2014年9月10日水曜日

平和の申し子だった聖火ランナーの死


昭和20年8月6日、広島生まれ。
平和の申し子として、1964年10月10日、秋晴れの国立競技場の聖火台への長い階段を一気に駆け上った青年。

東京五輪聖火最終ランナーだった坂井義則氏が亡くなられた。享年69歳。

ある年代以上の人ならば、だれしもが知る名前だが、以前氏の勤務先だったテレビ局の企画会議で、定年退職された本人に五輪放送に関してのインタビューを提案したら、若い局員が誰もその名を知らなかったのに愕然とし、時の流れの速さを痛感したものだ。

2020年には観客席で成果を仰ぎたいという氏の望みもかなうことはなかった。

まったく趣を異にする新スタジアムを知らないままに、あの栄光の記憶が最後のイメージであったであろうことは、幸せなのかもしれない。

謹んでご冥福をお祈りしたい。



2014年9月5日金曜日

週間呑みアルキスト8.1~8.31



●8月1日
松竹試写室で『ザ・テノール 真実の物語』の試写を観た後、銀座を歩いていたら偶然に先月何年かぶりに旧交を温めたSD社のON氏にバッタリ遭遇。東銀座の『TENGU酒場』で軽く一杯ということに相成る。別れた後、なんとなく呑み足りない感じで『BAR FAL』にて一人呑み。

●8月4日
新たに仕事の取引を始めるAY社のKR氏が契約の話で若手社員2人連れて来社。打ち合わせ終了後、事務所の近くの『エスぺリア』で会食。ハッピーアワーだったこともあっていかにも酒豪を想わせる風体のKR氏につられてオリオンの生ビールをがぶ飲みしてしまう。

●8月5日
KD社TJ氏、TV誌NZ編集長、YZデスクが、同社の仕事で編集に関わったW杯別冊の慰労会をやっていただけるということで、ライターのFJ氏ともども四谷の『PBE Dining』に招待される。売り上げも好調らしいが、もう4年後はこちらも体力的にも無理な感じがする。会が終了後、再び会社に戻って仕事を続けるという彼らを見送りながら、かつての自分も同様だったことを思い返し自分の年齢を痛感。

●8月11日
台湾時代の同僚だったTD嬢と、当時の印刷担当だったT印刷のMT氏で同窓会兼暑気払い。夏休みで閑散とする馬喰横山のオフィス街という結構レアな場所にある『楓林』という中華料理屋が会場。中国語には定評のあるTD嬢が結構通っている店ということで、メニューに載っていない料理も次々供される。締めの炒飯は店の自慢メニューということだったが確かに美味かった。

●8月12日
知人を通じて回ってきた東京ドームの『巨人×阪神』首位攻防戦を観戦。同行のジャズミュージシャンKG青年は大の巨人ファンで、しかも一塁側というアウェイ環境で小さくなっていたが、阪神快勝でメシうま~!肩を落とすKG君と『明治屋2nd』にて延長戦へ。

●8月14日
ロビン・ウィリアムス、ローレン・バコールと相次ぐ名優の訃報。バコールはともかく、ウィリアムスは現役バリバリなだけにちょっとショック。あすから夏休みという『明治屋2nd』に立ち寄った後、新宿二丁目『t's bar』にハシゴ。

●8月19日
夕方にBB社のSZ氏が電子出版の契約打ち合わせで来社。SZ氏は西武線で帰る方向が同じなので『明治屋2nd』『t's bar』と定番の立ち寄りコースをつきあわせる。SZ氏車内でうとうと舟をこぎ出していたので無事の帰還を祈りつつ先に下車。

●8月21日
約30年前初めて編集長を務めたTC誌の表紙撮影をお願いしていたカメラマンのSZ氏が、闘病の末なくなったとの報。2年ほど前に旅行会社のPRパンフのビジュアル撮影でご一緒したが、その際は痩せてはいたがまだまだ元気に軽口を飛ばしながら仕事をともにしたのが思い出される。昔の仲間の訃報は寂しさもひとしおである。昨年まではしょっちゅう同じカウンターに並んでいたKJ氏の不在を感じつつ『明治屋2nd』で両名の在りし日の思い出を反芻しながら献杯させていただく。

●8月25日
白金台のお寺でカメラマンSZ氏の通夜に参列。SZ氏の人柄もあって大勢の参列者の焼香の列が続いた。。KD社の先輩TN氏に会ったので帰り路の神保町で下車し居酒屋『ふくの鳥』でともにSZ氏の冥福を祈って献杯。

●8月28日
アギ―レ新体制初の国際試合に臨む新生日本代表のメンバーが発表される。遠藤、今野といったベテラン勢はやはり外れ、Jリーグで活躍する6人の若手が初選出。FC東京でプレーする慶応の学生Jリーガー・武藤嘉紀や鹿島の柴崎岳らには期待大だ。9月5日のウルグアイ戦、9日のベネズエラ戦が俄然楽しみになってきた。