ある種、少年期から青年期にかけてのヒーローだった、モハメド・アリが亡くなった。
1967年のア―ニ―・テレルとの統一戦を初めてリアルタイムで観た中学時代は夢中で『ゴング』や『プロボク』を読み漁った。ベトナムへの徴兵拒否(これも反体制のシンボリックな行為でなんともカッコ良かった)のブランクの後、ジョー・フレイジャー、ケン・ノートンに負けてもう駄目なのかと思った後の、ジョージ・フォアマンとのキンシャサの奇跡は鮮烈だった。その後の、フレイジャーとの3度にわたることになった死闘やチャック・ウェッブナ―、レオン・スピンクスとの戦い…本当にどの戦いもいまだに心に残っている。
1988年に、モデルエージェンシー「エリート」の世界大会のゲストで来日し、非公式に 私が勤めていた会社の出版パーティー(東プリだった)に顔を出してくれた時は、本物を目の当たりにして感動したなあ。
時代がどんどんつまらなくなっていく気がする。
R.I.P