2014年3月31日月曜日

週間呑みアルキスト3.1~3.31



●3月4日
ローリングストーンズ東京公演で東京ドームへ。オープニングから立ちっぱなしの2時間。70歳のミックが舞台狭しと踊り走りシャウトしている姿を観てりゃ、辛いなんて言ってられない!超満員の観衆のひけるのを待つためラクーアの場外にある『HUB 東京ドーム店』でお疲れさんの一杯。ここでもBGMはオールストーンズ、コンサートの熱気のおすそ分け。同行のKN氏とひばりが丘の『BLARNEYSTONE』で興奮冷めやらず深夜まで地元呑み。

●3月5日
日本代表の国立開催の最後のゲーム対ニュージーランド戦をテレビ観戦しながら会社呑み。前半開始からあれよあれよの4点奪取の好発進。一転後半は押し込まれ2失点。バックス陣のもろさがW杯本大会の不安材料であることを強調しただけの試合に。仕事で使うであろう写真撮影でKGカメラマンに現場入りしてもらったが、柿谷、長谷部、内田と欠場者も多く、新ユニフォームでの撮影機会がこの試合だけなので、こちらの方も心配。

●3月7日
週末を利用してマイレージ消化の台湾旅行。JAL成田ー桃園便はマレーシア航空との共同運航便。マレーシア航空といえば失踪事件のNEWSを聞いたばかりで何となく嫌な感じがしたがオールJAL機材なのでホッとする。利用者が羽田―松山にシフトしているのだろう、機体も小さく搭乗ゲートも端っこまで歩かされる。搭乗前『miso kitchen』にて朝ビール。成田には本当に感じのいい大人が時間をつぶせるBarが少ない。
到着後、林森北路で久々に呑もうと思って、腹ごしらえでさっそく『又一村手工水餃』で韮菜水餃と小菜で腹ごしらえ。10年ぶりくらいでスナックの『茶々』を訪ねると古くからのスタッフもまだ居て思わぬ大歓待。

●3月8日
朝は『慶泰大飯店』のバイキング。昼は八大路の光華商場を散策中に見つけた屋台で炒飯で軽く済ませる。前日にデートを約束していた『茶々』のY嬢と落ち合って話題の映画『KANO』を観に行くも超満員で夜中の回までソールドアウト。仕方がないので『ウォルト・ディズニーの約束』(中文タイトル/大夢想家)に変更。『KANO』もこの機会にどうしても見たかったので夜中のレイトショーのチケットを買っておくことに。夕食は『茶々』のママさんの奢りで林森北路の沖縄料理『和幸』。台湾まできて沖縄料理かと思うがまあまあ美味しかったので良しとしよう。食事後は再び映画が始まるまで『茶々』で時間つぶし、結局昨夜からボトルが空いてしまい歓待は嬉しかったが結局散財する結果に。深夜『KANO』を観て真夜中にホテル帰り。

●3月9日
夜が遅かった(朝が早かったため)午前中はホテルで沈没。忠孝東路『渡小月』で魯肉飯と坦仔麺の昼食後、発展する東区散策。日曜日のシネコンを覗くとやはり若者たちがいっぱいで『KANO』はソールドアウト状態、前夜無理して観て正解だった。夜は敦化南路の鶏料理が有名な老舗レストラン『驥園川菜』でKD社の駐在員SZ嬢、OT氏と会食。鶏丸ごと一匹使った名物料理砂鍋土鶏に舌鼓を打つ。四維路近郊のおしゃれなBAR『whinos』『DIARY』と2件ばかりハシゴして深夜ホテルへ帰還。

●3月10日
あっという間の帰国。空港内小吃店『宝島晶華』で出発時間まで小龍湯包つまみながら台湾啤酒。
空港内でもいちおう晶華酒店の系列らしく味は悪くない。フライト中は爆睡。帰国後会社にそのまま出てメール処理したのち『明治屋2nd』で軽く一杯、旅の疲れをいやす。

●3月11日
KGカメラマンとKD社のTN氏と四谷『徒歩徒歩亭』で会食。台湾から帰着した翌日に台湾風料理がウリの店に行くっていうのもどうかと思うが、まあ気を取り直して日本の台湾料理を楽しむことに。KGカメラマンの河口湖別宅の先月の雪害の模様を聞く。『3Circle』にハシゴ。

●3月12日
高校のマスコミ会の幹事打ち合わせで池袋の『ライオン池袋西口店』へ。広告代理店A社を今年定年退職したKS先輩が鹿児島に急遽仕事の手伝いで長期赴任となるので、引き継ぎを兼ねての会食。定年後に地方都市での赴任というのもちょっとうらやましい。来年の自分のことを考えてしまう。

●3月18日
1月に開催した故KJ氏を『偲ぶ会』の幹事たち6名で打ち上げ。なかなか忙しい人たちばかりなのでスケジュールが合わず延び延びになっていた。神保町の個室中華『青漣』で遺影を持ちこんでKJ氏に献杯。

●3月19日
カメラマンKG氏を帯同し神戸に日帰り出張。芦屋在住の90歳の現役サッカー記者KG氏のインタビューである。午後から始まったインタビューもいまなおかくしゃくとされている大先輩の熱弁を聞いているうちにあっというまに新幹線の最終が危ない時間に。ひさびさの神戸で美味いもんでもと思っていたが、大急ぎで新大阪駅までたどりつき八角弁当だけ確保。駅弁とビール、まあこれも出張の醍醐味ではある。

●3月24日
カメラマンKG氏が写真の上がりを持って来社。会社の近くの専大前『雷門き介』で焼き鳥つつきながら一杯。

●3月27日
KD社の大学同窓生の集いAGU会に出席のため、表参道の個室居酒屋『豊和』へ。この回もすでに3回目を数える。今回も新しい参加者があったりしてなかなか楽しい語らいの場となっている。もちろん自分が最長老なので学校の思い出話も若い連中とはかみ合わないこともあるが、なんとなく共通体験の気分は共有できるのが嬉しい。今年はカレッジソングで締め。覚えているものだ。

2014年3月12日水曜日

台湾で観た2本の映画


3月7日からマイレージ消化のためた台湾に行ってきたが今回の目的は主に台湾映画の記録的ヒットを続ける『KANO』を観るため。映画鑑賞日に決めた土曜日は前日からの雨で、多くの人が映画館に詰め掛けていたので、午後から出向いたころには夜の回までソールドアウトだった。他の映画館に出かけても同様で、いきなりその人気ぶりを実感させられた。
とりあえず空席のある深夜のシートを押さえ、空いた時間に『ウォルト・ディズニーの約束』(中文タイトル=大夢想家)を観ることにした。
 

英国の児童文学「メアリー・ポピンズ」の映画化を巡る、ディズニーと原作者パメラ・L・トラヴァースの完成までの対立を描いた作品だが、「メアリ―・ポピンズ」は子供のころの愛読書で、いまだにわが本棚に大切に保管されている。自分自身ディズニー映画の『メリー・ポピンズ』が公開されたときに味わった幻滅を鮮明に覚えているので(このときから自分の中ではタイトル表記同様別物と認識している)、エマ・トンプソン演じるトラヴァース女史の作品へのこだわりはまったく感情移入できるし、ディズニーの俗物的な作品理解に対しては怒りすら覚える。

そもそも『ウォルト・ディズニーの約束』(ジョン・リー・ハンコック監督)自体がディズニー作品だけに、その対立の軸もなんだかうまくはぐらかされ、完成披露試写の際のトラヴァースの認めたのか認めていないのかわからないような結末は致し方なかったのかもしれない。トラヴァースの作品へのこだわりも彼女の出自である少女時代のシーンに帰結しているのも、まあ映画的には効果的ではあったが本質的な違和感はポピンズフリークとしては最後まで拭えなかったし、ディズニーの単なるエンタテインメント=商業主義の中で原作の大事なエッセンスさえも勝手に書き換えてしまうことの愚かさが、やはりこいつら本質的に理解できていないのではないかと思えて仕方がなかった。
 


実際もトラヴァース女史は死ぬまでこの映画を評価しなかったと聞いているし、自分もまた愛読者としてその立場は不変であるのだが…。
ただし、だからといってこの作品がまったくつまらなかったかというとそうでもなく、トム・ハンクス、エマ・トンプソン、ポール・ジアマッティといった名優たちの渋い演技に感心させられたし、少女時代の父親への追憶に関してはほろりとさせられてしまったのも確かである。そういう意味では映画『メリー・ポピンズ』否定論者でさえも十分堪能させられる作品であったとはいえよう、悔しいけど。事実帰国後すぐに何年も手に取ることもなかった本棚の原作本をめくってみたことからも、そのことは判るというものである。

 

続いては深夜にもう一度映画館を再訪して観た『KANO』(馬志翔監督 魏徳聖制作脚本)である。1931年に初めて甲子園の土を踏んだ嘉義農林中学が準優勝するまでの道のりを描いたものだが、こちらのほうは 前評判から期待値が高すぎたこともあったせいかちょっと肩すかしをくらった感じが正直した。
日本統治時代の台湾南部の情緒あふれる時代の再現は確かに興味深くあり、この時代に思いを寄せる台湾の人々の愛憎交えた複雑な気持ちも理解できる。野球という競技を通して植民地下の人種を超えて協力し合う原初的な感動も判る。
ただ、監督初作品という馬監督のキャラクターの活かし方(特に生徒たち)をもう少し深めてもらいたかったし、まあなかなか望めないかもしれないが日本語台詞の精度を高めてほしかった。

台湾では大ヒットの反面、日本の植民地支配を美化するものだという批判も一方ではあるという。省籍矛盾も含め、この時代の評価は日本人の関知するところではないのではあるのだが、歴史の中に埋もれていた史実を掘り起こしたという試みは一応評価されられるべきではないだろうか。若い台湾の青少年たちが熱心に映画に集中していたのは、何よりもこの映画の成功した部分なのかもしれない。
 

2014年3月5日水曜日

ストーンズ!これが見納めか?

ローリングストーンズ来日公演の2日目、東京ドームへ。
Start me up
の大音響とともに登場したミック・ジャガーの格好いいこと!
思わずため息が漏れてしまう。
1曲目からアンコールエンド曲のSatisfactionまで2時間たっぷり立ちっぱなしで煽られまくり
70歳という年齢は全く感じさせない、レジェンドたちの饗宴に大満足。
高いと思っていた入場料だったが、来て良かったと実感。

先のポール・マッカートニーもよかったが
やはりとんがっているストーンズの褪せぬ不良ぶりにしびれたぜ。個人的には6回の来日で4回目だったが、今回演奏自体の衰えはあるものの一番心に残る公演だったかもしれない。

以下セットリスト

START ME UP
YOU GOT ME ROCKIN'
IT'S ONLY ROCK AND ROLL
TUMBLING DICE
ANGIE
DOOM & GLOOM
SILVER TRAIN (BY REQUEST)(w/ Mick Taylor)
HONKY TONK WOMEN
-INTRO-
SLIPPING AWAY (KR)(w/ Mick Taylor)
HAPPY (KR)
MIDNIGHT RAMBLER (w/ Mick Taylor)
MISS YOU
PAINT IT BLACK
GIMME SHELTER
JUMPING JACK FLASH
SYMPATHY FOR THE DEVIL
BROWN SUGAR
-ENCORE-
YOU CAN'T ALWAYS GET WHAT YOU WANT (w/ Choir)
SATISFACTION (w/ Mick Taylor)

2014年3月3日月曜日

週間呑みアルキスト2.1~2.28



●2月4日
ライターSM嬢と打ち合わせ方々神保町の中華『大興』で会食。安い、美味いで相変わらず大賑わい。密造したとしか思えないようなワイルドな果実酒が美味。

●2月5日
ホテルニューオータニの『KATO’S DINING BAR』で、DB誌のNM嬢とランチミーティング。10種近い小鉢の和食定食。大病をし以前は食べられるものも限られていたというNM嬢も最近は何を食べても大丈夫ということで、少しほっとする。仕事の話もそこそこに懐かしい昔話に終始。贅沢な午後のひと時。

●2月8日
朝から東京は大雪。交通機関もマヒ状態の中、わざわざ麻布十番のイタリアン『PACE』で食事会。神保町の『明治屋2nd』の常連さんがこの店のシェフの義理のお母様ということもあって、早くから気合を入れて準備をしてくれていたそうで雪ぐらいはなんのそのと10名ほどがはせ参じた。山形産の食材でつくられた各種料理は絶品。何本もワインが空いて盛り上がったが、やはり東京の雪深い田舎に住んでいる身としては早めにい切り上げて帰宅を急ぐ。結果帰宅後西武線も終電が4時間ほどストップしたというから、誘惑を断ち切って帰ったのは正解。

●2月13日
KD社で夕方から打ち合わせ、終了後TJ局長、NZ編集長、YNデスクと市ヶ谷の洋食屋『葡萄屋』で食事兼飲み会。以前やった仕事の続編のような話だったが、予算は当時のようなわけにはいかないとくぎを刺される。いずこも厳しいのう。

●2月15日
神保町『明治屋2nd』で今年入籍を果たしたばっかりのSG,OG夫妻の結婚パーティーに参加。色々趣向を凝らした飲み会にしようと、オープニングのハプニング演出など開店前からリハーサル。決して思い通りのサプライズにはならなかったが満足してもらったから良しとする。

●2月20日
TK社OK氏が顔を出したのでで向かいのデザイン事務所のTK氏、ST嬢を誘って小川町の四川料理の名店『四川一貫』で食事。ここの店の絶品麻婆豆腐を山椒たっぷりの極辛でいただく。翌日のトイレが心配だったがままよと完食。夜中はソチ五輪のフィギュアフリーをテレビ観戦。浅田真央の涙の完璧演技で感動。呑まずにはいられず夜中に買い出しに。

●2月21日
 
カメラマンKG氏と打ち合わせ方々神保町の蕎麦居酒屋『弁慶』で会食。ここの店は鯨料理も出すので昭和30年代体験者としては懐かしすぎる鯨の竜田揚げで酒が進む。

●2月22日
かつてのEX誌の年1回の定例新年会に出席。新橋烏森神社そばの居酒屋『てまり』で夕方早い時間から呑みだす。この店で飼われている8匹の猫たちと座敷で渾然一体となって飲み食いするのもおつなものである。若い流しの兄ちゃんがやってきて1曲やってもらったがレベル低し。これでプロならおれでもできる。時代は変わった。口直しに駅前の『カラオケの鉄人』で1時間1本勝負の2次会。

●2月28日
BB社のSZ氏と打ち合わせ。SZ氏とは帰りの方向が同じなので池袋で落ち合い駅前の『服部珈琲店』で仕事の話をした後に、軽くということでアイリッシュパブの『HUB池袋東口店』に入る。月末の金曜日で超満員だったが、昔話に花が咲きちょっとのつもりが終電近くに。