2014年2月10日月曜日
76年へのタイムトリップ
大雪が降った翌日、残っている雪で氷の街と化した深夜に公開されたばかりの映画『ラッシュ/プライドと友情』(ロン・ハワード監督)を観に行く。
70年代のF1を舞台に、当時ライバル関係にあったニキ・ラウダとジェームス・ハントを主人公にした人間ドラマだが、当時のことを知るファンにとってはたまらない作品だった。
自分自身それほどモータースポーツファンというわけではなかったが、1976年のシーズンを描いたストーリーのクライマックスとなった富士スピードウェイの日本GPのことは結構覚えていて(当時大学生だった)、特にオイルメーカーの「elf」のロゴが大きく描かれたタイレル(当時はティレルと呼んでいなかった)のP34フォードの6輪の雄姿は強烈に覚えている。星野、長谷見、高原といった日本人ドラーバーのスポット参戦も話題になった。日本人ドライバーはさすがに無視されていたが、ジョディ・シェクターのタイレルは映画の中でも正確に再現されており、思わず「おお!」と声をあげてしまったぜ。
すでにレギュレーションも変更されている昨今の軟なF1と違って、事故死亡率20%という当時のV12エンジン搭載のF1マシーンのド迫力は、デジタルエフェクト技術の素晴らしい向上ぶりも相まって手に汗握る映像が展開し、これまたそっくりな俳優起用で堅実なラウダ×アナーキーなハントの確執がよく表現されていたと思う。アンドレッティ、フィッツバルディ、レガッツォーニ、マスとか実況でも懐かしい名前がポンポン飛び出し、久々に20代前半の気分に戻った心地よい2時間だった。
それにしてもジェームス・ハントの妻スージーの、リチャード・バートンとのスキャンダルとかはじめて知ったけど、日本のファンの間でも当時有名だったのかしら。ひとつ利口になりました。
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2 件のコメント:
なるほど。監督ロン・ハワードも同じ年頃ですね。
ハッピーデイズですねん。
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