2024年11月9日土曜日

週間家呑み日記10.1~10.31

 


●10月1日

自民党総裁選で第102代首相に石破茂を選出。裏金問題で紛糾する中、前途は多難。短命政権の予感はなはだし。

●10月6日

1974年W杯西ドイツ大会で一世を風靡したオランダ代表のCFヨハン・ニースケンスの訃報。クライフとともに憧れの選手だった。あの大会でのレジェンドたちもみんな鬼籍に入ってしまったなあ、献杯。

●10月4日

神保町ALスタジオの収録終わりに、演者の声優NI嬢誘って『明治屋3rd』で一杯。若手の声優が仕事で食っていくことの難しさについての話を拝聴。

●10月8日

イニエスタ引退の報。スペイン代表での雄姿をポーランドのEUROで現地観戦した時のことを思い出す。CAVA飲んで往時をしのぶか。

●10月10日

サッカーのW杯予選、対サウジアラビアのアウェイ戦を家呑み観戦。夜中の3時キックオフだけに早めに寝て試合に備えることに、2-0で難敵を一蹴。次の日は午前10時から仕事なのでそのまま仕事場に向かう。

●10月11日

ノーベル平和賞は広島の被団協に。祝杯。

●10月13日

家呑み観戦を続けていたクライマックスシリーズはこの日で阪神敗退決定、シーズンは終わってしまった。

●10月14日

ボクシング世界バンタム級王者中谷潤人の防衛戦を家呑み観戦。一度も倒れたことが無いという指名挑戦者に対しいともあっさりとKO勝ち!凄いのひとこと。

●10月15日

サッカーW杯予選対オーストラリア戦を『明治屋3rd』で観戦。ドン引きの相手を圧倒していたがよもやのオウンゴールで1-1のドロー。まあサッカーにはこんな日もある。

●10月17日

俳優西田敏行氏の訃報に驚く。82年のTT誌創刊時に生田スタジオまで取材に行ったことを思い出す。献杯。

●10月20日

早世した後輩KJ氏の恒例墓参りで用賀に。今年は8名の参加。墓参後は用賀駅隣接の商業ビル内にある蕎麦屋『そじ坊』で故人を偲んでの呑み会。

●10月22日

英国在住のデザイナーWN嬢が一時帰国ということでかつて世話になった編集部の面々と新宿の『池林房』で呑み会。

●10月26日

横浜日産スタジアムにラグビー日本代表対オールブラック戦をTO嬢らいつものメンバーと観戦に。崎陽軒の焼売つまみにビールは個々のスタジアムでの定番。そんなほろ酔い気分も19対64の大敗で一気に素面に。まあチームの若返り移行期だけに仕方ない長い目で観なければ都は思うが。

●10月27日

母校と慶大の試合をネット配信で観戦。前々節は筑波に31年ぶりに勝った後ターゲットを絞っての対戦で観る側も気合が入ったが、10-20の惜敗。悔しさ満点で夕方から新宿御苑CEスタジオでの懇親パーティーに参加。

●10月28日

衆院選で自民党が過半数割れ、まあ予想はしていたがあらためて気分は良し。37回東京国際映画祭開幕。今年は台湾1本、香港3本の鑑賞予定。

●10月29日

80年代大好きだったコメディエンヌ、テリー・ガーの訃報。来月は『ワン・フロム・ザ・ハート』の4Kリマスター版を観に行こうと思っていた矢先の悲しい知らせ。長く闘病していた多発性硬化症の合併症だったという。本当に悲しいなあ、献杯。

●10月30日

MLBのワールドシリーズ最終戦ドジャーズ×ヤンキース戦を家呑み観戦。結果ドジャースの勝利で大谷翔平、山本由伸は世界一の美酒を浴びることに。ご相伴にあずかろう。乾杯!





2024年10月2日水曜日

週間家呑み日記9.1~9.30



 ●9月3日

世界スパーバンタム級王者井上尚哉とドヘニーのタイトル戦を『明治屋3rd』で観戦呑み。モンスターにかかってはドヘニーレベルでは太刀打ちできない。アフマダリエフでどこまでやれるのか?

●9月5日

前々日に引き続き『明治屋3rd』でサッカー日本代表W杯アジア最終予選の中国戦を観戦呑み。日本はべスメンで臨んだところ大量7得点で中国に圧勝。かつては高い壁だったけど、中国が弱くなったのか日本が強くなったのか。まあ日本が暗黒時代の比ではない高みに上がったのは確かだけど。

●9月6日

ラグビー解説でお馴染みの小林深緑郎氏の訃報。今季になってテレビでお見かけしなかったなとは思っていた。博学の人だった。献杯。

●9月7日

ラグビー日本代表のパシフィクネーションズ対アメリカ戦を熊谷まで遠征して観戦。日本一暑い街だが幾分秋の気配も。試合は41対24で快勝、超速ラグビーは実を結びつつある。3年後のW杯までどこまでレベルアップできるか。熊谷でナイターということで帰りの時間が心配だったがバスの便も多く割とすいすいと帰宅できた。

●9月10日

サッカー日本代表のW杯予選アウェイのバーレーン戦を深夜家呑み観戦。前半ちょっと手こずったものの終わってみれば5-0の完勝。難敵の多い組に入っているもののここまでは危なげない。

●9月12日

仕事がちょっと空いてしまっているのでその間を利用して伊勢神宮参拝の一泊旅行に。古稀を前にして一度行いたかった伊勢詣でを兼ねて三重海軍航空隊の跡地も訪ねてみたいという計画である。朝の新幹線で名古屋まで出て、昼過ぎに近鉄乗り換えで伊勢市駅に着いた。外宮参道にある料理居酒屋『いっしん』で伊勢うどんのランチをとったあと外宮へ。この日も猛暑だったが境内の深い緑の中はさすがに暑さを忘れる。平日だからか人出もそう多くなく正宮(豊受大神宮)参拝の後、別宮を回り、バスで内宮へ向かう。五十鈴川の御手洗場で禊し神苑の玉砂利を歩き正宮(皇大神宮)を参拝。また別宮を巡りほぼ半日かけておかげ参りをすませる。この日は宿泊先の『ENホテル』の『伊勢旬菜 楽座』で一杯。

●9月13日

午前中ホテルをチェックアウトした後、ホテルからも近い宇治山田駅へ歩き、戦前の不世出の大投手沢村栄治の生家跡を訪ね、駅前のブロンズ像にも拝謁。次の目的地である香良洲町の三重海軍航空隊跡地を目指す。久居駅からバスで現地を目指すもののバスが1時間に1本ということで閉口する。ようやく歴史資料館となっている三重空跡へ到着。さすがに平日の午前中の見学客は皆無で、あわてて出てきた館員に案内され、戦争遺構や隊員たちの手紙や遺影などをたった一人で観て回る。見学後ロビーで会員の方が分厚い名簿を持って待ていてくれ海軍一期予備生徒の項からわが亡き父の名前を確認する。少し感慨に浸った後、館を辞去し、バスを待つ間近所の海辺などを散策し帰路につく。津駅に隣接する駅ビル内の『丼丼亭』で遅い昼食をとり、駅前からバスで津エアポートラインのフェリー乗り場へ。フェリーで中部国際空港セントレアへの40分の海上の旅はなかなかに快適。海から上陸した空港のエアターミナルで羽田便を待つ間レストラン『Ms Dining』できしめんを食しながらの一杯。ほろ酔い加減でJAL便で羽田へのフライトで帰京。

●9月14日

秩父宮でラグビーパシフィッィクネーションズのカナダ×トンガ、アメリカ×フィジー戦を観戦。ナイター、ビールが美味い。

●9月15日

前日に引き続き秩父宮で日本対サモアの準決勝観戦。あと何回この素晴らしいスタジアムに通えることだろう。計画中のドームの箱型新スタジアムなんか聖地たるものか、ディベロップ企業の無意味な再開発構想なんざ糞くらえである。

●9月18日

中国深圳の日本人学校の児童が暴漢に刺殺されるという痛ましい事件。6月の蘇州の事件に続き二度目、反日教育の結果であることは明白だ。うやむやにされる前に真相解明に向けて中国政府には厳しく責任を追及すべしだが。サッカー元イタリア代表のサルバトーレ‟トト”スキラッチ氏の訃報。初めて現地観戦した90年ワールドカップの輝けるヒーローだった、献杯。

●9月19日

メジャーリーグで大谷翔平が50-50の大記録を達成。こんな時代が来るとは!

●9月20日

かつてのK社での仕事仲間だったHS氏、AS氏、WB嬢と四谷の和食屋『ふく鶴』で会食。懐かし話や映画業界の人たちの近況などの他、目前に迫ったP誌創刊35周年の同窓会をどうするのか話し合う。

●9月21日

能登地方に大雨、正月の震災に続きまたしても災害に見舞われた現地の方々は本当に悲惨だ。そんななかロクでもない連中ばかりが雁首揃え後継争いにうつつをぬかす政権与党のダメさ加減にほとほと呆れる。花園で行われているパシフィックネーションズの日本対フィジー戦を家呑み観戦。

●9月22日

K社のT誌の創刊41周年の同窓会。40年から定例にとして昨年に引き続きの開催。四谷しんみち通りのシュラスコ肉バル『RUMP』貸し切りで懐かしい面々が集合。会が盛り上がった後、後輩のTN氏、TJ氏、YH氏らと近所の居酒屋『餃子酒場四谷本店』で2次会。

●9月23日

わずかに連覇の目が残っている大詰めの阪神×広島戦を家呑み観戦。延長へもつれ込んだが痛恨のサヨナラ被弾ですべてが終了。やけ酒へ突入。

●9月24日

仕事終わりに神保町のAスタジオで遭遇したG社のAKプロデューサーと『明治屋3rd』で一杯。

●9月27日

自民党総裁選は石破茂が決選投票で高市早苗を破る。この結果にネトウヨは怒り狂うやら嘆くやらだが極右政権が阻止され一安心。だからといって石破が後継でも期待度はゼロに等しいけど。

●9月29日

母校のシーズンで唯一の秩父宮開催試合の応援に。小雨交じりの天候ゆえ屋根下の席確保のため早めにスタジアムに向かう。相手は強豪筑波だが両校とも部創設100周年の記念試合で気合が入る。今季ここまで健闘が続く母校への期待から大勢のOBや学校関係者が来ている。試合は開始からすぐ先制されたが一歩も引かない戦いぶりで逆転、追撃されながらも常に先手を取り流れを相手に渡さない。そしてついに80分の激闘の末31年ぶりの勝利!なんという歓喜。このうえない至福の美酒を味わう。







2024年9月26日木曜日

三重海軍航空隊跡地を訪ねて

 先日、仕事の合間に時間が出来たので伊勢神宮に参拝にすることにした。私自身が来年に古稀を迎えるので、おかげ参りをするにはいいタイミングじゃないかと思っていたのと、その足で亡き父親が青春の一時期を過ごしたという津市香良洲町にあった三重海軍航空隊の地を一度訪れてみたいという理由もあった。伊勢神宮で国家の安寧を祈った翌日、宇治山田駅から久居駅までローカル線で移動し、久居駅から一時間に一本の間隔で運行している三重交通バスで香良洲公園を目指す。ただなかなか時間に合わせた乗車がうまく行かず、猛暑の中バスの待ち時間がかなり生じてしまったのには閉口した。久居駅周辺は何もない田舎の駅で立派なタクシー乗り場はあるのだがそのタクシーの影もない。待つこと40分余りようやく到着したバスに揺られること約50分、人気の全くない海辺の香良洲町に着き大汗をかきながら現在は歴史資料館になっている三重海軍航空隊跡へと歩を進めた。バス停から10分ほどで3階建ての比較的新しい歴史資料館の敷地に立つ当時の三重海軍航空隊の大きな門柱(移築したそうである)に迎えられた。

三重海軍航空隊は海軍の飛行機搭乗員を育成するために、霞ケ浦に続き当時中学生年代の予科練の少年たちの基礎訓練をするために昭和17年に開隊した施設で、翌年には学徒動員により徴集された予備学生や予備生徒といった士官候補生らも入隊することになる。私の父は昭和19年の2月に第一期飛行専修予備生徒(大学予科、高等専門学校出身者)としてこの門をくぐったはずである。ここで飛行適性や座学、そして軍人としての精神を徹底的に叩き込まれ、半年後に飛行実地訓練で台湾の虎尾航空隊へ配属されていく。

歴史資料館は戦後関係者によって若桜会館という名で建てられ平成10年に市に寄贈され、隊員たちの遺品、戦争遺構に加え戦時下の中部地方の戦災の記録や生活の様子などの資料も展示し平和歴史教育の施設として整備されたそうである。3階建ての資料館の玄関を入ると、平日の午前中ということもあり閑散としており、私の訪問に気づいた館員の年配女性が慌てて出迎えてくれた。館内の参観手順を聴いた後、1階には航空隊の概要や年表、戦後伊勢湾で引き揚げられた零戦のエンジンなど、2階は一般的な戦時下の歴史を物語る写真や資料、そして3階で航空隊の隊員たちの遺品や遺書、などの展示を見て回った。たったひとりで割と広い静寂に包まれた館内を回るのもちょっと淋しい感じがしたが、何十人もの戦死者の遺影と向き合っていると一人ひとりから語りかけられているようで、なんとも心が苦しくなる。あらためて彼らの鎮魂への思いと平和への思いを新たにした。

1階のフロアに戻ると館員の女性から資料館のあらましや床に貼られた当時と現在の位置関係がわかる地図の解説を受ける。来館の目的を尋ねられ、父親が在隊していたことを告げると事務室の奥の方から分厚い在籍者名簿(戦後関係者によって編纂されたもの)を持ってきてくれた。予科練と違い予備学生は比較的少ないのときちんとア行から名前順に整理されているので、すぐに父親の名前を見つけることが出来た。戦後80年近い時間が経過しながらも確かにこの地に居た父の存在の証が遺されていることに感じ入るものがある。見れば名簿には多くの付箋が張られており、ここに訪れた多くの元隊員や遺族の思いも伝わってきた。すでにほとんどの在隊者は鬼籍に入り、これからは兄弟子供たち遺族も段々と減っていくのだろう。記憶の風化は止めることはできないのかもしれない。ただ、願わくばこの資料館がさらに存続し歴史の一端を後世に伝え続けていって欲しい。

親切に対応していただいた臨時雇いだという館員の女性に挨拶をし、外に出ると照り付けるような日差しとともに秋の気配も少し感じる広い広い青空が広がっていた。












2024年9月3日火曜日

週間家呑み日記8.1~8.31

 ●8月1日

昭和の3人娘のひとり園まりさんの訃報。『逢いたくて逢いたくて』はなぜかよく口ずさんでしまう。名曲だということだろう。同名の日活映画の彼女は人気絶頂の頃ですごくチャーミングだった。献杯。

●8月2日

パリ五輪の男子サッカー家呑み観戦。準々決勝で日本は強豪スペインと対戦し0-3とここで敗退。結構攻められたがチャンスもあった細谷の振り向きざまのシュートがオフサイドに判定、これが認められていればどうなっていたか分からない。VR判定でつま先がわずかにラインを超えたということだが、本来のオフサイドを反則とするルールの意義を考えれば、いかがなものだろうか。

●8月3日

パリ五輪の女子サッカー家呑み観戦。こちらも準々決勝でなでしこジャパンはアメリカに0-1で敗退。壁は高いな。

●8月6日

広島の79回目の平和祈念式典。38年目の際に広島を現地ルポしたのを思いだす。まだ20代の時だったがつい昨日のような気がする。アメリカではカマラ・ハリス副大統領が民主党の次期大統領候補に指名、トランプにどこまで対抗できるか。

●8月8日

宮崎日向灘でマグニチュード7.1の大きな地震発生。久々にスマホのアラームが鳴り響き驚く。気象庁より南海トラフ臨時情報が発令。近々に関東にも震災の日が訪れるのだろうか?

●8月9日

長崎平和祈念式典にイスラエルを招待しないことに対しG7各国代表が一斉に出席拒否。これは長崎県が正しい。同盟国って言ったって実情はこんなもんだ。被爆者に対する哀悼や平和への願いなんて気にもかけていないのだろう。

●8月10日

連日猛暑日が続くためどうにも眠りが浅くなるのだが、幸いにパリ五輪の早起き生観戦にはちょうどいい。この日は陸上女子やり投げで北口榛花が金メダル獲得。フィールド競技の金メダルは女子では史上初の快挙。神保町『明治屋3rd』で阪神戦見ながら一杯。

●8月13日

新宿のSOMPO美術館で開催中のロートレック展鑑賞。有名な作品はほとんど網羅しており思ったより素晴らしい展覧会であった。ついでと言ってな何だが損保ジャパン自慢のゴッホの「ひまわり」常設展示も観ることが出来たのもラッキーだった。

●8月14日

岸田首相が今秋の総裁選不出馬を表明、いまさら遅過ぎの感はあるが次の候補にも期待は一切できないのが哀しいやら腹が立つやら。

●8月18日

炎天下昭和のKawaiiの原点たるデザイナー中原淳一展を渋谷の松濤美術館で鑑賞。以前神保町で小さな革製品のお店をやっていた中原の親戚(甥御さんだったか、いとこだったか?)の小父さんのことを思い出したりする。外の暑さで出るのが嫌になり夕方まで美術館に居座る。アラン・ドロンの訃報、献杯。

●8月19日

歌手高石ともや(友也)の訃報。中学生の頃多大な影響を受けた一人。ベトナムのトリン・コン・ソンの楽曲を日本に紹介した功績は大きいのではないだろうか。『想い出の赤いヤッケ』をYouTubeで聴きながら献杯。

●8月21日

仕事終わりに久々に新宿『Rusty's Bar』で暑気払い。

●8月22日

録音スタジオのCE社の人たちとディレクターのOT氏、AN氏と車で成田山まで遠征し鰻の名店『川豊』で会食。午後3時過ぎの到着だったため、待つこともなく堪能。途中ゲリラ豪雨に見舞われたが天気も回復し、新勝寺での参拝も出来た。

●8月24日

ドジャースの大谷翔平が本塁打、盗塁の40-40を難なく達成。MLB新記録どころか50-50という驚異的な記録達成も現実味が出てきた。

●8月26日

元サッカーイングランド代表のスウェーデン人監督スベン・ゴラン・エリクソン氏の訃報。献杯。

●8月31日

吉祥寺UPLINKにて2019年香港の民主化闘争を記録した『香港 裏切られた約束』を観賞。上映後のトークイベントで亡命中の監督に、元立憲民主党議員だった弁護士の菅野志桜里さんと元防衛相の中谷元議員が登壇。人権に関しては超党派ということだ。香港のクリエイターたちの自由への戦いの継続に敬意を表す。







2024年8月14日水曜日

週間家呑み日記7.1~7.31

 


 

●7月3日

新紙幣発行。10000円が渋沢栄一、5000円津田梅子、1000円北里柴三郎。駅の券売機や自販機は即対応は可能なのだろうか?最近は少額でもクレカ払いが多いので新札の手触り感を味わうのはちょっと先になりそう。

●7月4日

MO高校マスコミ会が例年通り行われた。今年から実行委員が若い世代に移ったので、会場も今風に東急歌舞伎町タワー内のおしゃれな『GRAN ALEGRIA]』というシュラスコ店のプールサイドと相成った。高齢者揃いの同会ゆえ今年は参加者は多く見込めないだろうと思っていたが、例年並みかそれ以上の出席者が集う結果に。さすがにOBとはいえマスコミ人が多いので好奇心のなせる業か。確かに歌舞伎町の変貌ぶりには隔世の感を感じてしまう。

●7月6日

ラグビー日本代表の対マオリオールブラックス第2戦をテレビ観戦呑み。若いジャパンの躍動でなんとマオリABを26-14で撃破、大金星といえるのではないだろうか。この日の深夜はEURO2024のポルトガル対フランス戦もあり眠られない日々が続く。

●7月7日

都知事選。結果はまったくつまらない小池続投。石丸某のようなポピュリストが票を集めるのも仕方ないのかもしれないが日本の選挙民は浅はか極まると嘆息。スーパーフライ級の井岡一翔の世界戦は3-0判定で王座陥落、引き際なんだろうな。EUROはイングランドが終了間際に奇跡の同点弾。トラウマを抱えるPK戦で勝ち抜いたぞ!

●7月10日

新宿御苑のCスタジオ収録後に声優のBB嬢とカフェ『アームウッドコッテージ』で軽く打ち上げ。深夜のお楽しみEUROは事実上の決勝戦と言える準決の好カードスペイン×フランス戦。17歳になったばかり?のヤマルのゴラッソでスペインに凱歌が上がる。眠れない。

●7月11日

医師であり自民党の政治家でもあった徳洲会グループ創始者の徳田虎雄氏の訃報。父親の葬儀に出席していただいた義理もあるので献杯する。

●7月13日

ラグビー日本代表の対ジョージア戦をテレビ観戦呑み。力は均衡してはいるが負けてはならない相手に23-25で惜敗。酒マズ~。

●7月14日

仕事先のCスタジオで暑気払いの呑み会。例によってOGディレクターの手の込んだ手料理が振舞われる。持って行った差し入れの台湾産パイン、冷たく冷えたスイカとともに好評を博す。帰宅後トランプ銃撃のニュースに驚く。この一件で「もしトラ」が「まじトラ」に変わりそうだ。深夜はEURO2024の決勝戦スペイン×イングランド。朝方まで一睡もできず。

●7月16日

仕事終わりに若手声優のTI氏、NスタジオのディレクターKW氏の虎党2名と東京ドームの阪神×巨人戦を観に行く。列の真ん中の席だったのでビールを買うのに一苦労。阪神はマケホーだったので祝杯ならず『明治屋3rd』で反省会。

●7月17日

K社時代のTT誌のOBたちとの呑み会で新宿の居酒屋『呑者家』に集結。爺さんばかりなのにピッチが速いこと。KB氏、TN氏にとっちゃハイボールなんて水みたいなものだろう。9月の創刊記念日にまた参集を約す。

●7月20日

黄金のバンタム級王者の一人中谷潤人の防衛戦を『明治屋3rd』で観戦呑み。nextモンスターの呼び声高い中谷だが初回に挑戦者アストロラビオをマットに沈める戦慄のKO防衛。セミファイナルの那須川天心もKO勝利で沸いたものの、中谷のあまりの強さに驚愕!酔いもさめるわ。

●7月21日

米大統領選ではバイデンの撤退が発表される。まあ最近のぼけ老人ぶりには当然といえば当然、むしろ遅すぎたのではと思うが、副大統領のハリス出馬でどこまでトランプに対抗できるのだろう。ラグビー日本代表の札幌ドームで行われるイタリア戦を例によってテレビ観戦呑み。結果は14-42の完敗。久々に早く寝るか。

●7月24日

パリ五輪開会式に先んじてサッカー競技がスタート。この日の深夜わがU23日本代表はGL初戦のパラグアイ戦。見事な勝ちっぷりで期待はいや増す。

●7月25日

神保町のAスタジオの収録終わりに声優KH氏と『ランチョン』で軽く打ち上げ。パリ五輪はなでしこジャパンの緒戦は優勝候補のスペイン戦。0-1の惜敗。

●7月27日

パリ五輪の開会式。斬新すぎる演出は流石?なのだろうか。柔道女子48Kg級の角田夏実が幸先よく金メダル獲得、EUROに引き続きまた眠れない日々が始まる。まあ猛暑の日々で眠りも浅いのでちょうどいいか。



2024年7月2日火曜日

週間家呑み日記6.1~6.30


●6月3日

渋谷のユーロスペースにて1972年に起きた早大川口大三郎君リンチ殺人事件を題材にしたドキュメンタリー映画『ゲバルトの杜~彼は早稲田で死んだ』 を観賞。当時の状況は翌年、早稲田を受験したのでよく覚えているし、一浪後には某学部に合格したものの入学手続書類を受け取る際=自治会(革マル派)から履歴を調べられ加入を求められる電話がかかってきたことから他の大学への進学を決意したこともあったので、とても他人ごとではなかった。鴻上尚史の演出による再現ドラマは観ていて辛くなり、何とも重苦しい気分にとらわれた。この日は呑まずにはいられなかったが苦く酔えない夜だった。

●6月4日

半年に一回の検診でJR総合病院へ出向いた後、午後から吉祥寺でロウ・イエ監督の『天安門、恋人たち』を何年かぶりに観る。この日は六四天安門事件からちょうど35年にあたる。今も圧政下にある香港の人びとに思いをはせつつ、この日も酔えない夜に。

●6月6日

神保町の『明治屋3rd』でサッカー日本代表のW杯予選ミャンマー戦を観戦呑み。アジアの戦いで楽な戦いは無いとはいうものの、この相手では力の差は歴然。安心して観ていられる。気分良し。

●6月9日

旧暦の端午の節句ということで、デパ地下で粽と点心をいくつか買い込み家呑み。今年は台湾産のライチも市場に出回っているので、ちょっと高いけどゲット。季節のデザート、旨し。

●6月11日

仕事のオフ日なので、この日のW杯予選のシリア戦は外で出ずに自宅で家呑み観戦。以前は苦手にしていた相手だがこの日も我が代表は危なげなく勝利。最終予選へと1位通過で駒を進める。

●6月12日

台湾駐在時の同僚TK氏とOK氏とともに会食。当時の事業立ち上げから25年、TK氏のMD社の役員退任の慰労も兼ねて、麻布十番のガチ台湾料理店『福琳』で台菜、紹興酒で乾杯。当時の思い出話に花が咲く楽しい一夜でした。帰ってから時代のミューズだった歌手フランソワーズ・アルディの訃報。彼女の曲聴きながら献杯。

●6月15日

早朝、ドイツで開幕したEURO2024を早起きして観戦。素晴らしい雰囲気、以前はこの大会を観に現地へよく出かけたものだ。開幕戦はドイツ対スコットランド。ドイツの圧勝で場内は大盛り上がり。やっぱりEUROは最高だね。ABEMATVで全試合中継ということでこれから1か月また眠れない日々が始まる。

●6月17日

台湾駐在時代の同僚の一人TD嬢と数日前の台湾同窓会の報告を兼ねて、日比谷の点心レストラン『添好運』で飲茶。TD嬢は大手広告代理店勤務ということで仕事のアイデアを検討してもらう。夕方からは収録仕事で神保町へ。『明治屋3rd』で軽く一杯。

●6月20日

元NHKの佐々木昭一郎氏の訃報。70年代から80年代の『紅い花』『四季・ユートピアノ』『川の流れはバイオリンの音』などNHKに在っては芸術家肌の演出家だった。テレビ誌編集部時代とてもお世話になった。献杯。

●6月22日

新生ラグビー日本代表のテストマッチ第1戦、対イングランド代表戦を国立競技場にて観戦。メンバーもだいぶ若返ったということもあってか、ティアワンの強豪の前に完敗。随所では見るべき部分、戦えた部分もあったのでこれからに期待ということだろう。同行のSZ氏、OG氏らと『明治屋3rd』でアフターゲームの反省会。

●6月25日

早起きして観たEURO2024 のクロアチア×イタリア戦の激戦に興奮。1点ビハインド絶体絶命のイタリアがロスタイムの最後のプレーで劇的な同点弾、なんとかグループ敗退を回避する。一方自らのゴールでグループ勝ち抜きに希望をつないでいたモドリッチ率いるクロアチアはグループ敗退がほぼ決まってしまうという、天国から地獄を味わわされてしまった。朝からイタリアの勝利にビールで乾杯。こりゃ昼の仕事中に確実に寝るな。

●6月27日

午前の速い時間から昼前に予定より早く収録仕事が終了したので、気温もすでに30℃越えということで担当声優のOT氏を誘って神保町の老舗ビアレストラン『ランチョン』でランチビールの打ち上げ。昼呑みは美味し。

●6月29日

ラグビー日本選抜チーム対マオリオールブラックス戦を秩父宮ラグビー場にて観戦。この日は前日の雨も上がり気温は上昇し、ナイターのキックオフとはいえ蒸し暑くビール日和である。ただし選手たちは過酷な環境で苦戦を強いられジャパンフィフティーンは大差をつけられてしまう。結果はちょっとフラストレーションがたまったが、ナイターの野外呑みは最高だね。

●6月30日

高校時代の友人で青梅に住むKM氏宅に、当時の仲間5人が押し掛けちょっとしたミニ同窓会。みんな歳を取ってしまったが高校時代の話にすっかり若返る。ビール、日本酒、ウイスキーと酒がガンガン進んでしまう。帰りの電車はちょっと距離があったのでうつらうつらして、やっぱり駅3つばかり寝過ごしてしまった。みんな頑張って長生きしようぜ。




2024年6月2日日曜日

週間家呑み日記5.1~5.31

 

●5月1日

渋谷のシネマヴェーラ、ラオール・ウォルシュ監督特集で1947年制作の映画『私の彼氏』を観る。ジョージ・ガーシュインの名曲「The Man I Love」を勝気で情に厚いクラブ歌手に扮したアイダ・ルピノが熱唱(吹き替えだが)するシーンがいい。GW中は家でもヘビーローテで聴くことになりそう。

●5月2日

フリーの一日。散歩に出たら石神井公園の住宅地の一角にある中国茶ティールーム『来久三堂』が開いていたので休憩、豆花をいただきしばし下午茶を楽しむ。家に戻って決算資料を整理する。

●5月3日

仕事でお付き合いさせていただいている声優のAO嬢が所属する劇団の公演を観に行く。プロットだけ決まっていて台本を使わないインプロ芝居は初めて体験する。即興のセリフで物語がスピーディーに展開し最終的にはちゃんと大団円を迎えるのに感心させられる。GWも営業している神保町の『明治屋3rd』で軽く引っ掛けて帰る。

●5月4日

TO嬢、NO嬢らいつもの観戦仲間と秩父宮ラグビー場にてリーグワン、サントリー対クボタ戦へ。5月なのに気温は28度を超える夏日、バックスタンドは日差しが強く喉も乾くのでビールが進む。後半、大学の後輩にあたる古賀選手も控えで出場、応援にも熱が入る。

●5月5日

前日に引き続き連日の秩父宮通い。リコー対トヨタ戦を観戦。トヨタのオールブラックスのスーパースター、ボーデン・バレットの東京での見納めとなる一戦。世界最高峰のプレーを堪能した。

●5月6日

神保町『明治屋3rd』にて、世界バンタム級のタイトルマッチ、井上尚哉対ルイス・ネリの東京ドーム決戦を観戦呑み。休みにもかかわらずいつものスポーツ中継好きの常連さんでけっこうにぎわっている。1ラウンドいきなりのダウンを喫しどうなることかと思ったが、2ラウンド以降は危なげなく、スピード、パワー、圧倒的な力の差を見せつけ6回KO勝利!素晴らしい。

●5月11日

大塚のスタジオでの仕事が早く終わったので、公開中の中国映画『無名』を観に池袋へ。トニー・レオン主演の大戦下魔都上海を舞台にしたスパイノワールで、ネタ的には大好物の設定で楽しめた。若手のワン・イーボーが思いのほかカッコイイ。感想をXにUPしたらワン・イーボーファンから結構な数のイイネがついたのに驚く。みんなよく知っているなあ。

●5月15日

この日スタートの仕事のスタジオが神保町だったので、収録が終了時間になった後。『明治屋3rd』で一杯やって帰宅。

●5月16日

久しぶりにK社時代の後輩だったTR氏と仕事の打ち合わせ。TR氏は九段に事務所を構えているので神保町のカフェダイニング『KLINE BLUE』で待ち合わせる。IT系の面白そうな企画への意見を求められるが、どんなものだろう。収益構造がちょっと難しそうだ。しかし本当に紙の仕事が減ったことを実感する。

●5月18日

ラグビーのリーグワンはいよいよ最終のトーナメント戦。準決勝のパナソニック対キヤノンの試合を家呑み観戦。キヤノンは健闘したものの最後の最後で突き放される。パナは本当に強く、穴が無い。

●5月19日

前日に続きリーグワンの準決勝東芝対サントリーを家呑み観戦。東芝はオールブラックスの司令塔リッチー・モウンガが大活躍。来季もオールブラックス招集への依頼を辞去し日本でのプレーを続行とのこと。素晴らしい。

●5月23日

神保町のAスタジオの仕事が早めに終了したので、『明治屋3rd』で久しぶりのランチ。ボリューミーなヒレカツ定食に加えサービスでランチビールを出していただき、超満腹になる。帰宅後もなかなか腹も減らないので夕食抜きで早々に就寝。

●5月26日

リーグワントーナメント決勝戦はパナソニック対東芝。国立競技場には5万人近くの観衆を集めた。試合は一進一退、獲っては獲り返される手に汗握る展開。最後の最後にパナが大逆転と思いきや無情にもTMO判定でトライが取り消され、東芝が下馬評を覆し日本一へ。パナは前年に続き惜しくも準優勝にあいなった。この試合が現役最後となる堀江翔太選手の涙が印象的だった。

●5月29日

現在収録中の2作品の声優さんBR嬢、MZ嬢が同期で仲良しということで、収録後お二人とともに大塚の中華料理『小閣楼』で食事会を開催。上海チキンをメインに中華の名店の料理を堪能する。

●5月31日

熊本在住の高校時代の友人SG氏が上京するということで、有志が13人ほど集まって練馬の割烹『かごの家』で呑み会。皆、今年古稀を迎える爺さんばかりだが、昔話に花が咲いて楽しい一夜に。冗談交じりにいつまで続けられるんだろうと言い合うが皆さん元気なので当面は同じメンバーの集まりは続きそうだ。2次会の居酒屋『ミライザカ練馬店』でも会話が弾み久々深夜まで時間を忘れて飲み続ける。


2024年5月2日木曜日

週間家呑み日記4.1~4.30



●4月2日

K社時代の先輩立ちと新宿の『陶玄房』で昔話をする会に参加。今回は自分より後輩のTJ君とIC嬢が参加したため、一番の若輩から卒業。 しかし年寄りばかりなのに呑むこと呑むこと!気が付けばデュワーズのボトルが2本空いてしまった。

●4月3日

台湾の花蓮周辺で再び大地震発生の報。LINEつながりのKO嬢に連絡すると台北でも大きく揺れたそう。同じ地震帯南海トラフの延長にあるので近い将来の東海、関東での発生が心配。東日本、能登でも多くの支援が寄せられている恩もあるので、ネット寄付とか解説されればささやかな募金でもしたいと思う。

●4月5日

仕事のスタジオ収録が早く終了したので、声優のBR嬢を誘って新宿高島屋の『鼎泰豊』で昼食をご一緒する。台湾の地震が気になったこともあり小籠包の名店の安定の味を賞味しながら台湾を偲ぶ。昨年に続き今年もまた行けるといいのだが。

●4月7日

K社時代に立ち上げた衛星ラジオ局PZの当時のメンバーたちと自由が丘の『酒場シナトラ』で旧交を温める。早い時間からの会合だったので、『大衆酒場3・6・5』で2次会に流れる。東急沿線から帰りは1本で帰れるようになり自由が丘あたりでも遅くまで呑めるのは有難い。

●4月11日

元横綱の曙の訃報にビックリ。仕事終わりに『明治屋3rd』に立ち寄り献杯。

●4月14日

快晴の秩父宮ラグビー場でリーグワンの東芝×神戸戦を観戦。夏日を思わせる暑さでビールが美味い。その足で仕事先の新宿御苑CEスタジオにてもう恒例になっているOGディレクターによるクッキングパーティーに参加。遅くまで飲み食いすることに。

●4月15日

最近新しく収録先になったスタジオが勝手知ったる神保町にあるため、仕事終わりに『明治屋3rd』に再び顔を出すことも多くなった。今年も阪神戦のテレビ観戦しながら呑めるのが実に楽しく感じる。当たり前だが勝つって大事なことや。

●4月24日

国の人口戦略会議の試算によると2050年には地方自治体の4割が消滅するという試算が出たとの報道。自分自身もそうなので偉そうなことは言えないが、少子化もいよいよヤバくなっているということだろう。しかしここ20年ほど続いている経済の停滞で子どもを育てる余裕が無いのは確か、現在の政治の無策ぶりはあきれるばかり。せめて憂さ晴らしと思っても先立つものが…最近は外呑みもぐっと減ってしまったぜ。

●4月26日

1972年の札幌五輪のジャンプの金メダリスト、日の丸飛行隊の笠谷幸生氏の訃報。あの時分は高校生だったが強烈な印象だった。トワ・エ・モワの大会ソング「虹と雪のバラード」聴きながら献杯。

●4月27日

GW突入。阿佐ヶ谷の小さな映画館Morcで開催中のTBSレトロスぺクティブで、1964年のドキュメンタリー『中西太 背番号6』を観賞。当時のある日の西鉄×東映戦の中西監督兼選手の一挙手一投足にフォーカスした作品だが、西鉄ファンとしては今となっては貴重なお宝映像だ。西鉄の選手たちはもちろん相手の東映の選手たちも懐かしい。映像に映っている東映の尾崎行雄氏と何年か前飲んだ日のことを思い出す。献杯。








2024年4月5日金曜日

週間家呑み日記3.1~3.31

 

●3月6日

所沢楠ホールの彩の国古本まつりを覗く。堀田善衛、横光利一ほか何冊か購入。減らしていかなければならないのについ蔵書を増やしてしまう。

●3月8日

漫画家の鳥山明氏の訃報。世界のアスリートたちに『ドラゴンボール』のファンが多いのは知っていたが、SNSなどで届く彼らの弔意のメッセージに氏の大きな影響力を再確認する。献杯。

●3月11日

米アカデミー賞で日本の2作品『君たちはどう生きるか』(長編アニメーション賞)、『ゴジラ―1.0』(視覚効果賞)が選出。前評判通りクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が最多7部門で受賞。これは観ておきたい。

●3月12日

この週は、仕事がオフなので伊豆に小旅行。午前中三島で亡き友人の墓参、三島大社参拝を済ませ『風土』という和食屋で昼ビール。天候が悪い中、午後便の急行バスにて西伊豆松崎へ移動。晴れてれば素晴らしい眺望なのだが暗い波涛を遠望しつつ夕刻に松崎着。かつてのプリンスホテルだった伊東園ホテルにチェックイン。テニス肘と腰痛に効く温泉で英気を養う。夕食はビュッフェ形式だがアルコール飲み放題なのが嬉しい。潮騒の音を聴きながらゆったりした気分で過ごす。

●3月13日

一夜明けて快晴。朝から温泉に浸かる。宿泊客も少ないのか大浴場貸し切り状態。朝食後、チェックアウトし帰路に就く。ローカルバスに揺られ早春の港から渓谷を抜け下田へ。気分は「岬巡り」。下田からは踊り子号で東京へ。平日しかも前日は雨だったのでどこも空いていて本当にゆっくり過ごすことが出来た旅だった。帰宅後、下田で買い込んだ干物をアテに家呑み。

●3月14日

仕事をいただいているG社の懇親会が江戸川橋のG社会議室で執り行われ、参加させていただく。日頃お世話になっているオーディオブックのスタッフさんや声優さんたちで大盛況。会終了後、Eプロダクションの若手声優連中に誘われて近所の『鳥貴族』で2次会

●3月16日

秩父宮ラグビー場にてリーグワンの「リコー対ヤマハ」戦を観戦。気温も上がりコートも脱いでビールも美味い。大学の後輩にあたるリコー高橋選手も奮闘したが惜敗、今季の「羊たちの沈黙」状態はいつまで続くんだろうか。

●3月21日

韓国遠征中のMLB,ロサンゼルスドジャースの大谷翔平氏の相棒として知られる水原一平氏の賭博スキャンダル報道に驚愕。大谷の今後が心配だ。救いは新婚の美人の奥様の存在だろうか。それにしてもギャンブル依存症は恐ろしい、維新の胡散臭い連中が大阪に推進しているカジノなんか止めるに越したことはない。万博もだが。この日は国立でサッカー日本代表のW杯予選対北朝鮮戦観戦。

●3月22日

モスクワ郊外のコンサートホールで銃乱射テロ。イスラム過激派ISが犯行声明出すがプーチンはウクライナの犯行に結び付けるべく印象操作に余念がない。ウクライナ戦争は戦線が膠着したまま消耗戦の様相だし、パレスチナガザ地区に対するイスラエルの攻撃は深刻さを増すばかり。戦争、気候変動、世界はどうなっていくのか、いい兆候は何一つない。呑むしかねーか。

●3月29日

NPBも開幕。仕事終わりに神保町『明治屋3rd』に出向き、阪神×巨人の開幕戦を観戦呑み。結果は青柳の好投むなしく貧打で初戦は黒星スタート。気分悪し。




2024年3月3日日曜日

週間家呑み日記2.1~2.29


 

●2月1日

K社時代の先輩の方々と新宿の『陶玄房』にて生存確認の会。皆さん70代の方々ばかりでしたが良く呑み良く食べ至って元気。この中では若輩者の私めも負けずに頑張らねば。

●2月3日

スーパーラグビー所属チームのブルーズとサントリーサンゴリアスのクロスボーダーカップを秩父宮にて生観戦後、神保町『明治屋3rd』にてサッカー日本代表のアジアカップの対イラン戦をテレビ観戦呑み。完全に力負けで0-2の完敗。後手後手の選手交代も功を奏さず、さしたる戦術的な対応も出来ず森保監督の力量の無さを露呈した。酒が苦し。

●2月5日

PCが不調につきホスティングをお願いしているR社に連絡、雪が降り始める荒天の中サービスの人を手配してもらうが、原因はUTMのバッテリーの電源落ちといういたって単純なもので、恐縮してしまう。

●2月9日

世界のマエストロ小澤征爾氏の訃報。成城学園小・中時代はラガーで後輩たちの試合を応援に駆け付けたなんてエピソードを思い出す。94年に渡米した際ボストンでわずかな日程の差でタングルウッド音楽祭に行けなかったのが今もって悔やまれる。K社時代のDTさんが担当した小澤のCDブックの制作に編集部のクラシックファンTG君を手伝わせたなんてこともあったっけ。当時のことを思いめぐらしつつ献杯。

●2月10日

アジア圏ではこの日から旧正月に突入。SNSで台湾の知人各位から新年快楽のメッセージをいただく。恭喜発財、いい年になりますように。

●2月15日

連日の自民党の裏金問題に腹立てていたが、そんな中、日本の名目GDPがドイツに抜かれ世界4位に転落のニュース。重税にあえぎ国力も弱り生活は苦しくなる一方だ、それでもよく怒りがこの政権に向かわないものだとほとほと日本人のマゾ体質にあきれてしまう。

●2月16日

ロシアの反プーチンの政治家ナワリヌイ氏が北極圏のラーゲリにて獄死のニュース。決してリベラルな政治家ではないようだったが、少なくとも独裁国家の中で抵抗を示すことの勇気には敬意を表したい。また彼に続くプーチニズムに抗する人々の戦いに献杯したい。

●2月17日

候孝賢監督の映画『ミレニアムマンボ』がデジタル4Kでリマスター上映されるということで、高田馬場での仕事後にガチ台湾小吃店『合作社』で腹ごしらえしてから新宿武蔵野館へ。2000年のミレニアムの日を台北にて過ごした身としては見逃せない作品であったが、映画観ながらあの日、世紀が変わる瞬間、民権東路のリッツランディスホテルのBARで従業員の小姐たちとどんちゃん騒ぎしながら迎えたっけなんて思い出しながら感慨にふけって胸がいっぱいになってしまった。あの頃は楽しかったなあ、もう24年たつけどあっという間だったな。

●2月20日

アジアカップで日本同様に決勝進出できずで敗退した韓国で、代表監督のクリンスマン解任のニュースで揺れる中、クリンスマンと同時代のレジェンド選手だったアンドレス・ブレーメの訃報。現地観戦した90年のイタリアW杯の決勝ゴールとなったPKはいまだ鮮明に記憶している、献杯。

●2月24日

仕事終わりに神保町『明治屋3rd』で田中恒成、井上拓真、中谷潤人のボクシング3タイトル戦をテレビ観戦。この日はウクライナ侵攻から2周年、戦況は一進一退のままらしいが、ガザのパレスチナの人々合わせて、一日も早い安寧を祈りつつ。

●2月28日

なでしこジャパンのパリ五輪行きチケットを懸けた一戦、対北朝鮮戦を『明治屋3rd』にて観戦呑み。激戦の末、2-1で難敵を下し見事パリ五輪出場権を獲得。酒ウマ~。


2024年2月3日土曜日

週間家吞み日記1.1~1.31

 

●1月1日

2024年、60代最後の1年の開始。70歳になると色々とあきらめなければならないことも多々あると思う、その最後のあがきというかやり残したことをやってみる年になりそうだ。久しぶりの元旦サッカー開催ということで、日本代表対タイ代表戦の国立競技場初詣。汗ばむほどの日差しで年頭から外苑散策はやはり良いものだ、とのんびり気分でいたところ、能登半島で大地震のニュースに接し驚く。石川県はじめ北陸にゆかりの知人も多く気にかかる。帰宅後はニュースにくぎ付け、なんという1年のスタートだろうか。

●1月2日

毎年の恒例行事としているラグビー大学選手権の準決勝観戦で2日連続で国立競技場へ。明治×京産、帝京×天理の2試合で、順当に明治、帝京が覇を競うことに。羽田空港で日航機と海上保安庁機の衝突炎上事故。年初から凶事が続く。波乱の年になるのだろうか。

●1月3日

箱根駅伝、高校ラグビー準々決勝を家吞み観戦。箱根は青学が優勝候補筆頭の駒沢を抑えて前年のリベンジ。寝落ち。

●1月4日

午前中、地元の氷川神社に初詣。昼から家呑み。写真家・篠山紀信氏の訃報。献杯。

●1月5日

高校ラグビー準々決勝桐蔭学園×大阪桐蔭、東福岡×佐賀工業を家呑み観戦。

●1月6日

NO夫妻に車を出してもらい、熊谷ラグビー場にリーグワンの埼玉ワイルドナイツ×トヨタヴェルブリッツ戦。帰りに立ち寄った三芳のPAでの現地生産者の野菜販売所があまりに安価なので酒のアテになる食材を何点か買い求める。

●1月7日

高校ラグビー決勝戦、桐蔭学園×東福岡戦を家呑み観戦。8対5の大熱戦で桐蔭が勝ったが、試合に出れずとも終始チームを鼓舞していた東福岡のキャプテンの涙をこらえつつ前を向く姿にもらい泣きしてしまう。

●1月8日

ドイツサッカーのレジェンド「皇帝」フランツ・ベッケンバウアー氏の訃報。中高時代のアイドルだった。献杯。

●1月9日

仕事始めで新宿のCEスタジオへ。収録終わりにOGディレクターの手料理でビールを頂く。歌手八代亜紀の訃報にびっくり。T誌時代に取材でインタビューさせていただいたことを思い出しつつ献杯。

●1月14日

サッカーアジアカップ開幕。日本の緒戦ベトナム戦を家呑み観戦。フィリップ・トルシエ率いるベトナムに手こずるも4-2で順当勝ち。

●1月15日

昨年取材協力させてもらったお礼もかねて元TN社のHM氏、OT氏の池袋の『ビアホール銀座LION』にて会食。

●1月16日

元NHKのジャーナリスト平野次郎氏の訃報。自分が編集長をしていたTC誌で連載対談で随分とお世話になった。スマートかつソフトな人柄の人でした。ご冥福を祈りつつ献杯。

●1月17日

カメラマンKG氏と後輩のK社TN氏で新宿三丁目の居酒屋『ごまや』で新年会。KG氏は石川県出身だが関連する人々は全員無事とのこと。

●1月19日

仕事終わりに神保町『明治屋3rd』へ。アジアカップの対イラク戦をテレビ観戦で盛り上がるもよもやの1-2敗戦で意気消沈。

●1月21日

収録で1作品終了した声優のTI氏とお疲れ様の1杯。スタジオ近くの大塚の居酒屋『北斎』でおでんつつきながら若いTI氏相手に昔話。爺さんの与太話に付き合ってもらって恐縮でした。

●1月23日

寺地拳四朗のボクシングタイトル戦、那須川天心のデビュー3戦中継を『明治屋3rd』で観戦呑み。

●1月24日

仕事終わりに連日となる『明治屋3rd』でアジアカップ対インドネシア戦を観戦呑み。4-1で快勝でグループ2位抜け確定だったがクリーンシートで終われない日本に不安要素は多い。

●1月27日

駒沢スタジアムにてリーグワンのリコーブラックラムズとクボタスピアーズ戦観戦。ラムズ高橋選手とクボタ古賀選手の青学SH対決を期待したが古賀選手は登録外で実現せず。でも試合は二転三転、終了のホーン直前でのPGデスピアーズの劇的サヨナラ逆転勝ちにしびれる。

●1月31日

アジアカップノックアウトステージの日本×バーレーン戦を例によって『明治屋3rd』で観戦呑み。DAZN独占中継なので家呑みで見られないのだが、スポーツバーと化した感のある『明治屋』の存在はありがたいし、飲み仲間の人たちとの素人評論も楽しい。週末の準決勝も予約しておく。











2024年1月17日水曜日

週間家呑み日記12.1~12.31

 


●12月1日

自民党清和会はじめいくつかの派閥でパーティー券の上りを政治資金収支報告書に記載せず裏金としている事態が発覚したニュース。本当に国民が重税にあえいでいるのになんという所業!悪代官ぶり極まれり。

●12月3日

早明ラグビーで国立競技場へ。前半に大差をつけた明治の圧勝かと思いきや、後半早稲田の怒涛の反撃で面白いゲームとなったが、やはり早稲田に過日の強さは感じられない。

●12月5日

JR総合病院で定期検査。肺への気管が変形しているといわれるが先天的なものか後天的なものかは分からないそうだ。特に生活に支障があるわけではないもののまた6か月後に来院を課せられる。夜は『明治屋3rd』で一杯。

●12月7日

コメディアンの島崎俊郎の訃報。同じ歳だけに身につまされる。献杯。

●12月9日

ハリウッドスターのライアン・オニールの訃報。「ある愛の歌」「ペイパームーン」とか70年代の名作映画が思い出されるが、自分にとって78年に就職した際初めてTVガイド誌のドラマ「ペイトンプレイス物語」のタイアップ記事を担当していた時のことが懐かしい。献杯。

●12月10日

ラグビーリーグワン開幕。秩父宮でクボタ対サントリーの試合を観戦。日差しも強く気温も冬とは思えない温かさ、ビールが美味い。大谷翔平は結局ドジャース入りが決定、天文学的な年俸に驚く。

●12月12日

仕事終わりに『明治屋3rd』に立ち寄る。この日は常連さんも多く久々に遅くまで呑んでしまう。

●12月15日

アキ・カウリスマキ監督のフィンランド映画「枯れ葉」鑑賞。心に染み入るいい映画だった。上映館でキャンペーンで配っていたヘルシンキ蒸留所作の「ロンケロ」というグレープフルーツとジンを組み合わせた酒を持ち帰り飲んでみたが、意外と美味い。またいつか欧州に行く機会があればフィンランドも悪くないな。

●12月16日

オールブラックスのハーフ団が加入したトヨタ自動車対キヤノンの試合をHT氏、OG氏、SZ氏を横浜日産スタジアムで観戦。終了後HT氏と新横浜の居酒屋『新時代』で焼鳥食いながらアフターマッチ。

●12月19日

渋谷に出たついでに上原の『ナタ・デ・クリスチアーノ』でエッグタルトとチキンパイを仕入れて、ポルトガル菓子アテに家呑み。

●12月22日

新宿御苑前のビストロ『関西酒場ラクダバ』でTM嬢、NM嬢、HJ嬢と忘年会。大阪オリジナルのうどん餃子が美味い。

●12月24日

仕事でお世話になっている音声スタジオCR社で忘年会&Xmasパーティー。グルマンのOGディレクターが腕を振るうプロ顔負けの料理でイブの夜を満喫。日曜のこんな晩にもかかわらず30人以上の声優さんたちで賑わい大盛況、1年間お世話になりました。

●12月26日

『明治屋3rd』でボクシングの井上尚弥戦を観る。KOにてスーパーバンタムの4団体統一という偉業達成に大興奮。この不世出のモンスターはどこまで勝ち進むのだろうか。

●12月29日

『明治屋3rd』の忘年会。この17年間ですっかり顔ぶれも変わってしまった常連さんたちと終電近くまで盛り上がる。

●12月30日

午前中墓参りを済ませ、ここ2年、コロナ禍で中止となっていた高校時代の仲間との恒例の忘年会が再開し出席する。練馬の『かごの屋』に集合したすっかり老けてしまった連中たちと生存を喜び合う。年寄りばかりだと退けるのも早く1次会で散会。元プロレスラーのキラー・カーンこと小澤正志氏の訃報。彼が営む新宿の居酒屋『カンちゃん』に行った時のことが思い出される。献杯。


●12月31日

正月の食材も仕入れ終わり、昼は高校ラグビー、夜はスーパーフライ級の井岡一翔のタイトルマッチと一日中テレビを呑みながら家呑み。ウクライナ、ガザと戦争は終わらない不穏な1年だったが、来年は少しマシな世の中になることを願いつつ酩酊、寝落ち。