東映フライヤーズの往年のエース・尾崎行雄さんが亡くなった。
今の計測器があれば160kmは出ていたといわれる60年代の球界を代表する速球王だ。
数年前に機会があって会食の機会があった。憧れの選手だった人を前にしてコチコチに緊張していたが、当時の西園寺、毒島、青野、佐野、岩下といった東映の選手たちの思い出を話題にすると「よほどのファンだったんだね」と嬉しそうに握手をしてくれた。
実は自分が西鉄ファンで、憎っくき相手として記憶していたことは最後まで言い出せなかったが、サインボールを書いていただき、それは大事な宝物となった。
怪童とよばれた不世出の選手の早すぎる訃報に、そのときのことを思い出しながら今夜は献杯することにしたが、なかなか酔えないでいる。
心からのご冥福をお祈りいたします。
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