2008年7月27日日曜日
完全アウェイの夜
土曜日、野球観戦のお誘いを受け東京ドームへ「巨人×ヤクルト」戦を観にいった。
私は生来のアンチ巨人なので、こと巨人戦に限っては東京ドームの一塁側席にはめったに行くことは無い。巨人戦を一塁側で観たのは、もう30年くらい前のやはり招待を受けて行った時のこと。確か太平洋から移籍したばかりの加藤初が先発だった。
今回の席は、一塁側内野席だがほぼ右翼外野席に近くいわゆる応援団席の一端である。当然にして周囲は巨人のユニフォームをまとった連中だらけで、居心地悪いことこの上ない。私にしてみれば最悪といってよい環境である。完全アウェイとはこのことだ。
しかしいつもと違う目線で周囲を見るのは新鮮といえば新鮮だった。
まず一塁側の指定席にビールを売りに来る売り子さんは、なぜか綺麗な子が多い気がする(あまり根拠は無いが)。応援に関しても、3桁~4桁の背番号をつけてるユニフォームをまとった連中が何人もいたので聞くと、ファンクラブの企画で自分の名前と希望の番号(抽選らしい)をつけられるキャンペーンがあるそうだ。これなんか阪神でやってくれればすぐ応募したいぞ。小笠原の打席では小笠原諸島の親善大使をつとめることに敬意を表してか皆でイルカの人形を振って応援したり(日ハム時代から継続しているそうだ)、選手に対してのコールも趣向を凝らしていてなかなか洗練されている。巨人の応援といえばダッグアウトの上に登った関谷某とかいう柄の悪いデブのおっさんが三三七拍子を強要していた時代から見れば隔世の感がある(っていつの時代だよ)。
試合は、先発・増渕の好投もあってヤクルトが5回まで4-0とリードしていたので、声には出さないが秘かにほくそえんでいた。二軍から昇格したばかりの李承燁は全く振れていないし、話題の人・ニ岡もやはりまだ立ち直っていないのか全く精彩を欠いていて、唯一注意しなければいけなかったのはラミレスくらい。こりゃ、ビールも美味いというもんだ。
増渕は5回を過ぎ勝ち投手の権利をつかむと、後続に託しお役御免になった。しかしその後がいけなかった。
中継ぎ陣が次々と滅多打ちされあっさり逆転。終わってみれば12点取られて大敗していた。
アンチ巨人にとってはくそ面白くも無い野球観戦だったが、この試合でまあ敵ながら良かったと思ったのは上原の復活。中継ぎで登板し1回を三者凡退に切ってとった。今まではいかにも腕が振れていない感じがしたが速球も自信を持って投げ込んでいたし、変化球の切れもよく気合の入った久々にいい投球だった。
この時期の上原の復調は間近に迫った北京五輪の代表チームにはこのうえない朗報である。昼間、IBAFの突然の延長ターンオーバー制採用に激怒していた星野監督も少しは機嫌を直したはずだ。
ちょっとまてよ、日本代表の主将でもあるヤクルト宮本が、すべては代表に良かれと思ってわざと花を持たせた…、なんてことはないよな、やっぱり。
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3 件のコメント:
>自己レス
李承燁、次の日の試合で復活の本塁打。
これで火がついたら嫌だなあ。
宮本、なんとかしてくれ。
凄く気合いの入った、読み応えある、カッコイイHPですね。まだ読み切れてませんが。開設おめでとうございます。
早速のレス。ありがとうございます。
ブログ作りすぎて続くかどうか…。
ちょっと後悔してます。
まあ、無理せずやっていきますが。
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