、どこの国でも偏狭な愛国主義が跋扈し、嫌な方向性にぐっと傾きだしている。日本もその例外ではない。リベラルな年寄りには住みづらい世の中になっていくんだろうが、まあ、くよくよ考えてみたところで状況が好転するわけでもなし、少なくとも身体だけには注意して来年も呑み歩けることだけを願うことにしたい。