2010年4月17日土曜日

歳を取るのも悪くない


昨夜は仕事の合間を縫って日本武道館に『キャロル・キング&ジェイムス・テーラー』というアメリカのロックヒストリーを代表する2大ソングライターの夢の競演に駆け付けた。
キャロルは1昨年の『Welcome to My Livingroom Tour』以来だが、相変わらず68歳とは見えない若々しさ。ジェイムス・テイラーはというと、すっかり外観は老人のようになってしまったが、ギターを抱えた瞬間あのみずみずしかった時代の青年に戻ってしまったのに驚いた。
『So Far Away』『Carolina In My Mind』『Country Road』『Natural Woman』と二人のヒット曲が続いていく中、お互いがお互いをリスペクトしながら本当に楽しそうな波動が伝わってくる。前から4列目という絶好の席だったこともあるのだろうか、その二人の共鳴し合う波動に心が癒され、思わず涙ぐんでしまう。圧巻は“Very Old Song”と曲紹介で恥じらいながら二人が寄り添い歌う『Crying In The Rain』と『Will You Still Love Me Tommorow』のデュエット。会場の外の降りしきる冷たい雨もハートウォ―ムな歌声の演出のようにも思えてくるのだ。
『Fire And Rain』『You’ve Got A Friend 』
会場に詰めかけた決して若くはない大勢の観衆たちすべてが、それぞれの過去を振り返りながら心が満ちていくのが判る。

歳を取るのも、そう悪いもんじゃない。

そんな気分に浸りながら至福の時間をたっぷりと堪能した一夜だった。

セットリスト
1.Blossom(JT)
2.So Far Away(CK)
3.MachineGun Kelly(JT)
4.Carolina In My Mind(JT)
5.Way Over Yonder(CK)
6.Smackwater Jack(CK)
7.Country Road(JT)
8.Sweet Seasons(CK)
9.Mexico(JT)
10.Song of Long Ago(CK)
11.Long Ago And Far Away(JT)
12.Beautiful(CK)
13.Shower The People(JT)
14.Natural Woman(CK)
15.Copperline(JT)
16.Crying In The Rain(JT)
17.Hi-De-Ho(CK)
18.Sweet Baby James(JT)
19.Jazzman(CK)
20.Will You Still Love We Tommorow(CK)
21.Steamroller Blues(JT)
22.It’s Too Late(CK)
23.Fire And Rain(JT)
24.I Feel The Earth Move(CK)
25.You've Got A Friend(CK)
~Encore
26.Up On The Roof(CK)
27.How Sweet It Is(JT)
28.Locomotion(CK)

3 件のコメント:

ask さんのコメント...

小生もおりました…。

ask さんのコメント...

あ、あと42年生まれなので68歳です。
さすがに78では森光子に近すぎ…。

まぁ、それにしても
幸せな時間でした。

秋山光次 さんのコメント...

おお!来ていたんですか。
休憩時にツイッタ―でつぶやいたら、会場から知人がリツイ―トしてきたのでビックリしました。
askさんもいらっしゃっていたとは!
 
いや~、良かったすよね。

78歳!失礼いたしました。計算間違えてたw
確かに、森光子じゃかわいそうですね。早速訂正しました。